旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

長野の海津城(松代城)址です。

2006年09月28日 | 旅 歴史
長野市松代町の松代城は戦国時代には海津城と呼ばれ、北信濃に進出した武田信玄が永禄3年(1560)軍師の山本勘助に命じて築かせたものです。武田二十四将の一人高坂弾正を海津城主として上杉謙信の信濃への侵攻に備え、川中島四郡の要の地の最前線根拠地として築いた城です。
 永禄四年九月の川中島激戦の際は、武田信玄の本陣となり、妻女山に陣営を張る上杉軍に相対して、ここで軍を二手に分け、一手は妻女山攻撃隊となり一手の軍勢は武田信玄自ら率いて八幡原の直戦地へ進出した根拠地です。  
 天正10年(1582)の武田氏滅亡後は、織田信長の武将森長可(ながよし)が海津城主となりましたが、同年6月に本能寺の変で信長が亡くなると、海津城は上杉景勝が支配するところとなりました。
 
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