昔、大洪水で碓氷川に流れて来た大木を一了行者が達磨大師の像を彫ってお堂に安置したのが少林山達磨寺の起こりです。 元禄十年(1696)前橋城主酒井公が水戸光圀公にお願いして、中国の渡来僧「心越禅師」(しんえつぜんじ)を迎え禅の道場として、この寺が開かれたそうです。高崎だるまは少林山達磨寺九代東獄和尚の伝授で生活に苦しむ農民の副業としてだるま作りを山県友五郎が始めたことから始まったそうです。少林山周辺では正月恒例のだるま市にむけ、70軒ほどの家で年間150万個のだるまが生産され、全国の8割を占めています。