フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月11日(木) 小雨

2024-07-12 10:48:32 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト、みかんジャム、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

本日の朝ドラ。寅子は気づいたら家族(子供たち)から浮いた存在になってしまっていた。夫=父親にはよくあることだが、仕事中心の生活をしていれば、女性にも同じことは起こる。

昨日のブログを書く。

研究会の準備。

昼過ぎに大学へ。昼食は「ごんべえ」で。

水差しがテーブルの上においてあるのは、食事中によく水を飲む私のような客にはありがたい。

忍者うどん(加薬ごはん抜き)を注文する。なぜこれが忍者? たぬき(天かす)ときつね(油揚げ)の化かし合いが名前の由来かと思ったが、見た目が「忍者」みたい(忍者ハットリ君?)と店長のお子さんが小さいときに言ったからというのが由来らしい。にんにん。

そう見えなくもない。にんにん。

3限の大学院の演習は今日はお休み(明後日が修論中間報告会なので)。

4限は博論の検討会(オンライン)。

5限は演習「現代人と社交」。グループ発表が2件。

 「客と店員の立場から考えるカフェでの社交」

アルバイトでカフェの店員をしている3人が、店員として客と会話を交わすことと自身が客としてカフェの店長さんや店員さんと会話を交わすことを比較したファイ―ルドワーク。興味深かったのは、店員としての役割を演じているときは(演じているという意識が強いのだ)、客と気楽に会話が交わせるのに、客という役割を演じるときは(演じるという意識は弱いようだが)店の人との会話に臆してしまうということや、二度目に訪れるときの心理的負荷が高いということ、つまり店の人からどう自分が見られているか(二度目の来店であることを店の人は覚えているか、好意的な反応をしてもらえるか)が気になるという心理である。よほど最初の来店との間隔が空かない限り、店の人は再訪の客のことを覚えているものだし、再訪の客が自分の店のことを気に入ってくれたわけだから嬉しいはずである。とくに個人経営の小さなカフェであれば間違いなくそうである。教訓:店員さんは再訪の客だと気づいたら「またお越しいただけて、嬉しいです。ありがとうございます」と挨拶すること。

 「早稲田周辺のカフェにおける社交」

「カフェゴトー」を数回訪問して、お店の方やたまたま居合わせた客との会話を試みたフィールドワーク(補論的に学生の地元のカフェでのフィールドワークとの比較)。「会話をしよう」という意気込みがすごかった。注文のときに「お薦めはありますか」はよくあるとしても、「雨の日におすすめの飲み物はありますか」はドラマの中の台詞でしか聴いたことがないような気がする(笑)。隣の席の客に「最近の悩み事」を尋ねるというのも(よく答えてくれたものである)、なにやら霊感商法みたいである(笑)。自分と年齢の近い異性の客に話しかけるときに「ナンパと勘違いされないか」を気にしていたが、ナンパの場合、道で話しかけるときの決まり文句は「お茶でもしませんか?」だから、カフェの場合、すでにそこでお茶を飲んでいるわけで、ファースト・ステージクリアー的状況からスタートすることになり、ナンパほどの唐突感はないはずである。勘違いされたとしても、いいじゃないか、人間だもの(笑)。

7時頃、大学を出る。雨上がりの夕日がドラマチックだった。

蒲田に着いてから「吉岡家」で食事をする。

稲庭うどんとカツ煮を注文する。

カツ丼ではなく、カツ煮(カツ丼の頭だけ)というところがポイント。うどんとカツ丼では炭水化物が二倍になってしまう。

9時ちょっと前に帰宅。リビングでは妻が『プレバト』(今日は俳句大会)をリアルタイムで観ていたので、私はそれを観ないように(結果がわかってしまう)、書斎に入る。

レビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。