フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月9日(水) 晴れ

2020-09-10 12:00:10 | Weblog

8時半、起床。

雲一つない晴天。

トースト(ルハーブジャム)、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

このところ「あの人が」という訃報記事に接することが続く。今朝もザ・ゴールデン・カップスのドラム兼ボーカル担当だったマモル・マヌーさんが71歳で亡くなったことを知る。デイヴ平尾とのデュエット「長い髪の少女」は中学生の私の愛唱歌だった。作詞・橋本淳、作曲・鈴木邦彦というのもゴールデン・コンビだった。グループ・サウンズの名曲の5本の指に入るだろう(後の4曲は・・・すぐには出て来ませんけどね)。ご冥福をお祈りします。

元「スキッパ」店主の宙太さんと久しぶりにLINEでやりとりをする。「またお茶をしましょう」となる。彼は月曜日がお休みで、私は月曜日は授業がないから、鎌倉に伺いますよ。

かかりつけの耳鼻科に電話して薬だけ出してもらう。

秋学期の最初のゼミ(9月25日)は大学でやることをゼミ生たちに連絡する。時限(5限・6限)は同じだが、教室は大きな教室に変更したので間違えないように。3年生にとっては初めての教室でのゼミとなる。以後、コロナの状況にもよるが、月に一度は教室でやろうと思う。

昼食は無印良品の「バターチキンカレー」にする。

分量は少なめだが、トースト1枚食べるには十分である。

大井町のヤマダ電機からデジカメの修理が完了しましたという電話が入ったので、夕方、受け取りに行く。駅に向かう途中で「ティースプーン」に顔を出す。

2席だけだが、店内での飲食が出来るようになった。

商品はテーブルの上から棚の方に移動。ブラムリー(信州小布施産の青りんご)のジャム、紅茶(ディンブラ)、パウンドケーキ(レモン)を購入。

たまたま島田さんの妹さんがいらしていた。オレンジアイスティーを飲みながらおしゃべり。

東の空にカナトコ雲が出ている。先日の夕日を背にしたカナトコ雲ほどのインパクトはない。

今回のデジカメの修理代は18000円ほどになった(落下、それも二階から一階への落下だからしかたない)。安いデジカメなら新品が買える金額だが、安いデジカメを買っても意味がない。

ヤマダ電機に行ったときは「ポッタリー」に顔を出すのが私の中での決まりごとである。

入口を入って左側の半円形のテーブルが空いていればそこに座るというのも決まりごとである。決まりごととは習慣ということである。「人間とは習慣の束である」とヒュームは言った。もしも、習慣によらず、その場その場で「さて、どうしよう」と考えていたら、私たちのエネルギーはたちまち枯渇してしまうだろう。

ロイヤルミルクティーを注文する。これも習慣である。

「ポッタリー」には30分ほど滞在して、6時過ぎに出る。

帰り道、「ティースプーン」の前を通る。今日は7時までやっている。

夕食は空芯菜、ベーコン、卵、マシュルームの炒め物、シシャモ、鶏胸肉のサラダ、茄子の味噌汁、ごはん。

今夜のNHK『歴史秘話ヒストリア』は小津安二郎がとりあげられていた。子ども時代の映画(活動写真)との出会いから始まって、兵士として戦争(日中戦争)という究極の「非日常」を経験したことが、復員後(とくに戦後)、家族という究極の「日常」を淡々と(喜怒哀楽の演技を抑制して)描く作品への転機となったという解釈(ストーリー)が示されていた。

句会仲間の宮本明子さん(同志社女子大学助教)も出演されていた。

背後の棚に松浦莞爾さんとの共著『小津安二郎大全』(朝日新聞出版)がさりげなく(笑)置かれている。

2時15分、就寝。