フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月15日(月) 晴れ

2014-12-16 07:58:20 | Weblog

6時、起床。合宿の癖で早起き.

トースト、サラダ(ハム、トマト、レタス)、紅茶の朝食。

地元のタウン誌の編集をやっているTさんからのメールで、「越中屋」の閉店を知る。たまにこのブログに登場する、高齢の夫婦がやっている大衆食堂で、いつ閉店しても不思議ではなかったのだが、もう一度行っておきたかった。

母が使っている電気ポットがもう限界なので、新しいものを大井町のヤマダ電機に買いに行く。象印の2.2リットルタイプのもの(6000円ほど)を購入。

昼食は残り物のご飯と鮭フレークでお茶漬け。合宿で増えた体重を元に戻さなくてはならない。合宿中、三度三度ご飯をしっかり食べたこと、ずっと演習室にこもっていて運動不足であったこと、それで体重が増えてしまったのである。合宿ではいつもこうなる。普段はしないご飯のお替りをするのがいけないのだが、食堂のスタッフさんの顔を見ると、お替りをしないと申し訳ないような気分になるのである。

体重を減らす方法は基本的には二つしかない。食べる量を減らすことと、体を動かすことである。夕方、ジムへ行く。

選挙が終わっても選挙ポスターはすぐには撤去されない。兵どもが夢の跡だ。

ジムではクロストレーナーを50分漕いで、700キロカロリー超を消費。

帰りに「phono kafe」に顔を出す。ジムの後の定番の葡萄ジュース(赤)のフロートを飲む。

店内はクリスマス仕様に飾られている。

「越中屋」の閉店は大原さんもご存知だった。常連客のTさんに教えてもらったそうだ。Tさんは「誰かあの店を継いでくれないかな。大衆食堂でなくてもいいから」と言ったそうだ。「じゃあ、「phno kafe 2」なんてどうでしょう」と大原さんに言ってみる。あるいは「夜phono kafe」だ。こちらとは一転して不健全な雰囲気でやっていただく(笑)。

私が今日最後の客になった。

7時半、帰宅。

夕食は焼き魚(鯖)とおでん。

デザートはバームクーヘン。


12月14日(日) 晴れ

2014-12-14 21:33:36 | Weblog

7時、起床。今日も快晴。

7時半から朝食。

寝具の片付けをして、チェックアウトの手続きをする。

帰り支度をしてロビーに集合。

管理人さんにご挨拶。管理人さん曰く、「大久保先生は鴨川セミナーハウスを一番利用されている先生なんです」。ほ、ほんとですか!このセミナーハウスが出来てから、年に2回、コンスタントに利用しているが、そういう教員は他にいないのか・・・。

セミナーハウスの玄関で安房鴨川駅行きのバスを待ちながら。

他のゼミの集合写真を撮ってさしあげる。(ゼミ生のOさん撮影)

安房鴨川駅前→東京駅前の高速バスの中では、セミナーハウスで一緒だった商学部のT先生とずっとおしゃべりをしていた。帰りのバスの中で一睡もしなかったのはたぶん初めて。

渋滞に巻き込まれることもなく、12時ちょっと過ぎに東京駅前に到着。ここで解散。お疲れ様でした。

蒲田に着いて、「phono kafe」によって、昼食を食べていくことにする。

私が「カフェ文化論」を書いたタウン誌が出来上がって店頭に置かれていた。

「巻頭エッセイ」という扱いになっていた。

ご飯セットを注文。

ごぼうのフリット、ブロッコリーと赤カブのタルタルソース。

ネギポテトの油包み揚げ

帰宅して、一服してから、投票に行く。 

投票をすませ、投票所(相生小学校)の隣の女塚神社にお参りをする。

「テラスドルチェ」でコーヒーを飲む。

もう12月も半ばである。合宿が終わったので、これから年末感がじわじわと湧いてくるだろう。

東急プラザの「くまざわ書店」を覗く。

何かと話題のピケティ『21世紀の資本』の翻訳が出た。内容は高度に専門的で(実証的な経済史研究)、しかも大部な本なので、手を出すつもりはないが、『現代思想』(臨時増刊号)が特集を組んでいたので、購入する。巻頭のインタビュー記事(外国の雑誌からの転載)をまず読んでみる。

―あなたのご著書『21世紀の資本』が、これだけ売れている理由をどうお考えですか。

ピケティ 現実に不平等が拡大していることへの憂慮が、この本の成功の理由の1つでしょうね。

―この本が売れているのは、経済危機は周期的にやってくるのではなく、構造的なものだと、人々が信じはじめたからだと、ある経済学者が言っていますが。

ピケティ わかります。アメリカ合衆国における富の不平等は広がり続けていて、人々はこれが永遠に続くのかと思い始めています。これまでよりも成長率が低くなって、1パーセントとか2パーセントの成長ということになると、将来が心配になってきて、人は不平等だと考えるようになるのですね。

―ご自身の過去について少しお聞きしたいのですが、あなたにとっての経済学のヒーローは?

