昨日、自宅でしているフェルト教室の生徒さんから、来年度地区センターでフェルトの講習を
できないか?という相談をいただきました。
フェルトは、簡単なものなら2時間程度でできます。
でもそれは私でなくても教えられる方がいます。
私がお教室をするときには、いつも心の中に1・2回で「こんなもんなのね」
っていう内容じゃダメだと思ってやっております。
それはわかりやすいんじゃなくて、「内容が薄い!」「取るに足らない」「習うほどのことでもない」
と言うことだと思うからです。
次につながる、「これってどうしたらできるんだろう?」そんな期待が持てるお教室にしたい。
犬のトレーニングとなれば、なおさらです。
犬は常に心も身体も変化しています。係わり方は人それぞれだけど、一生のお付き合い。
11歳になる欧介は今でも、訓練のO先生やアジリティーのS先生に
見守っていただいています。
彼らは常に欧介の体調を見て、私にどの程度の運動をさせた方が健康を維持できるのか、
今の欧介との暮らしの中で、どのように係わっていけば充実した日々が送れるのか、
常に的確なアドバイスを送っていただいています。
トレーニングと一言で言ってしまうと「おすわり」や「まて」の練習のように思われますが、
先生方は、こちらが求める限り、生涯その犬に係わり続けてくれるエキスパートでもあります。
そんな欧介兄さん、先日のクリッカートレーニングをやってみました。
小さなバケツを置いて、やってみると、置いた瞬間にバケツに興味を示して、
鼻で匂いを嗅いで、ここで正解のご褒美~。
幸先いいぞ~っと思ったら、以後バケツに興味なし。。。
どんなに待っても座って待ってますぅ~のフリーズ状態が続き、どうしようかと思っていたら、
いい加減焦れた欧介が、フセたりゴローンしたり、持ってる技を駆使してきました。
???
これって正解にするの??どうすんの??
バケツは??
そうそう、私がアプローチして欲しいのはバケツなんだから、ん~っと、正解じゃないってことで。
でも、誘導しちゃいけないんだよね~~
その間も技を駆使する欧介。。。最後には訳わかんね~って感じで吠えてました。
とりあえず、バケツに興味を持たせるくらいイイよね。
と、ズルをして、バケツの中にご褒美を入れて食べる、入れて食べるを繰り返すと、
ようやくバケツに興味を持ち始めました。
ここで顔を突っ込んだら正解だったのが、それだけじゃご褒美はでなくなりましたっと!
順調順調~♪
お次は、何する~?欧介~♪
ひっくり返りました~、ご褒美♪ 順調順調~
咥えました~ご褒美♪ 順調順調~
ここで、欧介兄さんの引き出しが空になってしまった模様。。。
同じことを延々と繰り返し、ちょっと無理って思ったみたいで、バケツをぶん投げると
他の物にちょっかいを出し始めました。そしてバケツは。。。見向きもされなくなりましたぁ。
撃沈。。。はぁ。。。
だけど分かったことがありましたよ。
欧介兄さん意外と頭がかたい。
これは昔っからなんですが、物に対する執着があまりないので、
それをどうこうしようと言う気がしないようです。
その代わりと言うか、訓練をしてきたせいなのか、自分の身体を使って、なんとかしようと
考える力はあるようです。
あと、私が、どうしてもヒントを与えたくなってしまう。。。それも頻繁に。
ちょっとできないと、助けたくなっちゃう。。。
この自分の気持ちと行動にビックリでした。私、自立しないとダメですね~
それでも、なんだか楽しかった~。
久しぶりに欧介の意外な1面を見れてワクワクしました~。
もう少し工夫して欧介に合ったゲームを考えてみよう!
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