フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月14日(火) 晴れ

2025-01-15 15:38:45 | Weblog

8時、起床。

チャイ、勘違いしてはいけな。君はライオンキングではない。

今日は年に一度の人間ドックの日。なので朝食は抜き。

紅茶を淹れて、昨日のブログを書く。勘違いを注意されて、少しいじけているチャイ。

昼過ぎに家を出て、大学へ。「メルシー」の前に行列ができている。去年の9月にいったん休業宣言が出て、しばらくして再開した。みんなホッと胸をなでおろしたものである。再開後、まだ行っていないので、人間ドックが終わったらいつものようにここでチャーシュー麺を食べようかな(空いているといいけど)。

人間ドックは大学指定のクリニックで受診している。

1時半開始で、終わったのは3時半。いつもより少し時間がかかったが、流れ作業ではなく、丁寧に診ていただいた。

採血は一度で針が血管に刺さらなかった。私の場合、よくあることで、血管自体は細くはないのだが、表面から見えにくいのだ。最初の若い看護師さんではうまくいかず、ベテランの看護師さんに交代して、うまくいった。若い看護師さんは申し訳なさそうにしていたが、経験を積まれれば大丈夫ですよ。頑張ってください。ちなみに採血のとき、うまくいったら、「お上手ですね」というと看護師さんはみんな嬉しそうな表情になる。それだけ彼らにとっては重要なスキルであるのだろう。

5年ぶりに肺活量の測定をした。コロナの期間はリスキーなので測定は行われなかったのだ。きっと肺活量は落ちているだろうと思ったが、意外にも5年前と変わらなかった。

視力の測定では、「E」の字の上下左右どちらに開いているかを問われるのだが、間違うと、「そこではないとすればどちらでしょう?」と聞かれる。セカンドチャンスが与えられるのだ(!)。しかも四択から三択になって(!)。なので視力検査の結果は割り引いて受け止めた方がよいだろう。

身長は最初の測定では去年より0.5センチ低くなっていたが(年を取ると身長は縮むのである)、もう一度測ったら、去年と同じだった。「去年と同じにしておきますね」と看護師さんは言った。視力もそうだが、老化防止(?)の配慮というか忖度が行き届いている。

年末にお会いしたAさんが今日は演劇博物館に調べ物があって早稲田に来ているので、終わったらお茶でもしましょうと約束していた。「ただいま終わりました」と連絡をして、村上春樹ライブラリーの玄関前で待ち合わせる。

食事もお茶もできるカフェというと「タビビトの木」なのだが、念のため電話をしても出ないので、臨時休業かもしれない。「森の風」に行ったら今日は貸し切りだった。「メルシー」の話をしたらAさんは「メルシーに行きましょう」と言った。えっ、カフェじゃなくてラーメン屋ですよというと、「知ってます。一度閉店して、再開したお店ですよね。行ってみたいと思っていたんです」と答えた。へぇ、では、お連れしましょう。卒業生らを早稲田のカフェにお連れするのはよくあるが、ラーメン屋は初めてである。

店の前まで行くとシャッターが途中まで降りていて「準備中」の札が出ている。以前は中休みはなかったと思うが、再開後は午後3時から4時まで中休みをとることになったようだ。4時まであと少しなので、店の前で待つことにした。待っているのはわれわれの後ろに一人だけだった。

時間通りシャッターがあがって、入口から二つ目のテーブルに座る。私はチャーシュー麺、Aさんはラーメンを注文した。

久しぶりで食べる「メルシー」のチャーシュー麺はやっぱり旨い。

昼食は軽めだったというAさんもラーメンを美味しそうに召し上がっていた。「来られて嬉しいです」。それはよかった。

食事を終えて、研究室へ。

お土産に味噌汁をいただいた。

陶器のコレクションの中からお好きなものを選んでいただく。黒の重厚なコーヒーカップを選ばれた。たしかこれは松本のギャラリーカフェ「ガルガ」で購入した阿久津真紀さんの作品である。

場所をカフェ・オオクボ(研究室)から本物カフェに移しましょうと、「カフェ・ゴトー」に行ったのだが、満席だった。それで「ルノアール」へ行く。しばらくぶりだったが、内装が変わっていた。厨房のそばの落ち着いた雰囲気のテーブルに座る。

私はアイスレモネード、Aさんはジンジャーレモンソーダ(という名前だったかな?)を注文する。

朝からあまり水分を摂っていなかったせいか、すぐにアイスレモネードを飲み干してしまったので、続けてアイスココアを注文した。

さらに小腹も空いてきたのでトーストを追加で注文した。「肉厚ですね」とAさんが言ったので、「厚切りです」と私は訂正した(笑)。

30分ほど経過すると日本茶が出てくるのが「ルノアール」の流儀である。Aさんはそれを知らなかったようで、感心されていた。

「ルノアール」には1時間ほど滞在した。タルトは食べられなかったが、空間的にはゆったりとしていて、寛げた。一緒に地下鉄に乗り、Aさんは九段下で降りた。今日はごちそうさまでした(「メルシー」も「ルノアール」も彼女が支払いをしてくださった)。またお会いしましょう。

8時半、帰宅。人間ドックの後にホテル内で使える食事券(1500円)を渡されるのだが、ショップでチョコレートを買った。

高品質のチョコレートであり、同時に、かわいいチョコレートでもある。パズル型のチョコレートは妻に進呈する。

紅茶を入れて、チョコレートを摘まんだ。夕食は済ませたことにした。

妻が生協の注文用紙を書きながら見ていた『夏目友人帳』という深夜にやっているアニメ(録画)を三本ほど観る。なかなか面白い。妻に「私も後で見るから消さないでね」と言っておく。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。