歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

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貴方はいくつの真実を見つけられるか!

形を変えた排外主義・ソフトな排外主義。実質は捨てられた香港市民と崩壊する香港。

2019年11月22日 22時09分23秒 | シーレーン防衛

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)11月22日(金曜日)弐
        通巻第6281号 
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 英国総選挙目前に、香港居住者のBNO保持者に十全のシチズンシップを
  返還前に出生の香港人340万には英国旅券が付与されていたが。。。
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 12月12日は英国の総選挙。
 ジョンソン率いる保守党が労働党を大きくリードしていると言われるが、BREXITいがいの争点に「香港人のBNOパスポート保持者に英国の市民権をあたえよう」という動きに急速に浮上し、選挙争点の一つとなった。

 六月以来の香港の民主化運動で、香港の若者は米国の「香港民主人権法」の制定を呼びかけたが、英国政界には何も期待していないかのようだった。
 政界はBREXIT一色で総選挙を展開するのかと思いきや、保守党の有力議員が突如、「BNOは間違い、法改正し、抑圧されている香港の人々の救済の手を」と呼びかけをはじめ、有力議員が署名した。

 第三党の「自民党」も積極賛成であり、選挙の争点が香港の動きを一方に見据えて、多様化していることが分かる。
 また米国議会が「香港民主人権法」を成立したインパクトが大きい。

 1997年香港返還前に出生した人を対象に、英国はBNO(BRITISH NATIONAL OVERSEA)という旅券を与えている。

このBNOは、英国での居住、就労は認められておらず、単なるトレベルドキュメント、すなわちB級旅券だ。
 正式の市民としては扱われず、便宜的な旅行の利便性を付与しただけでは、340万香港市民が二級の二重国籍という複雑な仕組みを作っていただけなのである。
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コメント
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