9時半、起床。
トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『カムカムエブリバディ』。「大月」の回転焼きは一個100円である。虚無蔵が回転焼を1個所望し、るいがそれを袋に入れて渡し、虚無蔵が100円硬貨を1枚渡す。シンプルな所作であり、やりとりである。一種の様式美さえ感じさせる。まだ消費税という面倒なものは介在していなかった。消費税(3%)が導入されるのはそれから6年後の1989年のことである。それにしてもるいもひなたも店に来た虚無蔵を見て、なんですぐに「あっ、ポスターの人だ!」と気づかなかったのだろう。あの強面、あの着流し、そしてあの侍口調。ふつう気づくでしょ。
2時を回った頃、昼食を食べに出る。ご近所のWさんから「奥さん大丈夫ですか?」と挨拶される。彼女は妻の手芸教室の生徒さんでもあるのだが、「明日の教室はお休みします」と妻が連絡したのである。
多摩川線に乗ってお隣の矢口渡へ。
昔の東急線の車両を模したデザインの車両だ。
矢口渡駅の改札前の壁に近所の保育園の子どもたちが書いた電車の絵が貼られている。
「あっ、ポスターの人だ!」
駅前商店街を歩く。東急線沿線の商店街はどこもシャッター通り化してはいない。
ここに来たときは「リヨン モアール」で朝食用のパン(ボンジュール)を買うことにしている。
「燈日」に到着。
席は空いているようだ。
前回は「鱈の和風だしかけ」を食べた。今日は何にしようかな。
鶏肉と白菜のクリーム煮にする。
和風クリームシチューである。
デザートは苺とチョコのパフェ(ほんじつの気まぐれおやつ)とブレンドコーヒー。
実は隣の席の女性も私とまったく同じオーダー(鶏肉と白菜のクリーム煮からの苺とチョコのパフェ)をしていた。彼女の方が先客だったのだが、ほぼ同じタイミングで同じものが運ばれてきた。向かい合わせで座っていたので、あちらもこのことに気づいていたと思う。
大井町の「山田電機」へ行く。ウィンドウズ11を搭載したノートパソコンの購入を考えているのだが、ちょっと予算と折り合わなかった。
大井町の駅ビルの「Loft」でほぼ日手帳を購入するつもりだったのだが、駅ビルが休館だったので、大森の「イトーヨーカドー」に入っている「Loft」に行く。駅から少し歩くので来たのは初めてだが、スーパーというよりもデパートのようだった。
購入したのは「ほぼ日手帳2022」(カズン・4月始まり)。もうかれこれ10年以上これを使っている。これを使うようになって日記が習慣として定着した。
「ほぼ日のメモ帳セット」(カズンサイズ用2冊)。
「ほぼ日の下敷き」(カズンサイズ用))
『ほぼ日手帳公式ガイドブック2022』(マガジンハウス)。ヘビーユーザーたちの使い方を知るのが楽しい。
「西友大森店」の中にある「キネカ大森」(小さなシネコン)に寄って行く。
いまから映画を観ようというわけではなくて、見たい作品の混み具合を尋ねるためである。
観たい作品とは『ドライブ・マイ・カー』である。シナリオは早々に読んだのだが、まだ映画そのものは観ていないのだ。いまは毎日午後3時から上映している。席数が少ないので、チケットを予約購入してからでないと難しいのかもしれないが、私は予約して来るというのが苦手で、思い立った時にふらっと来たいのだ。「平日であれば、少し早めに来ていただければ座れます」とのことで、よかった。
映画館のある5階のフロアーは食堂街でもあったのだが、コロナの影響をもろに受けて、大半が閉店してしまった。まるでゴースト・タウンだ。
蒲田に戻って来たときは日が暮れていた。
夕食は鮎の塩焼き、揚げ出し豆腐とオクラの煮物、黒豆、白菜と油揚げの味噌汁、ごはん。
鮎はもちろん冷凍である。
デザートは苺。
食事をしながら『ミステリーと言う勿れ』第6話(録画)を観る。ガロにつづいて、新たな登場人物たち。ますます面白い。
ノルディックスキー複合男子ラージヒルは渡部暁人が銅メダル。最後の一周、観ている方も応援に力が入った。
スピードスケート女子パシュート決勝。追い上げて来るオランダチームとのきわどい争いになったが、最後のコーナーで最後尾にいた高木菜那が足がもつれて転倒という悲劇的な終わり方であった(転倒しなければ勝っていたとも言い切れないが)。
スノーボード女子ビッグエア決勝。女子ではまだ誰もやったことのない大技トリプルコークをほぼ成功させながら着地してから転倒し4位に終わった岩渕麗楽を他の国の選手たちが「すごい!」「やったね!」という感じで取り囲んでいる姿が印象的だった。他の競技の多くが、国別対抗戦のムードの中でピリピリとした雰囲気の中、選手たちの表情も硬いのにに対して、スノーボードは(これは夏のスケートボードのときもそうだったが)競技者たちが一つのコミュニティ(スノボー仲間)を形成している様子がよくわかり、観ていて気持ちがいい。
風呂にはチャイも一緒に入る。湯船の上に半分蓋をしてその上に載せてやる。湯船に飛び込んだりはしないが、興味津々である。頃合いを見計らって妻を呼び、チャイを風呂場から出すのだが、なかなか出たがらない。出してもまた戻ってきて風呂場のドアの向こうで「入れてよ」と鳴いている。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
2時、就寝。