フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月4日(金) 曇り

2022-02-05 11:12:13 | Weblog

7時半、起床。薄曇りの空。

ゴミを出す。今日はカン・ビン・ペットボトルの日だ。ただしアルミ缶は町内会で別途回収の日があるからその日に出すこと(アルミは資源として高額なのだ)。

ベランダに洗濯物を干す。タオルは5回ほどパタパタとして皺を伸ばしてから干す。肌着は裏返して干す。しかし、襟のついたシャツは裏返してはいけない(襟の形が崩れるから)。窓越しに妻が指示を出す。下着などは外から見えずらいように靴下などで外側に壁を作ってから、内側に干す(これは私のアイデア)。

パン、肉じゃが、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。肉じゃがは卵でとじたら美味しいのでは思い、試してみたのだが、中途半端な味になってしまって失敗だった。

本日の『カムカムエブリバディ』。いよいよ「るい篇」も終盤である。ところで近年の朝ドラの中で私が一番好きなのは『ひよっこ』である。何が好きだったのかを書き始めると切りがないが、一つ上げるならば、主要な登場人物たちの「その後」について脚本の岡田恵和は丁寧に(視聴者サービスであり、出演者へのリスペクトであろう)フォローしていたことである。あの人やこと人が、あとから何かのきっかけで再登場するのである。そういう観点から『カムカムエブリバディ』を観ると、もやもやすることがある。たとえば、るいの兄の算太は借金取りに追われて行方をくらませたままである。安子の父親がおはぎを売ることを教えた戦災孤児はその後どうなったのだろう。るいは竹村クリーニング店の夫婦にひなたを会わせのだろうか。そして何より、安子とるいはいつ再会し、和解できるのだろうか(番組的には最終盤が盛り上がるのかもしれないが、それぞれの人生を考えるならば、できるだけ早い時点でそうなってほしい)。

食事の後に少し横になる(寝不足気味)。

昨日のブログを書いてアップする。

2時半ごろ、遅い昼食を食べに出る。

スイカの残額が少なくなったのでチャージする。私はたいてい一万円をチャージする。そうすれば当分チャージする必要がないからだ。しかし卒業生とカフェ巡りをしているときに見ていると、千円チャージという人もいる。それではその都度現金で切符を買っているのと大して違わないのではないかと思うのだが、この辺りは金銭感覚の違いであろう。ちなみに私はスイカをクレジットカードとリンクさせてオートチャージすることはやっていない。

多摩川線に乗って一つ目の矢口渡へ。

「リヨン モアール」で朝食用のパン(ボンジュール)を購入。

駅前商店街を少し歩いて左に折れると、

「燈日」の看板が見える。

入口の近くのテーブルに座る。

食事メニューは定期的(?)に替わる。一昨日、インスタで「替わりました」と告知があった。

燈日定食(鱈の和風だしかけ)を注文する。

予想通り、ふっくらと上品な味わいである。定食屋とは違うカフェの和定食。

デザートに本日のきまぐれおやつ(純生ロール)とアイスカフェラテを注文。これは運ばれてきたときの写真。左にケーキ、右にドリンク。正式な配置である。グラスもフォークも右手で持つ。

しかし、私は食べるときは左右を入れ替える。右手でフォークを持ち、左手でグラス(カップ)を持つ。その方が食べやすいからだ。

ケーキを食べ終えてから、鞄から『回転木馬のデッド・ヒート』を取り出す。

「プールサイド」を読む。これは細部までよく覚えている。「35歳」を人生の折り返し点と定めて、その前後の心境を男が会員制のスポーツクラブのプールサイドで「僕」に語る話だ。何歳を人生の折り返し点(中間地点)と見るかは、想定する人生の長さによるだろう。80年とすれば「40歳」だし、100年とすれば「50歳」だ。その男は人生を70年と想定したわけだが、それは平均寿命から考えて少し控えめな想定だが、おそらくあるレベル以上の健康体でいられる人生の長さを想定したのだろう。私がこの作品を読んだのは、本が出てすぐだから、1985年の10月、つまり31歳のときだった。人生の折り返し点まであと3年半というときだったが、私はそのときまだ定職に就いていなかった。妻は臨月で産休に入っていた。だからジョーを見ていると他人事とは思えないのだ。

きっかり1時間滞在して店を出た。

蒲田に戻ってくる。

雲の多い空だが、暗くはない。

帰宅すると、昨日と同じ猫が昨日と同じ場所にいた。私を見て、悪意のある人間でないことを確かめているようだった。野良猫にとって人間は、餌をくれる人、危害を加えない人、悪意のある人間の三種類だ。

本日の東京の新規感染者の発表があった。横ばい、ないし微減傾向が続いている。このままいってくれ。

レポートの採点作業も終盤だ。

夕食は蟹爪のフライとウィンナーフライ、エノキおろし、味噌汁、ごはん。

食事をしながら『ゴシップ』第5話(録画)を観る。後味のいいときと、ほろ苦いときがあるが、今回は前者。

全部のレポートの採点終了。ただし、これから見返し作業がまっている。途中で採点基準にブレがないかを点検しなくてはならない。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

羽生善治九段の順位戦A級からの陥落が決まった。A級在位は連続29年でストップした。どんな強者も衰える。これで藤井聡太がA級に昇進すれば、二人が順位戦で対局することはなくなる(もちろん羽生がA級に復帰すれば可能だが、彼がB級で指し続けるかどうはわからない)。

2時、就寝。