フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月14日(月) 晴れ

2022-02-15 13:17:58 | Weblog

8時45分、起床。

本日の『カムカムエブリバディ』。私は勘違いしていた。「るい」篇から「ひなた」篇への移行は連続的で、るいは引き続き登場している。主役が変わるとはどういう意味だろう。それは「いかに生きていくか」という問題がるいからひなたに移ったといことである。るいは「いかに生きていくか」という問題と直面する娘を見守る母親の立場になったのだ。しかし、と私は思うのだが、結婚し、子どもをもち、その子供が大きくなるということは、「いかに生きていくか」という問題から解放されることではないだろう。そういう問題に蓋をするということはあるだろう。もうそういうことをあれこれ考えるのはやめよう、そういう問題で悩む人生の時期は過ぎたのだと。しかし、蓋をしても問題そのものが消えるわけではない。潜在化した問題はいつか何かのきっかけで顕在化する可能性がある。るいに関して具体的に考えれば、「大月」の経営の問題があり、それと関連して無職の夫の問題があり、そして母との関係の問題がある。いずれもひなたの「いかに生きていくか」という問題よりも卑小な問題では決してない。「ひなた」篇とはいっても、るいとひなたのダブル主演といってもいいものである。いや、ジョー自身の「いかに生きていくか」という問題だってあるわけで、「ひなた篇」というのはひなたをダミー(仮の主役)としての大月一家の物語というべきものになるのではないだろうか。

書斎で昨日のブログを書いていると妻がやってきてバレンタインデーのチョコレートをくれた。

久が原に工場(直売所)のある「ベル・アメール」の「パレショコラ」という名のチョコレートである。

去年も一昨年もこれだった(私のリクエスト)。

昨日3回目のワクチンを接種した妻は、私と同様、明け方に寒気がして目が覚めたそうだ。それほど強い副反応ではないが、やはり回復するには1日、2日はかかるだろう。

2時頃、昼食を食べに出る。

「テラス・ドルチェ」へ行く。

生姜焼きランチを注文。最初にコンソメスープが運ばれてくる。いつもより胡椒が効いている。

生姜焼きプレート。小鉢はスパゲティと冷奴。

食後にサイフォンで淹れたコーヒー(これはセット)とアップルパイを追加で注文。

帰宅して『早稲田ウィークリー』から依頼されている1000字ほどの原稿を書く。足元で寝ているチャイのお腹をつんつんしながら。

本日の発表の東京の新規感染者は10334名。ピーク時(2月初旬)の半分ほどになっている。もっとも増加のペースが減少しているだけで、感染者数はまだ増えている。医療現場や保育園などは大変である。実際、同僚の先生や学生やカフェ仲間から「感染しました」という連絡を受け取っている。身近な人に感染者が出るというのは、去年の夏の第5波のときまではなかったことである。波の高さは後から来る波ほど高くなっているが、もし第7波というものが来たらどういうことになるのか、ちょっと想像ができない。波の高さと重症化の程度は反比例する(かかりやすいが重症化はしにくい)との見方もあるが、安易に信じることはできない。それはオミクロン株についていえるだけかもしれない。とにかく我々にできることは感染防止に努めながら、感染してしまった場合の治療薬の開発を待つことである。

夕食はステーキ、トマトサラダ、玉子とワカメのスープ、ごはん。

私もそうだったが、妻も食欲は低下してはいない。

原稿をもう一本書いて、夕食前に書いたものと比較する。2本送って編集者に決めてもらうという手もあるが、手ごたえとしては最初に書いたものの方がいいので、そちらをメールに添付して送る。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。