フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月19日(金) 曇り

2020-06-20 13:40:26 | Weblog

9時、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

妻が10時前に買物に出かけて行った。駅ビルの「ユニクロ」にマスクを買いに行くのだそうだ。「エアリズム」という名前の今日発売の話題のマスクらしい。少しして妻からLINEのメッセージが届く。「ははは、すっごい行列」 でも、並んで買うつもりのようだ。

「ブルーオーシャン」を聴きながら教材の作成。

妻が帰って来た。自分用のMサイズと私用のLサイズを一袋(3枚入り)ずつ購入してきた。テレビのニュースでどこかのユニクロ店の長蛇の列の映像が流れていた。

3時頃、近所の蕎麦屋「吉岡家」に昼食を食べに行く。

今日は4月中旬の気候らしく、ひんやりとしている。温かいうどんを食べよう。

天ぷらうどんを注文する。揚げたての天ぷらの衣がとろけた汁が美味しい。

店を出たところで、「忘れ物ですよ」と店主さんに呼び止められる。スマホを忘れて来てしまったのだ。前回か、前々回だったかは、デジカメを忘れてきた。いつもすみません。

帰りは商店街ではなく、少し遠回りになるが、「吉岡家」の脇の紫陽花の咲く小道を帰る。

ここは昔どぶ川が流れていた。そこを埋め立てて遊歩道にしたのだ。そのため道も微妙に蛇行している。まさに遊歩道の名前に相応しい。

4時半から3年ゼミ(zoom)。今日から各自のゼミ論の萌芽的テーマについて発表してもらう。どんなテーマでもよいが、これから1年半という時間をかけて取り組むわけだから、「本気で取り組めるテーマ」を選んでほしい。そういうテーマを見つけてほしい。そういうテーマと出会ったほしい。

引き続いて6時15分から4年ゼミ(zoom)。3年ゼミが少し長引いたので、4年生がパラパラと入って来て、ビデオをオフにして待っていた。

ゼミを終えて、夕食。

鶏肉ともち麦のトマト煮込み。今日は『あさイチ』でレシピが紹介されていたもの。レシピではトマトだけで20分煮込むことになっていたが、途中で煮詰まって来て、水を補給しないとならなかったそうだ。でも、美味しく出来ました。ごちそうさまでした。

雨が上がっていたので、ウォーキング&ジョギングをいつもの半分ほどの距離で(2キロほど)。

2時15分、就寝。


6月18日(木) 曇り、時々小雨

2020-06-19 09:56:04 | Weblog

9時半、起床。

トースト、ウィーンナー&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日のブログを書いてアップする。

今日から講義「日常生活の社会学」の6回目の講義が公開されたが、こっちは第7回の準備を始めている。準備をするのは3つ、講義資料、放送原稿(パート1:前回の復習のレビューシートの紹介)、放送原稿パート2(今回の講義)である。放送原稿パート2の草稿を書く。

3時を回った頃、ランチを取りがてら散歩に出る。傘を差さなくてもいいくらいの雨がパラついている。

「テラス・ドルチェ」に行く。

テーブルの上に広げたい資料があったので、入口を入って目の前にある大きなテーブルに座る(たいてい入口の方を向いて座る)。

グリーンカレーのセットを注文する。ここのグリーンカレーは、いや、グリーンカレーというものは一般に、癖になる味である。ライスは軽めにしてもらった。

セットのコーヒー(ブレンド)でもちゃんとサイホンで淹れてくれるのがこの店のポリシーである。

珈琲を飲みながら鞄に入れてきた資料(査読を依頼されている投稿論文)に目を通す。

切りのいいところまで読んだところで、店を出る。サンライズ商店街は蒲田駅西口のメインストリートである。

亀屋百貨店(家具のデパート)の壁にすでに閉館してしまった映画館の案内板がかかったままになっているのはうら寂しいものがある。「カマタ宝塚」と「テアトルカマタ」、この2館がかつて「映画の街」といわれた蒲田に最後まで残っていた映画館だったのだ。

工学院通り商店街の入口。ただし出口のアーチは取り払われてしまったので、事情を知らない人は、どこまでが工学院通り商店街なのかわからない。実態はカレーの「CoCo壱番屋」までである。そこから先は商店街ではなく、工学院の校舎が並び、その先の女塚通り商店街へとつながる。

