小早とは村上水軍が活躍した時代の小型の軍船の事だ。
モーターボートの廃船だが舟隠しに置かれているので小早に見立てた。
状況からしてさんざん戦った末敗れボロボロになって座礁したと想定。
素材は近くに流れ着いた漂流物と廃船。
周りが絶壁なので木がそのまま流木になり長いものが数本あった。
ちょうど廃船の上に絶壁に生える木の枝があったり岩を利用して流木を立て岩のくぼみに流れ着いていた赤い布バックを裂いてひっかけた。
同じくくぼみに流れ着いていたナイロン袋を切り岩をくるんで村上水軍が使用した焙烙玉に見立て船内や周りに置いた。
タイヤも武器に見立てている。
海賊たちは独特の武器を考案して戦いに臨んでいた。
村上水軍の時代はスクリユーはなかったと思うがスクリユーにも異物がからんで座礁した事にする。
なぜか近くに大きなボルトの錆びたのがたくさん散乱していたので凄みを出すため使った。
舟をじっくり見たことはなかったが面白い作りになっている。
時間があれば小さな箇所で小さな作品を作りたかった。