時々訪れる河野美術館では表装された作品が多い。
前回は表装がテーマの展覧会でいろんな表装を見ることができた。
去年手持ちの軸の表装を新しくしたこともあり表装について知りたいと思っていたら読むことになった本とローゼルの実。
本の表紙は書き表装の一部。
表装は絵画の額に相当するが微妙に違う。
図録では表装までは掲載されないが書き表装だとすべて掲載される。
中の作品と外の表装が一枚の絵になっているからだ。
”ものがたり”と題が付いているのを気にとめてなかったが作品をどんな表装にするかの”ものがたり”が面白かった。
金持ちの好事家が競争で貴重な布を使い作品の表装をしたようだ。
高価ではないが私も気に入った花材を生けるために工夫した花器を創作する。
展覧会では表装も含めた作品を今まで以上に楽しめそうだ。