8時、帰宅。
サラダ、牛乳、紅茶の朝食。トースト抜きなのは、パンが切れたからでも、昨夜食べ過ぎたからでもなく、昼食を「パン日和あをや」で食べるから。
12時に南武線矢向駅で卒業生のカオルさん(論系ゼミ7期生)と待ち合わせる。彼女は埼玉県の草加からやってくる。あの草加煎餅で有名な、総武伊勢崎線の草加である。10時40分頃に「すみません。電車に乗れなかったので10分ほど遅れます」と彼女からラインが届いた。そうか、草加からは1時間半くらいかかるんだな、一本電車を逃すと10分遅れるのだなとわかった。
結局、彼女は20分遅れでやってきた。電車に乗り遅れた理由は、本を読んでいて家を出るのがギリギリになってしまったから。何を読んでいたのと聞いたら、伊坂幸太郎の文庫本をバッグから取り出して見せてくれた。
駅から店までは徒歩10分だが、この暑さではなかなかの距離である。
お店は12時開店。すでに1階のテーブル席には常連さんがいらした。われわれは予約してある2階の和室へ。
さっそく7月のドリンク、ノンアルモヒートで喉を潤す。見た目にも涼しげなドリンクである。
新メニューのラッシュ・ディッシュを注文。オードブルの盛り合わせである。伊坂幸太郎に『ラッシュライフ』という小説があったことを思い出す。盛りだくさんの交錯する人生の物語だ。
伊坂幸太郎は読むけれど、池井戸潤は読まないそうだ。なるほど、カオルさんはそういう感じがします。
ベトナムコッペ。
たぶん新作。カラフルサンド。紫キャベツとアボカドとサーモンとレタスでしょうか。
「萌え断」だねえ。
もう少し食べたかったのでホットドッグを注文。
アップルタイザーも一緒に。
奥様の実家の北海道から送られてきたというメロンをごちそうになる。運ばれてきたときは種を取っていない状態だった。奥様は種は取って食べる派だが、ご主人は種も食べる(しゃぶる)派で、私たちがどちら派かはわからないので、種を取らずにお出ししましたとのこと。はい、われわれは2人とも種は取る派です。よく熟れた美味しいメロンでした。ごちそうさまでした。
一階に降りる前にポートレイトを撮る。普段の笑顔で一枚。
笑顔を消して、ほんの少し斜に構えて、レンズを見つめてもらう。ほら、印象はずいぶん違うでしょ。
店を出る前にご主人にツーショットを撮ってもらう。彼女は普段の笑顔に戻っていた。私の方は笑わぬでもなしといった表情。
「パン日和あをや」には2時間ほど滞在した。外に出ると空には午後2時半の太陽があった、
踏切を渡る。
鋭角なY字路で。われわれは線路脇の道を矢向駅へ戻る。
彼女のお気に入りの一枚がこれ。今日はこの暑さなので戸外での写真は少ない。
7月初旬に営業を再開した「ノチハレ珈琲店」に顔を出す。「氷」の旗が出ていた。
彼女はマンゴー。
私はイチゴ。果肉たっぷりのシロップだ。
カキ氷の後はノチハレブレンド。
彼女は損保の会社で法人相手の営業をしている。多くのサラリーマンと同じように、彼女も金曜の夜が一番楽しく、日曜日の午後なると「明日は月曜日か」と憂鬱な気分になる。週末の過ごし方はちょっと変わっていて(?)、土曜日は自宅でたらっと凄し(夕方から出かけることもある)、日曜日は午後の憂鬱な気分を払拭するために人と会うことが多い(まさに今日みたいに)。これは私とは反対で、私は土曜日に人と会って、日曜日は家にいることが多い。それで日曜日の午後が憂鬱な気分にならないのは、月曜日に大学に出なくていいからだ(笑)。
いつもであればカフェ(ランチ)→長めの散歩→カフェ(お茶)というところであるが、今日は、カフェ(ランチ)→カフェ(カキ氷)→カフェ(スイーツ)だ。「カフェ・スリック」を目指す。矢向駅のホームからマダムに電話して席をキープしておいてもらう。
4時を少し回ったころ、「カフェ・スリック」に到着。
先日初めて飲んで美味しかった グレープフルーツセパレートティーを注文。紅茶の色が私の方が濃いめなので違うものように見えるが、彼女も同じものを注文した。かき混ぜずに(セパレートのまま)ストローを上下させながら飲むのが私流。
シフォンケーキは私は紅茶をチョイス。
彼女は桃とカルピスをチョイス。
「氷」のタペストリーが店の外の壁にかかっていた。今日の「ノチハレ珈琲店」にあったような(店舗用のカキ氷機を購入すると付いてくる)昔ながらの「氷」の旗はこの店の雰囲気に馴染まないので、デザイナーの旦那さんが作ってくれたそうだ。昨年はせっかくカキ氷機を購入したのに8月中旬から暑さが失速して、全然カキ氷が出なかったそうだが、今年は相当いくでしょうね。ただ、今年は暑すぎてお店に来てくれるお客さんが減りそうだという(笑)、
もう一枚、麻の生成りのバージョンもある。
マダムではなく、カオルさんに持ってもらって撮影した。
ちゃんとしたポートレイトも撮っておきましょう。今日の淡い色合いのノースリーブは彼女の涼やかなまなざしとマッチしている。
「カフェ・スリック」は日曜日は午後5時閉店。閉店時間を10分ほどオーバーして店を出る(ここは彼女が支払ってくれた)。店先でマダムにわれわれの写真を撮っていただく。
今日は猛暑の中を遠路はるばる来てくれてありがとう。散歩を楽しむことはできませんでしたが、おかげで馴染みのカフェを3軒回ることができました。次回は散歩日和に会いましょう。彼女を蒲田駅で見送る。
夕食はソーメン、鶏の唐揚げ、豆腐と納豆。ソーメンは昨日、ヨシユキ君とハルカさんの結婚式の引き出物(の一部)としていただいたもの。
鶏の唐揚げは地元蒲田の名店「鳥久」のもの。「カフェ・スリック」で今夜の夕食は何にしようという話になったときにソーメンに「鳥久」の唐揚げなんていいですねという話をマダムとしていて、食べたくなって、帰り道に東口駅前店で買って来たのだ。白い粉をまぶした竜田揚げ風の唐揚げだ。
あとから夕食の写真をマダムにラインで送ったら、「先生のお宅もお素麺ですね!それに鳥久の唐揚げ!最高ですね!ビールがあったらもっと最高です。こちらはすでに、鯖の味噌缶&お素麺で晩酌中でーす」と返ってきた。「鯖の味噌缶」はカオルさんが推奨していたものだった(彼女、いける口らしい)。
2時、就寝。