
昔の老人は腰が曲がっているのが普通でした。今は珍しいですが、やはり食が貧弱な
所では今も見られます。勿論栄養は総合的にバランスの取れているのが
良いですが、日本人は特にCaの摂取が不十分だと指摘されます。
欧米人は毎日の様に、水代わりに牛乳を飲みますから、骨はしっかりしています。
その上骨の発育が良いので、手足が長くなります。特に北欧系は高さが目立ちます。

これには理由が有ります。勿論寒いので肉などの栄養をたっぷり摂ると言う事もありますが、
北国は日光が少ないので、クル病になりやすくなります。実は紫外線が唯一
良い働きをするのは、ビタミンD合成に関与していることです。

つまり皮膚の中に入った紫外線の働きで、ビタミンDの合成が促進されるのです。
そのビタミンも肝臓と腎臓の関与で、活性化ビタミンDになりますが、
その活性化VDはCaの吸収を助け骨の発育や強度に関与します。

北欧では昔多かったクル病を防ぐために、法律で牛乳にVDの強化を義務づけています。
その為に、牛乳を取るだけで、CaとVDが十分補給され、身長が高くなると言う事です。

牛乳を飲まない黒人は、北欧の生活で、クル病や骨軟化症に成りやすいと言われます。
そのCaは今色々な製品が有りますが、問題は吸収され易いかどうかです。

Caをナノレベルまで細かくしたものを強化した粉ミルクを飲んでみたところ、腰痛が結構
良くなりました。やはり吸収の程度が問題の様です。飲んでも効果がないなら
製品を変えるのも一つの手です。又は摂取量を2~3倍に増やして効果を
見るのも一つの方法でしょう。

全ては腰痛と相談してから量や種類を変えましょう。自分で試すのが大切です。

