滋賀県大津市園城寺町に三井寺(園城寺)があります。
勧学院の客殿は桃山時代の書院造建築の代表作とされ、昭和27年(1952)に国宝に指定され、池泉式庭園は、園城寺勧学院庭園として国の名勝に指定されています。客殿内部の各部屋は襖で仕切られ、それを払えば大広間となり、学問所であったことがうかがえます。
間口7間、奥行7間、入母屋造り、妻入、正面軒唐破風付、単層、総柿(こけら)葺きで、光浄院客殿よりもやや規模が大きめです。中門は間口1間、奥行1間、単層、切妻造りで、中門や広縁は光浄院とほぼ同じで、中世の主殿造の様式です。
勧学院客殿は東を正面とし、軒唐破風の下に車寄、その北を蔀戸・吹放しの広縁としています。内部は南北を大きく三列に分け、南列の一之間と 広い二之間には、狩野光信(かのうみつのぶ)による華麗な障壁画が部屋を飾っています。
狩野光信は狩野永徳の長男で、永徳のあとを継いで織田、豊臣、徳川の3氏に仕えました。勧学院客殿の他、安土城、肥前名護屋城、二条城、伏見城などの城郭や寺院、禁裏の障壁画なをを制作しました。その筆法は父永徳の豪放とは対照的で、繊細、優美な画風で、宗秀、山楽らとともに永徳没後の桃山画壇を支えました。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/
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勧学院の客殿は桃山時代の書院造建築の代表作とされ、昭和27年(1952)に国宝に指定され、池泉式庭園は、園城寺勧学院庭園として国の名勝に指定されています。客殿内部の各部屋は襖で仕切られ、それを払えば大広間となり、学問所であったことがうかがえます。
間口7間、奥行7間、入母屋造り、妻入、正面軒唐破風付、単層、総柿(こけら)葺きで、光浄院客殿よりもやや規模が大きめです。中門は間口1間、奥行1間、単層、切妻造りで、中門や広縁は光浄院とほぼ同じで、中世の主殿造の様式です。
勧学院客殿は東を正面とし、軒唐破風の下に車寄、その北を蔀戸・吹放しの広縁としています。内部は南北を大きく三列に分け、南列の一之間と 広い二之間には、狩野光信(かのうみつのぶ)による華麗な障壁画が部屋を飾っています。
狩野光信は狩野永徳の長男で、永徳のあとを継いで織田、豊臣、徳川の3氏に仕えました。勧学院客殿の他、安土城、肥前名護屋城、二条城、伏見城などの城郭や寺院、禁裏の障壁画なをを制作しました。その筆法は父永徳の豪放とは対照的で、繊細、優美な画風で、宗秀、山楽らとともに永徳没後の桃山画壇を支えました。
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