図書館で本を選んでいると本から呼びかけられていると感じるときがある。
そんな時は借りてくる。
”世界はさわらないとわからない"広瀬浩二郎著。
さわる美術展が開かれ始めたのは知っていたし興味もあった。
その仕掛人と言われる人の著書だった。
全盲の著者の世界観は驚くことが多い。
コロナ禍で非接触の今接触の大事さも書いている。
同じ日にもらったチラシの映画の主人公は途中見えなくなった人らしい。
我が家に音で現れる座敷童のワラシクンは見えない存在だ。
全盲の人たちの世界は音だけだ。
ギリギリカーンと大きな音だけの我が家の座敷童のワラシクン。
見えないがかくじつに存在は感じている。
見えない人たちの世界と同じなのかと思ったりした。