ドイツの首都ベルリンに韓国系の市民団体が設置した慰安婦を象徴する少女像について、地元議会は1日、像の設置を継続する議決を可決しました。
韓国の聯合ニュースによりますと、1日、ベルリンのミッテ区議会で慰安婦を象徴する少女像の設置を継続する議決が、賛成24票、反対5票で可決されました。議決では、像について「戦時中の性暴力について議論のきっかけになる」とした上で、「恒常的な設置に向けた解決策を模索すべき」との内容を盛り込んでいます。
像をめぐっては一時、区側が設置許可を取り消したものの、市民団体が反発して地元の裁判所に訴えを起こし、区が当面の設置を容認していました。
今回の議決を受けて区は、像の設置継続を許可するとみられ、韓国メディアは「像はベルリンに永遠に留まる見通しだ」と伝えています。