「線の上を歩いて」みて、もう一つ分かったことがあります。
私は、訓練競技会は犬との演技を披露する場だと思っていました。
だけど、先日の決定戦に残った犬とハンドラーを見て、自分とは何かが違うと感じました。
華やかさやキレといった魅せるという要素は強調されていなかった。
中には、意欲が身体をみなぎっている犬もいたけど、その力強さをハンドラーが
きちんとコントロールできているように見えました。
実際にリンクサイドで見ている時は、
「私はもう少し覇気のある作業を魅せる犬が作りたいんだよなぁ。。。」
なんて、生意気にも思いながら見ていたのですが、(完全に負け惜しみです。。。)
では、何故、彼らが残って、私は残れなかったのか?
そこをきちんと考えてみる必要があるんじゃないかと思ったのです。
私が足早に歩いてしまうのは、たぶんキレや力強さを表現したいからなんだと気付きました。
取り組みとしては間違っていないけど、コントロールという面で足りないものがあった。。。
もっともっと、1歩1歩を大切にしなければ、全体に見るとキレや力強さと言うよりは
粗い雑な作業に見えてしまうと言うことに気づきました。
これを認めるまでに、結構深く悩みましたよ。
蒼太は、私の目指していたキレや力強さを表現できる犬だと思っているので(爆)
そこを曲げるようで、型にはめ込むようで。。。って、悩みました。
寝ても覚めても4日間考え続けました。
「線の上を歩いて」みて、型に自分がはまってみて、型の中で表現する意味が分かりました。
うつわの淵を歩くようなものなんですね。
お互いの波長をコントロールしながら、淵から落ちないように気を合わせるみたいな感じ。
今の、蒼太の気は、私が思っているほど力強くないんですね。
私が強さを求めれば、蒼太が気後れしてしまう。
私が弱気になれば、蒼太の本来の強さがポンと飛び出てしまう。
バランスが悪かったんじゃないかと思うのです。
そう思って歩いてみたら、お互いにイイ感じで歩けました。
いよいよ明日は、本番です。
お天気も本格的に雨~のようです。。。
楽しく歩く!!それでイイ。
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