to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

クリッカーと服従訓練(私の気付き)1

2011年11月15日 | Obedience

先日の競技会で、クリッカーを使ったトレーニングの一つを

同じクラブのSさんに見せていただいた。

 

私がやっている服従訓練は、犬に何かを教える時には、最初に誘導を使って、

正解を身体に覚えさせ、できたら褒めるを繰り返していく。

犬が行動を取り始めたら、どうしたら正解だったのかを自分で考えさせる。

犬が、「あっ、そうだ、正解はこれだったよね。」と確信した時に褒められることで、

はじめて、犬が理解してその行動が定着するのです。

その過程では、一般的に良くいわれる服従訓練をしていると「NO」と叱られたり、

チョークチェーンで〆あげるといった犬を否定するような手法は使わない、使う必要がない。

 

同じことをクリッカーを使った方法で行うとしたら、

目標となる正解が私の考える最終目標の正解ではないらしい。

ものすごーくかけ離れた低ーいステップがまず最初の正解。

クリッカーがなってご褒美がでる。

だけどいつまでも同じことをしてても次はクリッカーもご褒美も出ない。

犬は「??」と考える。そして違う行動を自分から起こす。

そしてそれが新たな正解となる。そしてまた次はクリッカーもご褒美も出ない。

これを延々と繰り返し、犬が頭を使って自分で正解を見つけていくという方法でした。

 

一瞬、「なんだかまどろっこしいなぁ」と思うのですが、私の感想としては、

同じことを犬が自分の意思でやりたいと思ってできるようになるまでにかかる時間としては、

案外変わらないのかなぁと思ったのでした。

一般的に服従訓練の失敗例は、ほとんどの場合、結果を急ぎ過ぎてしまうところに

あるような気がしています。

 

服従訓練は、最初に誘導を使います。

クリッカーは、誘導は一切使わない。

服従訓練は、最初に正解を教えて、犬はどうしたら自分の意思でその正解に近付けるのかを

考えさせる作業に実は物凄く時間をかけています。

それが分からない方には、無理やりやらせているようにしか見えないのかもしれませんが、

犬との関係、いわゆるしつけの部分で、聞く耳がきちんと育てられていないと、

上手くいかないんですね。

 

クリッカーは、その点、犬との関係性を作りながら、聞く耳を育て、

自主性を発揮させて行くという点では、トレーニング慣れしていない人でも

楽しく簡単に取り入れられる方法なのではないかと思いました。

 

ただ、以前私が聞いたクリッカーの使い方とは全く異なるものだったので、

ちょっとビックリと言うか、やはりきちんと分かっていないと、何事もダメだなぁと思ったのです。

 

私が以前聞いたクリッカーの使い方は、まず「オヤツ=クリック音」をひたすら学習させる、

と言うものでした。

その結果、クリック音とオヤツが連動して犬には理解されるので、

いずれ「クリック音=褒められてる」となるということでした。

私には、何故クリック音なのか?それが理解できませんでした。

その訳は、欧介にとってオヤツは最大のモチベーションでしたので、

何かを教えて、クリック音が鳴っても結局頭の中は「オヤツ」・・・なのでした。

 

「この音、無くてもいいんじゃない??」って言うのが私の感想でしたぁ。。。

 

そして、どうにかオヤツ無しでなんとかコミュニケーションを取りたいと思っていた

私の思惑は無残にも崩れ去りました。

 

何が私の間違いだったかと言うと、過程が間違っていたのでした。

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