歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

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貴方はいくつの真実を見つけられるか!

いまのUSAが正に攘夷(排外主義=アメリカファースト)の最中です。

2024年08月23日 13時08分43秒 | USA/大西洋資本主義の大崩壊

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上島嘉郎氏が推薦する

皇學館大学教授 松浦光修先生の
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※これは過去のブログ記事を転用しています。



「尊皇攘夷」が「世界史の奇跡」を生んだ(1)  
 
(インタビュー・『明日への選択』平成20年12月号)

「攘夷」は「偏狭なナショナリズム」か?

 今年(平成二十年)は、安政の大獄から百五十年、明治維新から百四十年という年にあたりますが、今の日本では、明治維新を導いた「尊王攘夷」という思想が、非常に歪めて、とらえられているように思われてなりません。
「尊王」は、倒幕を目論む薩摩や長州の、単なる方便のように捉えられているのが現状です。  
例えば現在、NHKの大河ドラマで、幕末維新史を背景とする「篤姫」が放映されていますが、ご多分に漏れず、例えば、孝明天皇は、外国を毛嫌いするだけのヒステリックな攘夷論者として描かれています。  
こうした歪んだ認識では、明治維新の意義も正しく理解できない、と思うのです。
そこで、尊王攘夷とは何だったのか、ということを中心に、改めて幕末維新史の意味を振り返っていただければと思うのです。

松浦  司馬遼太郎氏は、吉田松陰と高杉晋作を主人公にした『世に棲む日々』という小説の中で、「偏狭苛烈な攘夷というナショナリズム」と書いていますが、幕末の攘夷運動について、そうした歪んだイメージを、戦後、の日本人はずっと持ち続けてきたわけです。
さらに戦後の学会では、“尊王攘夷運動は思想運動ではなく単なる政治スローガンに過ぎない”という言い方で、尊王思想がスポイルされてきた。 それで戦後は、「攘夷」というと、“外国人や外国のものを目の敵にする、単なる政治スローガン”というイメージが、定着してしまっています。  
しかし、尊王攘夷運動によって成就した明治維新は、世界史の中でも非常にユニークで、希にみる成功をなしとげた巨大な変革であったことは、疑いのない事実です。 ごく簡単にいえば、明治維新によって、日本は封建時代から近代国民国家への転換を、最小限の流血で実現した、ということです。  
三谷博という学者は『明治維新とナショナリズム』という本の中で、フランスやロシアなどの革命と比べると犠牲者が、二桁も三桁も違う、ということを指摘しています。
明治維新の特質は、最小限の流血で最大の効果を上げた、というところにあるのです。  
「最大の効果」というのは、例えば、今までの身分制度なくして「四民平等」を徹底したことです。
イギリスでは第二次大戦に至るまで、ケンブリッジやオックスフォード大学は、貴族の子弟以外はほとんど入学できませんでした。
それに比べて、明治維新によって作られた近代日本は、階層間の移動の自由を保障しており、その点では、西洋を遥かに上回っています。  
ところが、それほどの大変革がなされたにも関わらず、今に教科書では、明治維新のプラス面は、あまり書かれていません。
だから、最近のテレビドラマや小説では、なんとなく新撰組や会津藩や勝海舟などに、人気が集まっている。  
私のゼミでも、毎年誰かが必ず卒論のテーマに、幕府側の研究対象を選んでいます。
どうも頭の中に“薩長は悪い連中だ”という、「戦後のメディアと教育の刷り込み」があるわけです。  
確かに明治維新も“完璧”なものとはいえず、後年いろいろ問題は出てきます。
しかし、少なくても明治維新という変革の、世界史的な高い位置づけそのものは、今後も、もう変わることはないでしょう。  
そして、明治維新がそのような、世界史的に見て高いな意義を有するものだとすれば、当然、それを成り立たせた「尊王攘夷」が、「単なる政治的スローガンだった」とか、「時代遅れの頑迷固陋な考えだった」などと言い切ることは、出来ないと思うのです。
                        (つづく)


皇學館大学教授 松浦光修



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///事務局よりお知らせ///

8月24日(土) 東京で開催!
まだお席に空きがあります!



『日本征服を狙ったアメリカの
「オレンジ計画」と大正天皇
復刊記念講演会』

講師:鈴木荘一 近代史研究家

■日時
2024年8月24日(土)
14:00〜16:00
■場所
〒162-0844
東京都新宿区市谷八幡町8番地
 TKP市ヶ谷ビル9階

>詳細を知る

講演会について、鈴木先生から
メッセージをいただきました。

暴かれた対日戦争計画「War Plan Orange」
とは何なのか...?

今すぐこちらの動画をご覧ください↓


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松浦光修(まつうら・みつのぶ)/ 歴史学者

昭和34年、熊本市生まれ。
皇學館大学文学部を卒業後、
同大学大学院博士課程に学ぶ。
現在、皇學館大学文学部教授。博士(神道学)。

専門の日本思想史の研究のかたわら、
歴史、文学、宗教、教育、社会に関する評論、
また随筆など幅広く執筆。全国各地で、
講演活動をつづけている。

<著書>

『大国隆正の研究』(神道文化会・平成13年)
『大国隆正全集(編者)』第八巻・補遺(国書刊行会・平成13年)
『竹内式部』(皇學館大学出版部・平成7年)
『やまと心のシンフォニー』(国書刊行会)
『いいかげんにしろ日教組』(PHP研究所・平成15年)
『夜の神々』(慧文社・平成17年)
『永遠なる日本のためにー女系天皇は天皇といえるのか』(四柱神社・平成18年)
『【新訳】南洲翁遺訓 西郷隆盛が遺した「敬天愛人」の教え』(PHP研究所・平成20年)
『日本の心に目覚める五つの話』(明成社・平成22年)
『【新訳】留魂録 吉田松陰の「死生観」』(PHP研究所・平成23年)
『楠公精神の歴史』(湊川神社・平成25年)
『日本は天皇の祈りに守られている』(致知出版・平成25年)
『【新釈】講孟余話 吉田松陰、かく語りき』(PHP研究所・平成27年)
『龍馬の「八策」 維新の核心を解き明かす』(PHP研究所・平成29年)

<ブログ>

松浦光修先生のブログはこちら




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