無人島の漂流生活ではもちろん釣り針もあるもので調達する。
釣れても初めは火もなく刺身には程遠い生食だ。
土佐の長平達4人が漂流して2年のうちに3人は亡くなり2年ほどは全くの一人で暮らしていたが大阪よりの漂流者が火を持って漂流してくる。
火のない生活を想像してみるがもどかしいものだろう。
釣り針があれば魚も獲れ磯があれば貝類や海藻が手に入る。
居住空間は洞窟。
身を守ることと食べる事で一日は忙しく過ぎて行ったことだろう。
ベースは藍の葉を煮てミョウバン媒染で明るめの茶色に染まった綿布。
縦横12センチ。11せんち。
磯をイメージして作っているがちょっとした岩のくぼみには思わぬ貝などがとれたかもしれない。
縦横縦横11センチ。
縦横11センチ。
かなり前奄美や沖縄で一輪車に魚を乗せて来る魚屋さんの魚は赤やグリーンの華やかな色合いの熱帯魚のようだと思った記憶がある。
紐は魚をイメージしている。
朝起きると大雨が降った気配、暑さもひるんだようで過ごしやすい一日だった。