フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月2日(土) 晴れ

2022-07-03 13:02:48 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今朝はバタートーストの気分。

今日は早稲田社会学会の大会(オンライン)。長い一日になる。

9時から理事会(10時まで)。

10時半から一般研究報告が3件(12時まで)

 小林信重(東北学院大学)「「遊びの時代」の「遊び人」
――1972 年の堀井雄二と早稲田大学漫画研究会」

 池本紗良(早稲田大学)「高校全員入学運動における「母親であること」の両義性
――運動に参加した母親の教育関心の変化に着目して」

 津多成輔(島根大学)「A 高校の進路指導において学力向上が重視される論理
――和歌山県紀南地域に U ターン就職をした教師の語りから」

 司会:栗原亘(高千穂大学)

一般研究報告が終って、昼休み。「マーボ屋」に昼食を食べに行く。

冷やし担々麺。

担々麺の尖がった辛さが豆乳でマイルドになっていて爽やか。

スマホをチェックしようとしたらネットの接続が不安定である。あぁ、そうか、私が使っているJ:COMのスマホはauの系列だった。auの通信障害が朝から発生していることはネットで知っていたが、自宅ではNTT光をWi-Fiで使っているので、気づかなかったのだ。めったいないことだと思うが、二系統の通信会社を使っていればこういうときに慌てずにすむ。リスク分散は現代社会の基本原則であることを改めて認識する。

1時半からシンポジウム。今回のテーマは「『関係』の現在を考える――コロナ禍以降の研究・調査・実践」(5時まで)

 関水徹平(立正大学)「オンラインでの調査・研究の経験から考える、学知の生成・伝達の変容――身体の現前に着目して」

 武田俊輔(法政大学)「コロナ禍状況における遠隔地のフィールドワーク――祭礼をめぐる関係性・身体性の変容と調査の現況」

 樫村愛子(愛知大学)「コロナが可視化した「身体」「場」の構造――コミュニケーション資本主義とニューロダイバーシティの観点から」

コメンテーター:嶋﨑尚子(早稲田大学)・石田光規(早稲田大学)
司会者:髙橋かおり(立教大学)・本多真隆(明星大学)

5時から総会(5時半まで)。

コロナの時代になって3年目。大会は1年目(2020年)は中止、2年目と3年目はオンライン開催である。研究活動に限らず、生活のあらゆる面でいえることだと思うが、当初、コロナ的状況は一時的なもので、その対処は緊急避難的なものだとみんな思っていた。しかし、その予測は外れ、コロナ的状況は持続し、この先ずっとこのままとはいわないけれど、コロナ以前の状況に完全復帰は難しいだろうと多くの人が考えるようになっている。「オンライン」を「対面」のいたしかたない代替措置ととらえている限り、その「身体性の欠落」ばかりに目が行きがちだが、「オンライン」にはそれなりの良さがある(現に今日の大会もこの猛暑の中、コロナ以前のように戸山キャンパスで開催していたら、身体的に相当きつかったろうと思う)。また、「オンライン」もこれから先、技術的な改良が加えられていくはずである。「プレ・コロナ」の時代を懐かしんでいるだけでなく、「ウィズ・コロナ」「ポスト・コロナ」の時代を前向きに生きていかなくてはならないだろう。

夕食はカマスの干物、サラダ、人参のきんぴら、大根の味噌汁、かやくごはん。

食事をしながら『異世界居酒屋のぶ』(録画)を観る。

デザートは小玉スイカ。

風呂から出て、湯船の栓を抜くと、チャイがまだ湯が少し残っているタイミングで、飛び込んだ。足と尻尾とお腹が濡れてしまった。「やっちまいました」という顔をしている。

『桑田佳祐のやさしい夜遊び』を聴きながら今日の日記を付ける。石川セリの歌う「八月の濡れた砂」を久しぶりに聴いたが、けだるい詩情がとてもよかった。

1時半、就寝。