小村澄子さんコーナー。
今回は古い着物地に魅せられての創作だそうな。
いつものように丁寧で繊細、それで力強い作品たちだ。
すべての作品に皮が組み込まれている。
皮と柔らかい絹の着物地の組み合わせ。
薄い着物地の縁の糸始末もユニーク。
小さなビーズを熟慮した位置に組み込んでいる。
絹地に縫い込むのが難しい金糸が縫い込まれている。
根気のいる作業だ。
創作中の澄子さんからのメールが創作時の気持ちを的確に表現していたので飾らせていただいた。
創作は
本当に自分だけがたよりの
生みのくるしみなんですよね
だれのまねでなく
終わりもみえないけれど
苦しいのだけれど
なんだか真にいきているきがする
のです
クラフト展(イエツアオグループによる)参加者は創作を生きる大事な糧とする仲間たちの展覧会だ。
”向き合えばなにかがみえてくる”との自分を鼓舞するようなメールもあり。
向き合うことの少ない流されていくような日常なのに。
つくづくいい仲間がいて心強く感じる。
19回クラフト展(イエツアオグループによる)
日時 2023年3月19日(日)~4月2日(日)10:00~18:00
場所 ギャラリー作唯
住所 四国中央市金生町下分742-1
参加者 櫻沢孝枝 川窪万年筆 小村澄子 長野和子 吉山京子
尾藤千代 イエツアオ