「ティースプーン」に顔を出す。木曜と土曜はテイクアウト営業の日。

閉店(5時)まであと15分。ルバーブのジャムとレモンのパウンドケーキ3個を購入。

黒糖ミクルティーを注文し、閉店の時間まで島田さんと話をする。結局、私が本日最後の客となった。

帰宅して、投稿論文に最後まで目を通す。

夕食はサーモンのムニエル ホワイトソースかけ、サラダ、キャベツのスープ、ごはん。

デザートは「ティースプーン」で購入したレモンのパウンドケーキ。

査読報告書を書き上げて事務局にメールで送る。

講義「日常生活の社会学」のレビューシートに目を通す。受講生の3分の1(約100名)が初日にレビューシートを提出してくるというのはずっと変わっていない。きっとそういう習慣ができているのだろ。

風呂から出て、ラジオを聴きながら、今日の日記を付ける。ささやかな夜食はクラッカーとルバーブのジャムと紅茶。紅茶は一日に数杯飲む。

2時45分、就寝。


6月17日(水) 晴れ

2020-06-18 14:15:23 | Weblog

8時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日は会議日。10時半から大学院の社会学コース会議。1時間ほどで終了。

昼食はコンビニおにぎり2個(鮭と昆布)。

2時から教授会。2時間ほど(教授会としては短かった)。

散歩に出る。気持ちよく晴れている。

JRのガード下を通って東口方面へ。

「カフェ・スリック」に顔を出す。

こんにちは、マダム。

テーブルの配置は元に戻ったが、店内で飲食できるのは一人客のみ(二人客は店外のテーブルを使用)。

シフォンケーキとグレープフルーツのセパレートティー。

シフォンケーキは6月限定のピンクグレープフルーツのシフォンケーキ。ケーキもドリンクも今日はグレープフルーツ尽くしだ。

マダムも忙しい毎日のようである。そんな中での楽しみは韓国のTVドラマや映画を観ること。韓国ドラマを見てしまうと、日本のドラマは安っぽく見えてしかたがないそうだ。映画では『タクシードライバー』が素晴らしかったそうだ。1980年の光州事件を題材にした作品だが、私は未見で、マダムがどんな映画であるかを詳しく話してくれた。当時、そんなことが韓国で起こっているとは知らなかった彼女は、そのことが恥ずかしいという。ストーリーは分かったが、観てみたい作品だ。

「スリック」には閉店の時間までいた。日没が遅くなったので、平日の閉店時間も週末同様18:00にするそうだ。

今日は湿気もなく、過ごしやすかった。

近所の専門学校のキャンパスに立ち寄って、ベンチでひと時を過ごす。

「プラハの音楽家」と子どもたち。

夕食はアジフライ、玉子焼き、味噌汁、ごはん。

アジフライは醤油とソースを使い分けて食べる。

デザートは葛切り。

劇団「兎団」のオンライン公演『白い世界』の感想(数日前に見たのだが感想を書く時間がなかなかとれなかった)。

ストーリーについて話をすると、どう書いてもネタバレになってしまうので、知りたくない方は次の段落は飛ばして下さい。

恐怖の大王が降臨して世界が再び破壊されてしまうかもしれない」というナレーションから話は始まる。一瞬、いわゆる「世界系」の物語(平凡な主人公ががんばって世界を破滅から救う)なのかと思ったが、そうではなかった。「再び」というところがポイントで、最初の破壊は「20年前」に起こったという。それは主人公の青年の子ども時代のことで、母親が彼を捨てて家を出て行ったということだ。それは「彼の世界」を破壊する出来事だった。以来、彼はかろうじて心(喜怒哀楽)のバランスを保って大人になったが、恋愛から結婚へという道筋をうまくたどることができずにいた。区役所で働いていて、優しい人柄で、つきあっている同じ職場の女性がいるのだが、いつか相手から捨てられてしまうのではないかという不安がぬぐえないのだ。そんなとき、区役所の窓口に何かの給付金の申請でやってくるクレーマーまがいの女がいた。その対応を青年はさせられるのだが、どうやらそれが20年前に彼を捨てて出て行った母親らいしのだ。彼女は窓口で対応をしているの自分の生んだ子どもであることはつゆ知らない。博多弁丸出しで彼に毒づく。「恐怖の大王」の再降臨である。さあ、大変だ。この後の展開については、オンライン公演(YouTube)をご覧下さい。

