フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月15日(日) 晴れ

2018-07-16 19:56:20 | Weblog

9時、起床。

サラダ(+玉子焼き)、牛乳、紅茶の朝食。

11時半に卒業生のケースケ君とユリさん(共に論系ゼミ3期生)と待ち合わせ、「カフェ・スリック」に行く、ご覧の通り、二人はカップルである。昨年の11月22日(いい夫婦の日)に入籍に一緒に暮らしている。

来る9月29日に結婚式を挙げることになり、今日はその報告に来たのである。かねてより卒業生の結婚式への出席は各代先着3名(組)までと公言しており、論系ゼミ3期生の結婚式にはすでに3度出席している(マイコさん、サキさん、ユキさん)。ただし、ゼミ生同士の結婚式とスーパーグランドスラマーの結婚式は別枠扱いである。慶んで出席させていただきます。 

3人そろってパンケーキブランチを注文。                                                                                                  

ドリンクは私はリンゴジュース。ケースケ君はオレンジアイスティーソーダ、ユリさんはアイスティーを注文。

食事を終えて、一呼吸おいてから、シフォンケーキとドリンクを注文。二人の顔と顔がさきほどのツーショットより接近しているのは私がリクエストしたせいである(笑)。

私は瀬戸内レモンのシフォンケーキとアールグレい(ラッフルズホテル)。

ユリさんは桃とカルピスのシフォンケーキとアールグレイ(アーマッド)。

ケースケ君はホワイトチョコ&ライフのシフォンケーキとコーヒー。

2人は在学中から付き合っていたわけではなく、卒業後、しばらくしてから付き合い始めたのである。その経緯を詳しく聞いた。私はたまたまあるライブ会場で偶然二人が出くわしたのかと思っていたが、話はそれほど単純ではなかった。なるほど、そういうことでしたか。

結局、「カフェ・スリック」には2時間半ほど滞在した。店を出るとき、マダムにスリーショットを撮っていただく。

とにかく今日は暑い。いや、このところずっと暑い。とても腹ごなしの散歩などできない。2人を我が家に招く。最近新しく登場したパターンであるが、誰でもというわけにはいかない。今回のような慶事のときに限ります。

一階の客間はこういうときのためにもってこいである。 掘り炬燵のある個室居酒屋的スペースである。

来る途中でコンビニに寄って買ったカキ氷や雪見大福を食べ、煎餅を分けあって摘まむ2人。仲よきことは美しきかな(武者小路実篤)。

ここで問題です。二人の合掌ポーズの写真は何をしていることろでしょう。

①「私たちの結婚をお認め下さい」と私にお願いしたいる。

②「私たちの結婚式で乾杯とスピーチをして下さい」と私にお願いしている。

③「私たちを結びつけてくれてありがとうございます」と私に感謝している。

④「合掌しなさい」と私に言われてそうしている。

 正解は「④」です(笑)。 

放送大学時代から含めて、たくさんの卒業生の結婚式に出てきたが、ゼミ内カップルの結婚式は今度が初めてである。どうか末永くお幸せに! それにしてもこの二人が結婚することになるなんて、在学中は思ってもみなかったな。他のゼミ生たちもそう思っていたし、なにより本人たちもそう思っていたはずである。まさに「縁は異なもの味なもの」である(注:男女の縁はどこでどう結ばれるかわからないわからず、非常に面白いものだということ)。

2人が帰った後、妻に2人の印象を尋ねたら、「ちょっと気の弱そうな男の子がかわいい女の子をゲットしちゃったという感じね」と答えた。う~ん、違うんだな。彼は見かけはひょろっとしているけど、なかなかしっかりした奴で、彼女のことをとても大切に考えている。たぶん、(二人の交際中に)私がそう彼女に言ったことが、彼女が彼のプロポーズを受け容れる後押しになったのではないかと思う。これからもお互いを大切に思う気持ちを大切にしてほしい。

2人を駅まで見送った後、「有隣堂」と「くまざわ書店」で本を5冊買って帰る。

夕食は鶏肉、パプリカ、アスパラの炒めもの、

冷奴(+納豆)、ポテトサラダ、味噌汁、ご飯。

デザートはいただきもの水羊羹。

購入した5冊の本。

先崎学『うつ病九段』(文藝春秋)。最新刊で、今日はこれが買いたかった。先崎九段が「一身上の都合」で一年間の休場を将棋連盟に申し出たとき、一体どうしたのかと思ったが、そうだったのか、うつ病にかかったのか。本書はうつ病の発症から回復期(現在)に至る記録だ。実に興味深い。私自身が若い頃に彼ほど重度でなかったが、抑うつ症状のある神経症にかかったことがあるので、書かれていることのあれこれが実によく理解できる。うつになるというのはどういうことであるか、そしてうつから回復するというのはどういうことなのかということが本書を読むとよくわかる。そんじょそこらの医学書よりもずっとよくわかる。

以下の4冊は書店内をぐるっと回って、手に取って面白そうだったので、購入した。

堀江敏幸『オールドレンズの神のもとで』(文藝春秋)。

倉本聰『「北の国から」異聞』(講談社)。

鵜飼哲夫『太宰治三つの空白ー太宰治の誕生』(白水舎)

吉見俊哉『戦後と災後の間ー溶融するメディアと社会』(集英社新書)

2時、就寝。