8時半、起床。
パン、目玉焼き、サラダチキン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『カムカムエヴリバディ』。いろいろありました。(1)大部屋でひなたと算太が話すシーン。算太は自分の名前を「サンタ・クロース」(算太・黒須?)であると告げた。私には「算太苦労する」と聞こえた。ひなたの名前をいい名前だと言った。ここで「お母さんの名前は?」と聞けばいっぺんに話が展開するところだが、聞かないか。荒物屋(いまは電器屋か)「赤螺」のお母さん(松原智恵子)は「たちばな」の名前も算太の名前も忘れてしまったようだが、何かの拍子で思い出すのではないだろうか。せっかく彼女を使ったのだから、そういう役回りをしてくれることを期待する。(2)ひなたと文四郎が一緒に映画を観にいくシーン。ひなた自身のモノローグにあったが、何で一緒に映画を観に行くという展開になったのだろう。チケットをあげた=一緒に観に行くというわけではないだろう。文四郎が「一緒に観に行こう」とひなたに言う姿は想像しにくい。るいとジョーがこの映画を一緒に観に行ったのはクリーニング店の奥さんがそれを勧めたからだったと思うが、もしかしてチケットをあげる場面にいた一恵がその役割を果たしたのかもしれない。「二人で一緒に観に行きなさいよ」と。女の子が一人で映画館に入るのは不用心な時代だったのかもしれない。(3)映画を観た帰り文四郎が「大月」の店の前で空腹から倒れるシーン。腹痛ならわかるが、空腹で倒れるか?そして大月家で夕食をごちそうになっている間、文四郎は正座だった。これも芝居の訓練のためだろうか。みんなを前に夢を語る文四郎。しかし、帰りがけ、ひなたと二人になったとき、「怖いんだ」と不安を語る文四郎。出ました、「弱さの自己開示」。おそらくひなたは胸がキュンとしたはずである。「頑張って。私、応援しているから」という言葉がひなたの口から出る。その直後、「なんで応援しているなんていったんだろう」とひなたは自問する。まだ自分の気持ちに気づかないようである。でも、こういう自問自体がそのためのステップなのである。あと数センチですね。(4)算太が桃剣のことを「だんごちゃん」と呼んでいるのは「団子」とは関係なく、桃剣の襲名前の名前が「桃山団五郎」だったからなのね。早とちりでした。
昼過ぎに家を出る。
今日は大学に用事がある。
「たかはし」で昼食を食べよう。
カキフライにも惹かれたが、注文するものは最初から決めてあった。
肉豆腐定食(830円)。ご飯は軽めで。
冬場はこれが一番。甘めの味付けでごはんがすすむ。
壁に掛けられた調理師免許が目に入る。ご主人は昭和47年(1972年)のお生まれでしたか。私が高校3年生のときだ。「若旦那」のイメージが強いけれど今年で50歳になられるのですね。これからも「早稲田で一番美味しい定食屋さん」として頑張って下さい。
研究室に行く前に穴八幡に寄って古いお守り(一陽来復)を納めよう。
隋神門。お寺であれば仁王門に相当する。
内におわすは仁王様ではなく隋神様。邪気が境内に入ってくるのを防ぐのがお役目。
拝殿。冬至の日に新しいお守りを求めに来たときは境内に古いお守りを納める大きな木箱があったが、それが見当たらない。
参拝の後、社務所の方に「古いお札はどこに納めたらよいのですか?」と伺ったら。「ここで預からせていただきます」と言われた。よろしくお願いいたしますとお渡しする。
境内から見る31号館高層棟。
さて、研究室へ行こう。
しばらく雑用。
このティーカップ&ソーサー、そしてティーポットは田中一光という作家さんのもの。松本の「グレインノート」で買い求めた。
雑用は片付いた。4時ごろ大学を出る。
久しぶりに「トンボロ」に顔を出そうと、神楽坂で途中下車。
でも、水・木が定休日だった。
5時前に蒲田駅に着いたので「スリック」に顔を出すことにした。
しかし閉まっていた。
臨時休業ではなく、私がうっかりしていただけで、今日は「振替休業」と前から告知されていた。でも、「振替休業」って何?どこか定休日に営業してましたっけ?
「きりん珈琲」に寄って行くことにしよう。まさか三店続けて振られることはあるまい。
「きりん珈琲」はやっていた。多少混んではいるみたいだが、空席はありそうだ。そのとき背後で「大久保先生!」の声がした。
「スリック」のマダム、有紀子さんだった。
ワンちゃんの散歩中である。いま、「スリック」へ行ってお休みだったので、こちら(きりん珈琲)に入ろうとしていたところですと説明する。なんだか浮気の釈明をしているみたいだが、地域のカフェというのはライバル関係にあるものではなく、共存共栄の関係にあるのである。「スリック」には明日か明後日に伺わせていただきますね。
黒ゴマ黄粉ぜんざいときりんブレンドを注文。ぜんざいは半分ドリンクのようなもので、ケーキを食べるほどではないけれど(夕食の前なので)、甘味が欲しいというときによく注文する。冬の間だけときどきメニューで出るのだが、冷やしぜんざいという形で夏場のメニューにも出してほしいものである。
『人間晩年図巻2008-2011年3月11日』から、2008年に亡くなった「忌野清志郎(58歳)」「藤沢秀行(83歳)」「大原麗子(62歳)」の3人を読む。
1時間ほど滞在して店を出る。
帰るときは駅まで戻らず、呑川を渡って帰宅。
夕刊の一面は「露、ウクライナ攻撃」。すでにネットのニュースで知っていたが、改めて大きな活字で見ると、事態の深刻さを感じる。
本日発表された東京の新規感染者数は10169人。先週の木曜日から(さらには昨日からも)かなり減じているが、これは昨日が祝日だったためだろう。今日は通常の木曜日ではないのである。
夕食はシュウマイ、ソーセージと卵とほうれん草と舞茸の炒め、ワカメの味噌汁、ごはん。
食事をしながら『プレバト』(追っかけ再生)を観る。
ゼミ論集の見積もりで業者とやりとり。折り合いが付いて、来週の火曜日に研究室でデータを渡し表紙の色などを決めることになった。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時半、就寝。