フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月21日(月) 晴れ

2020-09-21 21:27:36 | Weblog

9時半、起床。

トースト、目玉焼き、サラダ(+サラダチキン)、牛乳、紅茶の朝食。

食事をとりながら朝ドラを観る。『露営の歌』(1937年)が大ヒットして、出征兵士を見送る歌の定番になったというところまで時代は進んだ。

俳優の斎藤洋介さんが亡くなった。69歳だった。ネットニュースですでに知っていたが、あの「男たちの旅路シリーズ」の『車輪の一歩』(1979年)がTVドラマデビュー作だったというのは初めて知った。強烈な印象を受けたことを覚えているが、その強烈な印象の一部は彼の容貌にあったと思う。「面長」という表現をしていた記事もあったが、それは控え目な表現で、「面長」という言葉の尺には収まらないものがあったと思う。尾崎放哉が三遊亭円右(初代)の訃報を聞いて「糸瓜が笑ったやうな円右が死んだか」という句を作ったが、斎藤洋介の訃報に私はこの句がすぐに頭に浮かんだ。

俳優の藤木孝さんの訃報も載っていた。

お二人のご冥福をお祈りいたします。

昨日のブログを書いてアップする。

昼食はコンビニおにぎり2個(鮭と梅)とミニカップうどん。

3時からオンラインでのゼミ論指導。ドアのところにかける札は「収録中」「授業中」「会議中」「カフェ中」の4種類しか用意していないが、「授業中」が一番近いだろう。

1時間の予定を15分ほどオーバーして終了。

散歩に出る。今日は秋晴れの一日だ。

近所の専門学校のキャンパすの芝生の上にムクドリがたくさんいる。ロンドンの公園にはムクドリがたくさんいて、小沼丹が在外研究でロンドン暮らしをしていたときのことを書いた『椋鳥日記』はそれにちなんだタイトルである。あののんびりとした文体はよかった。

大森の「sanno2198」に顔を出す。しかし、満席で退散せざるを得なかった。

今週から野田直子さんのミニ写真展が始まったようだが、今度来たときゆっくり拝見しよう。一番入口に近いところにかかっている「雨のオンフルール」。

さて、どうしよう。

 あかあかと日はつれなくも秋の風 芭蕉

ジャーマン通りを先の方へ歩いてみる。

以前から評判は聞いていて、まだ一度も行ったことがなかった「パーチ・コーヒー」に行ってみる。しかし、ここも満席だった。

「ルガリュウM」というケーキ屋さんの2階がカフェになっているようである。

2階に上がると、ケーキは1階で注文するシステムだと言われる。テイクアウトの客の後ろに並ばなくてはならず、注文するのに時間がかかった。2階にケーキのメニューなりサンプルがあって、そこで注文してもってきてくれるとありがたいが、人手が足りないのだろう。

コロナ対応でテーブルは間引いてあるようである。

苺のモンブランと浅炒りのコーヒーを注文した。

「人気ナンバーワン」商品だそうだが、確かに美味しい。

美味しいケーキとコーヒーを飲みながら、沢木耕太郎『旅のつばくろ』を読む。客は私のほかには常連と思しき年配のご婦人が一人だけ。彼女は本を読むでもなく、スマホをいじるでもなく、ただ静かにお茶を飲んでいる。

30分ほど滞在して店を出る。店の外にはテイクアウトの客が行列を作っていた。私は知らなかったが、人気店のようである。

「ベイクマン」がやっていたので(先週は休みだった)食パンを買っていく。

大森駅までの道は暑かった頃に比べて短く感じた。

蒲田に着いて閉園時間(6時)10分前の「かまたえん」に上る。

雲のない穏やかな夕暮れ空である。

夕食は鰹のたたき、油揚げの卵巾着煮、サラダ、海老団子汁、ごはん。

鰹のタタキには紫蘇と葱とポン酢。

説明しよう。油揚げの卵巾着煮とは、油揚げの中にゆで卵を入れて煮たものである。

食事をしながら『キケンな2人』第2話(録画)を観る。破天荒な刑事役と俳優田中圭のイメージがどうも合わない。

風呂に入る前に近所をウォーキング&ジョギング(2.5キロほど)。

風呂から出て、今日の日記とブログ。

2時半、就寝。


9月20日(日) 曇り

2020-09-21 13:34:58 | Weblog

9時半、起床。

トースト、ヨーグルト+グラノーラ、牛乳、紅茶の朝食。

ヨーグルトが見えないくらグラノーラをかけた。かけすぎたかな。島田さんは一袋を4回分くらいにわけて使うそうだ。

羽生善治九段が竜王戦の挑戦者に決まった。豊島竜王との7番勝負に勝てば、通算100期目のタイトル獲得となる(2位は大山康晴の80期、3位は中原誠の64期、4位は谷川浩司の27期)。99期となってから足踏みが続いているが、50歳でのタイトル戦挑戦自体がそもそも凄い。