ピケティ ある意味で私がやってきた研究は、クズネッツの仕事を他の多くの国に拡張して、時間枠も長くとろうとすることです。経済学の伝統を見てみると、これを誰もやっていないことに気付いて驚きました。

―マルクスの影響については? いつごろから読み始めたのですか?

ピケティ マルクスですか?

―ええ。

ピケティ 一度もちゃんと読んだことはないです。きちんと読もうとした人がいたのかな。あなたは読んでみましたか?

ーエッセーはいくつか。経済モノは読んでいないです。

ピケティ 1984年の『共産党宣言』は短いし、よく書けている。『資本論』は難しすぎて読みづらい。あまり影響されていないです。

―でもご本、とくにタイトルは、マルクスへの敬意が込められているのでは?

ピケティ とんでもない、全然! 大きな違いは、私の本が資本の歴史を扱っていることです。マルクスの本にはデータがない。

『日経WOMAN』が時間術の本を同時に2冊出していたので、どう違うのだろうと思ったら、一冊は『プレジデントWOMAN』という新しい雑誌だった。よく見ると「WOMAN」のロゴが違うが、かなり紛らわしい。

お金のない時代にはお金の使い方の本は売れない。代わりに、時間の使い方の本が売れるのだろう。どんな時代にも一日の持ち時間は24時間で、これについては格差はない。でも、お金のある人はお金のない人の時間を搾取するから(ブラック企業)、自由時間の格差は生じるのである。だから労働者は賃金アップだけでなく、労働時間の短縮を求めなければならないのである。

夕食は豚肉とアスパラと卵の炒め、麻婆豆腐。

開票速報を見る。どの局も最初に出口調査の結果を示していたが、あれだけ見て、「もういいや」という気になってしまう視聴者が多いのではないだろうか。TV局にとっては自分で自分の首を絞めてしまうような演出ではないだろうか。

戦後最低の投票率と与党の圧勝。われわれの半分は政治に期待せず、残りの半分の多くは現状の政治的趨勢に身を任せることにしたようである。

広島七区から民主党公認で立候補した教え子は落選した。彼女からメールが届く。帰京して一息ついたらアフタヌーンティーを飲む約束をする。


12月13日(土) 晴れ

2014-12-14 15:31:29 | Weblog

7時、起床。快晴だ。

7:30から朝食。

普段の朝食よりがっつり食べてしまう。

さて、今日は、朝から晩までびっしりの演習である。

午前中の演習は、Fさん、Sさん、Eさん、Yさんの報告。

12:00から昼食。天ぷらうどん+デザート(ミニシュークリーム)。

14:00まで昼食休憩。卓球をする者、海の方へ行ってみる者、部屋で昼寝をする者などいろいろだ。

午後の演習は、I君、もう一人のI君、Hさん、Oさん、Kさんの報告。

18:00から夕食。他に2ゼミが来ている。

お決まりのメニューのほかに、われわれのゼミは特別メニューの刺身の舟盛り(2台)を注文しておいた。他のゼミの学生たちから羨望のまなざしを浴びる。

風呂を浴びてから、20:30から22:30まで最後の演習。IさんとA君の報告。

最終日の夜は打ち上げの飲み会。男子部屋にみんなで集まって飲む。 

私は1時を回った辺りで失礼して、自室に戻る。2時、就寝。

今夜はよく晴れていて、流星がたくさん見えたようである(ふたご座流星群)。 


12月12日(金) 曇り

2014-12-14 15:13:20 | Weblog

7時半、起床。今日から鴨川セミナーハウスで2泊3日の3年生ゼミ合宿だ。

トースト、サラダ(トマトとベビーリーフ)、紅茶の朝食。

9時過ぎに自宅を出る。

9時40分に東京駅八重洲の安房鴨川行きの高速バス乗り場に到着。驚いたことに学生がまだ1人も来ていない。しかし、理由はすぐにわかった。私が集合時間を勘違いしていて、1時間早く着いてしまったのだ。

