中等科のジャッジの講評はなんだったんだろ~?と思いながらも
急いで車に戻り、気持ちを落ち着けて、蒼太と行進中の作業の復習をしました。
だんだんと嬉しさがこみあげてきて、蒼太をギューッと抱きしめながら笑ってる私。
そうなのだ、ここに残らなければ、1年間、思考錯誤して練習しては迷い、 また練習して、
やってきたことがすべてゼロになってしまうところだったのです。
この日のために照準をあわせて、この日にベストな状態を作るためにやってきたことだった。
この場に立てる事の意味は、私と蒼太が知っている。。。
だから、いつも通りやればいい。
緊張と言うよりは、この場にいられることを楽しんでいる自分がいました。
もうあとは、やるだけ、良く見せようとか、なんとかしようなんて思ってもできないことは
私が一番良く知っているのだ。
私が作り上げた訓練を蒼太が表現してくれる、「どうぞ、それを見て!!」という気持ちでした。
蒼太は、たぶんすごく緊張してた。そんな蒼太をみるのも初めてだった。
いつも私が一緒にいるから大丈夫だよと言う気持ちで気弱な蒼太を支えてきた。
今日は、「いいんだよ、いつも通りの蒼太を表現して!」私を前面に出すのではなくて、
蒼太を信じたかたちだったから、きっと彼なりに重責を感じたんだろうな。
だけど、蒼太の精神的な成長につながったと私は思っているのです。
私も蒼太を信じ、任せるってことはかなり勇気がいることなので、やはり大きな1歩を
前に踏み出せたと思っています。
緊張のせいで、停座のお尻の落ちが遅かったり、フセも中等科の時よりも遅かったり、
問題もいっぱいありましたが、その分課題も浮かんできました。
これからの練習では蒼太にまかせながらも、適材適所手綱を引く
努力をしてみようと思いました。
いつも世話を焼き過ぎて、ちょっと過保護に育て過ぎてることに少し前に気づいていたので。
今回、中等科のジャッジの方に言われた、トップクラスの犬には及ばない部分というものが
決定戦を終えてみてハッキリと見えました。
結果はA~G組の7頭で戦って、理事長賞ならず。。。
欲しいものはなかなか手に入らないもの。
でも、いつかあのカップで、ビールが飲みた~い!!
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