今日は雨の予報だったが、なんとか持ちそうだ。最近の天気予報はあまりあてにならない。

気温は行きつ戻りつしているが、落葉の数は日に日に増えている。

1時に蒲田駅で卒業生のナナコさん(論系ゼミ8期生)と待ち合わせ、「梅Q」にランチを食べに行く。

彼女と会うのは昨年の4月以来だから、1年5ヵ月ぶりである。春先に合う約束をしていたのだが、コロナ騒ぎで宙ぶらりんになってしまっていた。コロナは収束していないが、注意しながら日常を少しずつ取り戻す方向へ世の中は動いている。取り戻すといっても、A→B→Aではなく、A→B→A’であるけれども。

カウンター席で梅Qサラダをつまみながら注文した釜飯が炊き上がるのを待つ。

この1年5カ月の出来事をスマホのアルバムを見せてくれながら話すナナコさん。たとえば去年の春から実家を出て友人とルームシェアを始めたことはその1つだ。東京に実家のある人にとっては、親元を離れるという経験は簡単ではない。ほかには・・・それはここでは書けません(笑)。

彼女はある国立大学の職員をしているが、この春卒業生したゼミ10期生のカナさんも同じ大学の職員になった。まだ二人はキャンパスでリアルに会えていないそうである。スマホでナナコさんの写真を撮って、カナさんに「いま、ナナコさんと蒲田で会ってます」とラインで送る。ほどなくして「いつかお会いしたいです~。よろしくお伝えください!」と返信があった。

釜飯が炊き上がった。2種類注文したが、まずは特製ホタテ釜飯からいきましょう。

味噌汁はアサリ。

続いて特製牛釜飯。杓文字でかき混ぜる前に写真を撮るのを忘れてしまった。

牛釜飯はこの後に行く「スリック」のマダムの大好物で、話したらきっと「わ~、食べたい!」というだろうという話をする。

「スリック」は2時半に予約しておいた。元々、今日は「スリック」はお休みのはずだったのだが、急遽営業することになり、金曜日の深夜にマダムから「日曜日やります!」と連絡をいただいて、そのときに予約をお願いしたのだ。

今日は素敵なワンピースを着ていらしたが、せっかくお気に入りの服を買ってもそれを着て外出する機会があまりというのが、コロナ的日常の不満でしたという。なるほどね。

彼女はキームンを注文。

私はグレープフルーツのセパレートティー。

釜飯を食べた後だったので、シフォンケーキは入りそうになかった。

マダムに「梅Q」で釜飯を食べたという話をすると、「何釜飯ですか?」と聞いて来たので、「牛釜飯です」と答えると、「わ~、いいな~。今夜、食べに行こう!」と予想していた通りの反応だった(笑)。

ここの支払いはナナコさんがしてくれた。ごちそうさまです。

店を出るとき、マダムに写真を撮っていただく。

時刻は午後4時。もう一軒行きましょうか。

多摩川線に乗って矢口渡(やぐちのわたし)のカフェ「燈日」(あかりび)に行くことにする。蒲田駅から電話をして空席をあることを確認しキープをお願いした。

矢口渡は蒲田から1つめの駅。

私のカテゴリーでは「燈日」は「隣町カフェ」に分類される(他に「地元カフェ」「職場カフェ」「飛び地カフェ」「旅先カフェ」などがある)。同じ「隣町カフェ」には大森の「sanno2198」、池上の「HITONAMI」、大井町の「ポッタリー」がある)。「地元カフェ」よりも日常からの距離が少し大きくなる。「わざわざ出かけていく」感があるからだ。

「燈日」に卒業生を連れてくるのは8月のミサさん(論系ゼミ3期生)に続いてナナコさんが二人目だ。

お店のインスタで見た本日のおやつプレートは残念ながら売り切れであった。店主さんに聞いたら、「2時頃に完売してしまいました」とのことだった。これって取り置きがお願いできるのだろうか(聞くのを忘れた)。

私はチーズケーキとブレンドコーヒー。

彼女はキャロットケーキとカフェラテ。

これから半年先までの彼女の「ライフプラン」について話を聞いた。将来についての語りも一種のライフストーリーである。

気づくと、1時半ほどの時間が経過し、外はもう暗くなっていた。今日のカフェ巡りはここまでですね。

彼女を蒲田駅の改札に見送る。次回はあまり間をおかずに、年末年始の頃にカフェをいたしましょう。そのとき「ライフプラン」の進行状況について話を聞かせて下さい。

東急プラザの「くまざわ書店」で雑誌を3冊購入。

『NHK俳句』10月号。

 黄落(こうらく)のはじまる城の高さより 野見山ひふみ

『将棋世界スペシャル 高校生二冠藤井聡太』(日本将棋連盟)

『Number 1010 藤井聡太と将棋の天才』(文藝春秋)

夕食は鶏肉と玉ねぎとズッキーニとニンジンのオイスターソース炒め、サラダ、味噌汁、ごはん。

 

デザートはいただきものの桃のコンポート。

ナナコさんからいただいたクッキーを食べる。

9時から『半沢直樹』第9話をリアルタイムで観る。男優陣の顔の演技が凄い(及川光博ひとりだけけ涼しげな表情)。テレビ歌舞伎という新ジャンルを開拓したのではなかろうか。

24日のゼミガイダンス(論系2年生対象)用の資料を作ってムードルにアップする。

風呂を浴びてから『山下哲郎のサンデーソングブック』をradikoで聴きながら今日の日記とブログ。

2時半、就寝。