フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月26日(木) 曇り

2018-07-27 21:53:26 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(+卵焼き)、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『半分、青い』。涼次が落ち込んでいる。落ち込んでダメ男になっている。それはそうだろう、2年間かけてやっと完成させたシナリオの映画化を兄と慕っていた元住吉祥平に横取りされたのだ。「祥平さんに撮っていただけるなら嬉しいです」と精一杯の「いい人」ぶりをみせたものの、その反動がこれである。そして鈴愛が妊娠する。こんなときに。生々しい生の現実である。妊娠は、それが夫婦間のものであれ、婚姻外のものであれ、停滞した現実を動かす力がある。少なくともドラマでは常にそういう使われ方をする。北川悦吏子も当然それを意識しているはずである。と同時に、妊娠は現実を動かしずらくするというもう1つの面もある。夫婦関係とはフィクションである。だから取り消す(離婚)ことができる。しかし、親子関係はリアリティだ。これを取り消すことはできない。これまで自由奔放に、別の言い方をすれば、自己中心的に生きてきた鈴愛だが、これからはそうはいかなくなる。翼の折れたスズメから身重のスズメになったのである。

お昼に家を出て、大学へ。今日は曇り日でこれまでがこれまでだっただけにしのぎやすさがある。

3限は大学院の演習。Tさんの発表。これで今学期の演習は終了。よい夏休みを!

15分の休み時間の昼食はおにぎり2個(昆布と梅)。

4限はゼミ論個別相談。前半はTHさん。わらび餅の差し入れをいただく。きな粉の量が多くてわらび餅が見えない(笑)。後半はMoMさん。二人ともテーマがまだ定まっていない。夏休み中にもう一度いらっしゃい(毎週水曜日の午後をオフィスアワー・イン・サマーといたします)。

5限は講義「日常生活の社会学」の教場試験。いつものことだが、試験のときは出席者が増える。出席率94%、空席がほとんどない。試験監督をしてくださった院生のみなさん、ご苦労様でした。

7時半、帰宅。

親子丼、もずく、香の物(柚子大根)、豆腐とワカメの味噌汁。

今夜の親子丼は吉野家の牛丼張りの汁ダクである。

デザートはメロン。

授業は本日ですべて終わったが、これから答案とレポートの採点が待っている。一気呵成に行くか(連日それだけをやる)、ぼちぼち行くか(他の仕事と並行してやる)。後者ですね。シンポジウムで話した内容を記憶が新鮮なうちに原稿にしないとならない。

4時、就寝。いきなりの夜更かし半端ない。 


7月25日(水) 曇り

2018-07-27 10:57:07 | Weblog

7時半、起床。猛暑もひと段落か。

トースト、サラダ、冷茶の朝食。

今日の『半分、青い』。自殺できなかった元住吉。「情けない男」というのがこのドラマでは繰り返し登場する。丸ごと情けないわけではなくて、ある時、ある瞬間、「弱さを露呈する男」だ。一般に男性は女性と比べて弱さの自己開示を苦手とする。そのためだろうか、「弱さを露呈する男」に女性はキュンとするらしい(いや、正確には、キュンとする女性もいるというべきか)。男女の類型的な関係の1つである。三叔母の一人、麦(麻生祐美)の元住吉へのまなざしはそういうものが感じられる。それにしてもつっぱっているときの元住吉と弱さを露呈するときの元住吉を、髪の毛で顔(目)を隠しているかどうかで識別するというわかりやすい演出はいかがなものか(笑)。

9時に家を出て、大学へ。

10時から大学院の社会学コースの会合。

会合は1時間ほどで終わって、研究室でゆっくりと昼食を取る時間ができた。外に食べにいくだけの時間はないだろうと踏んで、蒲田駅の売店で購入した崎陽軒の赤飯弁当と買い置きしておいたミニカップ麺(ワンタン)の昼食。

最初に箸をつけるのは海老フライで、最後は筍煮というパターンは確立している(途中のプロセスはそのときどきの気分で変る)。

1時から第7会議室で社会学コースの修士論文中間報告会。6名の発表を聞く。途中の短い休憩を挟んで6時まで。 

蒲田に着いてから、「有隣堂」で雑誌を3冊購入。

『NHK俳句』8月号。

『散歩の達人』8月号。「大特集 ネオ昭和ワンダーランドへ 蒲田・大森」。表紙を飾るのは蒲田東急プラザ屋上の「幸せの観覧車」である。レジの前のワゴンに山積みなって売られていた。

 NHKドラマガイド『半分、青い』②。妻には見せない。一人で読むだけで終わらず、私に先のストーリーを語ろうとするから。もし、自分の人生の台本というものが存在するとして(神様が書いたのだ)、それを読もうとする人としない人に人間のタイプは二分されるのではないだろうか。私は後者だが、資本主義社会は前者が先導して作ってきたのである。

夕食は豚シャブ(冷製)。

NHKの『あさイチ』で調理法をやっていたらしい。

食後に昨日シズカさんからいただいたベトナムコーヒーを淹れて飲む。彼女のご両親がベトナムで暮らしていて(お父様の仕事の関係)、シズカさんはときどきベトナムを訪れる。そのときのお土産である。「ティティ」で飲んだベトナムコーヒーは炭のような味がしてコンデンスミルクを入れないと飲めたものではなかったが、これは普通にコーヒーである。日本人好みになっているのだろうか。

一緒にいただいた甘いお菓子と一緒に。

思いのほか上品な甘さである。

 2時、就寝。