東京駅地下街のカフェで時間をつぶすことにした。こういう1時間は何だか得をしてような気分である。

予定通り11時発のアクシー号に乗って、東京湾を渡る。学生18名+私。

安房鴨川駅前からはタクシーに分乗してセミナーハウスへ。

昼食用に購入しておいたシューマイ弁当を食べ、14:30から演習を始める。

Mさん、Aさん、Mさん、Tさんの報告。

18:00から夕食。今回の合宿は(も)ずっと演習室にこもりきりになるので、食事が中心的な楽しみである。

夕食後の休憩時間に各自風呂に入る。今夜は宿泊客はわれわれのゼミだけなので、ゆったりしている。

20時から22時半まで演習。Mさん、Nさん、Sさんの報告。

今日の演習はここまで。

12時、就寝。


12月11日(木) 雨のち曇り

2014-12-12 01:25:01 | Weblog

6時、起床。

2年生の論系進級希望の一次集計結果が出た。

 多元文化論系 37

 複合文化論系 157

 表象・メディア論系 260

 文芸・ジャーナリズム論系 164

 現代人間論系 185

 社会構築論 126

定員は各論系とは157名である。表象・メディア論系はかなりの倍率となった。希望の変更は一度だけできるので、これからが悩ましいところだろう。

マフィン、サラダ(炒り卵、ハム、トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。

Kさんからお送りいただいた広島菜の漬物がようやく届いた。「ようやく」と言ったのは、Kさんが発送されたのは12月3日で、昨日、「広島菜をお送りしたのですが、届きましたか?」というメールをいただいたのである。まだですと返信をすると、宅配の業者に問い合わせたところ、一度届けたのだが、不在で、11日に届けてほしいと指定されたという説明だった。しかし、私の家の誰も不在配達通知を見ておらず、したがって誰も11日に再配達の指定の連絡などしていない。仮に再配達を指定するにしても、当日の夜、あるいは翌日を指定しそうなもので、毎日誰かは家にいるのにわざわざ一週間も先を指定するだろうか(しかも商品は要冷蔵の食品である)。今日の昼に配達があったので、いつ来て不在だったのですかと尋ねたら、そのいつもの担当の方は、いえ、今日初めてうかがったのです、不在配達はしていませんと答えた。一体、どういうことなのであろうか? ところが2時間ほどしてから、その人がまたやってきて、明日新品を配達に来ますといって先ほどの品を回収していった。そういう指示が出たのだそうである。ますますわからない。何かの手違いで、発送した品物がどこかで滞り、Kさんからの問い合わせでそのことに気づき、あわててその場しのぎのいいかげんなウソを言った人がいたのだろう。お歳暮シーズンでミスも起こりやすくなっているのであろうが、ミスはしかたないとして、嘘はいけません。人や組織の質は、ミスをしたときの対処の仕方でわかるものである。

昼食は残り物の冷や飯をチンして、鮭フレークをかけて、鮭ご飯にして食べた。

『深夜食堂』第8話「きんぴらごぼう」を録画で観る。今シーズン屈指の傑作だと思う。つみきみほを久しぶりでTVで観た。彼女は市川市の出身で、デビューして間もない頃(彼女はまだ高校生だった)、東西線の車内で一緒になったことがある。当時から存在感のあるタレントだったが、結婚・子育てでしばらく活動を休止していた時期があって、数年前から活動を再開したようである。ドラマの中で、教え子のヤクザから恋心を告白されて、「こんなおばああちゃんでいいの?」と言い返すシーンがあったが、「おばあちゃん」はないだろう。ドラマの中の年齢設定はわからないが、つみきみほは43歳である。存在感のある女優になった。

夕方、妻が仕事から帰宅したので、私は息抜きに出て(宅配業者などが来るので、母を一人置いていくわけには行かないのだ)、「まやんち」へ行く。 

今日は雨の一日だったので、お客さんも少なかったようである。

林檎のアップサイドダウンケーキとクリスマスティーを注文する。

壁に掛けられた絵が遠目には羊に見えたのだが(来年の干支だから)、近づいて見たら猪だった。よく見ると、レジの台の上の小物入れも猪である。これは何か意味があるのですかと店主のまゆみさんに尋ねたら、「まやんち」を開店したのが亥の年(2007年)だったので、初心忘るべからずということで飾っているのですとのことだった。今年が8年目なのですね。

駅ビル東館の「くまざわ書店」で、壇蜜『壇蜜日記』(文春文庫)を購入。先日、ツイッターで糸井重里が「必読」と言っていた本である。たぶんそのせいだろう、アマゾンで注文しようとしたら、一時的に品切れ状態になっていた。レジに持っていたら、女性の店員さんだったが、「カヴァーはいかがいたしますか?」といつもなら聞くのに、何も言わずにカバーをかけた。

値上げ宣言で世間の注目を集めている「吉野家」に寄って牛丼(並み)弁当を1つ買って帰る。母への土産である(母の好物なのだ)。昨日はタッチの差で母がすでに夕食を食べてしまったので、今日は出かける前に「牛丼弁当を買って帰りますからね」と言っておいた。

母はそういうわけで牛丼の夕食だが、われわれは豚しゃぶである。

我が家では豚しゃぶは白菜を入れる(ほうれん草の家もあるようであるが、それは常夜鍋と呼ばれることが多いようである)。

豚しゃぶのいいところは、安くて、美味しいことである。

明日から3年生のゼミ合宿で鴨川セミナーハウスへ行く。その間のブログの更新はありません。