作品作りには”たたき台”と言うのか何かの思いがベースになって作られていく。
今回内村セツ子さんの作品の中で5点”手”を”たたき台”にした作品がが出品された。
手と言えばすぐ高村光太郎の力強い作品を思いだすがこの作品はなんとなく妖艶ムードだ。
題は”白い手”
ちょっとしたきっかけで作品は作られていく
この手は仏像の手のようだ。
バックに使われているのは戦前の写真でご両親が写っていて桜の花びらをイメージしたものがコラージユされている。
題は”今年も生きて桜を見ています”
これを見た人が後ろの写真がなければいいのにと言った。
作家は後ろの写真を作品にしたくて作ったと思うのに。。
その人が言うには何かクレームをつけるのは気になる作品だからだと言っていた。
何の興味もなければ何も言わないだろうといっていたからこの作品を好きなのかもしれない。
いろんな意見を聞けるのも作品展を開けたからこそだ。
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