暮れに市民会館川之江会館の近くを通った時周りに植えられている桜の大木がすべて切られているのを見ていやな気分になった。
行ってみるともう根が掘り起こされているのもありあたりにはいい香りが漂っているが無残な姿だ。
川之江会館で何らかの工事が始まっているためのようだがどうして桜の大木を切り倒し撤去する必要があるのだろうか。
今まで気が付かなかったが何点かの碑が目についた。
川之江会館が立つ前は川之江中学校があった場所だったのをおもいだした。
毎年華やかに咲き誇っていた桜が切り倒され根まで掘り起こされこんな無残な姿にされる必要があるのかとたたずんでいたがどうしょうもない。
私にできることは掘り起こされた根っこの木っ端でこの桜たちのことを忘れないために作品なら作れる。
小さな木っ端を2個持ち帰った。
そのあと帰省中の友達がやってきてどうして毎年華やかに咲いていた桜が切られたんだろうと嘆く。
同じ気持ちで切られた桜を見ていたようだ。
持ち帰った2個の木っ端を見せるために持ってくるといい香りが漂うのがいっそう哀しさを誘う。
今きれいに洗って部屋に飾っている。