フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月12日(木) 晴れ

2012-04-13 03:02:44 | Weblog

  8時、起床。ウィンナソーセージ、レタス、トースト、紅茶の朝食。

  毎日飲み水に混ぜて与えている薬(ビタミン)が切れたので、それをもらいにチュンを小鳥の病院へ連れていく。ホルモンのバランスを整える薬も処方してもらう。チュンは、電車の中では小さな籠に入れておくが、道を歩くときは、籠から出して、左の手のひらに載せて、軽く握ってやると、指の間から顔を出して物珍しそうに世間の風景を眺めている。

  田園調布の駅の周りの桜はまだ見頃を過ぎてはいない。小雀とそぞろ歩きの花見かな。それにしても今日は暖かい。初夏の陽気だ。

 

  帰宅して、またすぐに大学へ出かける。

  1時から大学院の演習。受講生は3名。私のゼミM1のOさん、草柳ゼミM1のTさん、西洋史コースのM1のMさん。研究室でこじんまりやるにはちょうどよい人数である。一方に100名の演習があり、他方に3名の演習がある。授業の形式にバリエーションがあるのは教員としては面白い。

  昼食は「フェニックス」でカレーライスとコーヒー。松永先生と大日方先生が必修基礎演習の懇親会の予約をされたとのこと。懇親会の補助は学生1人500円なので、私はそれを1回では使わずに、一個100円のお菓子を買っていって、教室でグループ発表の後のディスカッションをのときに配って茶話会風にやる。一人100円のお菓子であれば5回やれる計算になる。

  教務室で仕事。ときどき居眠り。

  6限は講義「日常生活の社会学」。38号館AV教室での授業だが、この大教室は冷房がGW明けまで使えない。今日の昼間の時間の授業は室温が上昇して大変だったらしい。困ったなと思ったが、6限(午後6時15分から7時45分まで)の授業のときには普通の室温に戻っていた。やれやれ。

  授業を終えて教務室に戻ると誰もいない。今日の当番は未定であったか。すぐに帰るつもりだったが、これでは帰れない。とりあえず夕食をとりに「五郎八」へ行く。冷やしの揚げ持ち蕎麦を注文。冷たい汁をぶっかけて食べる。美味い。

  教務室に戻り、終ったばかりの「日常生活の社会学」(第一回)のレビューシートに目を通したり、基礎講義の私のコンテンツへのレビューシートに返信をしたり、10時頃まであれこれの仕事をしてから帰る。

  あゆみ書房で、以下の本を購入。

    福田和也『悪と徳と 岸信介と未完の日本』(産経新聞社)

    福田和也『村上春樹12の長編小説1979年に開かれた「僕」の戦線』(廣済堂出版)

    津田大介『動員の革命 ソーシャルメディアは何を変えたのか』(中公新書ラクレ)

    益田ミリ『心がほどける旅』(飛鳥新社)

  11時、帰宅。風呂を浴びてから、録画しておいた『カエルの王女さま』の初回を観る。さまざまな思いを胸に秘めてコーラスに参加する女性たちの物語がそのまま町おこしの物語になるという構造。音楽が人々を結び付けている点はフランスで大ヒットした映画『コーラス』、『オーケストラ』、『幸せはシャンソニア劇場から』などの趣向を借りている。いまひとつの毎日を送っている人たちが熱血コーチの指導を得て起死回生をめざすところはスポーツドラマの王道的ストーリーである(たとえば『スラムダンク』や『ルーキーズ』)。宝塚出身の天海祐希が歌って踊る場面がたくさんある。AKBの大島優子が「頑張れ」と声をかけずにはいられない就活生を一生懸命演じている。ヒットする要素が満載であるが、だからといってヒットするとは限らないのがTVドラマである。とりあえず私は来週も観る。