「秋季訓練競技会」がいよいよ2日後に迫ってきました。
今日は、いつもの広場で競技会のように線を引いて、練習してみました。
私は、普段の練習では線の上を歩く練習はしません。
以前の記事にも書きましたが、脚側行進は脚側停座をつなげたものだと思っているので、
線をかなくても、ハンドラーが曲がれば犬も一緒に曲がるのは教えられると思っています。
では、なぜ、この期に及んで線など?引いちゃってどうしたの?って感じですが、
私の練習のためです。
競技会の時に線が引かれていることで、コーナーやUターンの歩幅が合いません。
先日の競技会では、微妙に歩幅を調節すると、スピードが落ちるので、
「蒼太が曲がるなっ」て予測して、曲がろう曲がろうとしてしまったのです。
線の上を歩くことに私がなれないといけないなぁと思ったのです。
線の上を歩く練習をしてみると、今までは自分のタイミングで曲がっていたのだと言うことが、
よーく分かりました。
私は脚側行進の時に割に速足で歩きます。速歩も速い。
だけど、もう少し蒼太に合わせて歩く必要があるみたい。
蒼太が頭をあげてついて歩くことを意識させてきたのに、
私は蒼太が意識して歩こうとしている気持ちを受け取ることなく歩いてた。
訓練すると言うことは、昨日できなかったことが今日はできるようになる、そういうことだ。
だけど、できるようになるとそれが当たり前の事になってくる。
当たり前の事にするのが訓練なんだけど、気持ちを置いてきぼりにすることとは違う。
蒼太の気持ちを受けとめながら、ペースダウンして歩いてみたら、
また今までとは違った脚側行進ができました。
線の上を歩いていても、コーナーで歩幅を合わせるようなこともしないで、
普通に曲がれました。
訓練をしていると、フッと何か抜けるように風が吹く瞬間があります。
それは狙って練習をして得るときもあれば、今日のように、線の上を歩いてみる、
ただそれだけの練習だったはずなのに、蒼太の気持ちを教えられ、受け入れ、
新しいものを手に入れるときもある。
日曜日は雨が降りそうなので、今日は雨用の帽子を買いました~♪
ピンクのレインコートに合わせて、カラフルな帽子にしましたよ。
勝負帽子??なんだか、イケてないけどね。