((読書特集))
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川口マーン惠美『移民難民』(グッドブック)
老村・著。夛田狷介・訳『騒土』(中国書店)
宇山卓栄『韓国暴政史』(扶桑社新書)
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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「かれら」のDNAとは「自国民虐殺」「政敵暗殺」
「市街戦」「従北勢力」(文政権)の巨大な陰謀に
韓国は自滅して果てるのか
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宇山卓栄『韓国暴政史 文在寅現象を生み出す社会と民族』(扶桑社新書)
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福沢諭吉は後世に残る『脱亜論』を世に問うたが、主宰した『時事新報』(1985年2月26日)の社説でこう書いている。
「この国(朝鮮)を目して野蛮と評するよりも、寧ろ妖魔悪鬼の地獄国と云わん」。
その「妖魔悪鬼の地獄国」で「反日」の暴走がとまらない。その結果、日本では韓国批判が嘗てない高まりを見せる一方で、多くの批評家、歴史家、学者、ジャーナリストらの韓国・朝鮮史研究の深化によって、従来の歴史観がひっくり返った。
これまでの左翼学者や朝日新聞が書いてきた現代朝鮮史は嘘だらけだったことが同時に明らかにされた。歴史学者の朝鮮史も出鱈目だった。
第一は稲作をもたらした弥生人が朝鮮半島から来た渡来人であるといういかがわしい説に対して多角的な歴史検証がなされ、虚説であることが立証された。
評者(宮?)も、拙著『神武天皇以前』で触れたが、稲作はむしろ日本から半島に伝えられた。ついでに言えば縄文後期から稲作は日本で定着していた。その遺構が発掘され、誰も反論が出来ない。
第二に民族のDNAが医学の進歩によって明らかにされ、日本民族と朝鮮の人々との遺伝子に共通性が低いことが判明した。考古学者らは、DNAやミトコンドリアなどで、日本人と朝鮮人、中国人、モンゴル人がまったく人種的に異なることがわかっても、知らん顔をしているのは、自分たちの視野狭窄による「学説」が崩壊するからである。これは言語学系列の研究でも明らかになっていることだ。
第三は、中国の正史が侮蔑した『倭』とは、じつは日本人が統治した半島の南を含めていた事実が再認識されたことである。かくて戦後の歴史教育がネグレクトしてきた史実が浮かんだ。『魏志倭人伝』における「倭」の意味は北九州の豪族による地域政権だけではなく、朝鮮半島南部を包括しての総称だった。
本書が改めて指摘する下記のポイントがとくに重要だろう。
北朝鮮と韓国を「一つの民族」と喩え、統一朝鮮と叫ぶのは間違いであり、漢江を挟んで北は遊牧の満州族が主体、南は農耕民族の韓人だが、その「韓人」とて、ひとくくりには出来ず百済、新羅、任那のように「三韓の地にいた人々」だとする。
本書は言う。
「世宗は『貢女』と呼ばれる性奴隷を中国に積極的に差しだして」ご機嫌を取ってきた。自国の「民を売り飛ばすようなことは朝鮮では日常的に行われていた」。だから、日本も同じだろうという劣等根性から世界各地に「慰安婦像」を建てることになる。考え方によっては、あれは自らを反省する材料ではないのか?
自らの劣等感を、日本を侮ることによって精神の安定を得ているのだ。
「日本書紀の雄略紀や欽明紀では、日本(大和王権)が任那をはじめ伽耶を統治していたことが記されています。(中略)『広開土王碑』には、倭が新羅や百済を臣従させたと記されています。新羅と百済は王子を日本に人質に差しだしています」。
それゆえ前方後円墳が半島南西部にまで分布しているのは、日本の統治下だったからだ。
そのうえ白村江の戦いに関する戦後の歴史認識も、改められる。つまり任那日本府があったように、朝鮮の南は日本の統治下にあって、唐が新羅を攻め立て、ついで百済を侵略した。
唐の大軍に対して日本にいた王子が大和朝廷に救援を求め、斉明天皇自らが大軍を率いて瀬戸内海からの出軍、途次の福岡で急逝する。防衛路線を継いで日本は出兵したが、白村江の戦いで敗れた。
この歴史の真実は「百済の滅亡が日本にとって、『遠い外国の話』ではなかったからです。事実上の自国の領土を侵犯されたという当事者意識とその国辱に対する憤激が日本を突き動かした」と見るべきだと著者は強調するのである。
そして新羅が裏切り、唐の属国となって以来、彼らには奴隷根性が染みついた。それが韓人のDNAである、と著者は言う。
以下、本書には書かれていないが、嘗て司馬遼太郎が書いた「日本人の祖先の国」が韓国だとする虚言。面妖な司馬遼太郎史観の虚構がつぎつぎと暴かれている。
また大手メディアはいまもって「渡来人が日本にきて」、弥生式文化をもたらし、「縄文の子孫と混血して日本民族が生まれた」トカの陳腐な俗説がある。これらがすべて嘘であることが近年の科学、医学、遺伝子探求などで鮮明になった。
これによって溝口優司や八幡和郎らが言ってきた虚説もまた嘘の列にあることが晒された。
くわえて近年の邪馬台国を巡る珍説、奇説、愚説の洪水のなかでも「邪馬台国が東征し大和朝廷がはじまった」という井上光貞や井沢元彦、武光誠、古田武彦、上田正昭らの説も正しくないことが傍証される結果となった。
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