こちら

『白い世界』は本来であれば「中野アクトレ」で上演される芝居だった。それが今回のコロナ騒ぎで中止となり、Zoomを使っての制作、YouTubeでの配信となった。こうしたことはコロナの時代の日常のあらゆる場面で見られる現象である。実際、私もオンライン授業、オンライン会議、オンラインカフェの日々である。大変なことになったものである。右往左往、試行錯誤しながら、なんとかやっている。だからZoomを使っての芝居の制作ということで、技法的な面からの関心もあった。

本編は4つのパート(ファイル)に分割されている。

#1 久遠寺透28歳(24:22)

#2 恋はしているんだよね~(26:39)

#3 いいかげん家賃払わないと。(23:11)

#4 恐怖の大王はX'masに降ってくる(51:25)

カッコの中の数字は時間を表すが、#4の51:25にはギョッとした。長いからだ。オンラインの講義(zoomで収録)では30分前後のファイルを2つで構成しているのだが、それが学生の集中力を考えると上限ではないかと考えているからである(同僚の先生方はもっと短いファイルに分割している)。リアルな教室で90分の講義が成立するのは、集中力の適度な弛緩が可能であるからだ(別の言い方をすると、講義には適度な散漫さが必要である)。しかし、観劇というのは講義を聴くよりも集中力の持続が求められる。『白い世界』はトータルで2時間ほどで、少し長めだが、リアルな劇場でなら舞台という空間をダイナミックに使って演出できるから、観客の集中力を持続させる工夫ができるだろう。しかし、Zoomを使うとなると、どうしても会話中心の展開になる。会話中心の演劇でも『12人の怒れる男たち』のような傑作は可能だが、なかなか難しいことである。#4はストーリーの展開上、分割はしにくい。本来は一気呵成に最後まで観るべきものであったが、私は途中で一度「一時停止」をした。集中力が途切れたからではなく、夕食の時間になったからである(書斎にいる私を妻が呼びに来た)。そして食事を終えて、最後まで観た。手に汗にぎる(という表現はちょっと大げさだが)展開だった。一人暮らしなら「一時停止」はしなかっただろう。

最初のあたり、登場人物が二人のシーンで、会話をする二人が交互に画面に表れて、カメラ目線で話をしているところは、小津安二郎の映画を意識しているのかなと思ったが、すぐに二人の画面が同時に表示され、それが三人、四人、五人と増えていき、登場人物が全員カメラ目線で会話を交わすようになって、おなじみのZoomミーティング的画面になった。リアルな舞台であれば、役者たちは会話の相手を見ながら話し、観客は客席からそれを眺めるわけであるが、ここでは役者はバーチャルな舞台(実際はそれぞの自宅の部屋にいる)から観客である私に向かって語りかける(しかし会話の相手は私ではなく画面上の他の役者である)。この違和感とどう向き合うかは私(観客)の側の課題だが、この違和感をどう演出に生かすかは作り手側の課題だろう。今回はお互いが初めての経験ということで、違和感は宙吊りの状態で(初々しい感じで)ずっとそこに留まっていたが、ストーリーの展開が進むにつれて、そちらの方に気持ちが向いた結果、違和感は薄らいだように思う。

今後、このZoomにおる制作を使い続けることになるのであれば(そうならないことを祈るが)、この違和感を逆手にとって生かす演出というのが考えられねばならないだろう(それは素人の私には具体的に示せませんが)。

一方で、違和感を減らすのであれば、目線の在り方や、役者が別々の場所にいるということを忘れさせるような工夫(たとえば背景をシーンごとにバーチャルな背景で統一するなど)が必要だろう。

以上、とりあえずの感想です。

久しぶりのウォーキング&ジョギング(いつもの半分の2キロほど)。

1時45分、就寝。


6月16日(火) 晴れ

2020-06-17 20:01:51 | Weblog

9時、起床。

実際には2時間ほど前に目が覚めていた。3時に寝て、7時前後に目が覚めるというのは体によくない。自律神経のリズムが乱れているのである。毎年、6月というのは疲れが出る時期なのだが、今年は体が疲れるというよりも神経が疲れている。

トースト(かなり厚切り)、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

耳鼻科からもらっている薬が切れるので、電話で処方をお願いして(診察はなし)、午前の診療時間が終わる頃に貰いに行くことにする。

妻に12時半になっても寝ていたら起こしてくれるように頼んで少し横になる。

午後1時から1年生の必修基礎演習(ライブ)。

課題論文についての感想文を1つ1つ取り上げて、ディスカッションと文章上のアドバイスをする。9本くらいやる予定だったが、6本を終えたところで時間となる。続きは来週。誰かにタイムキーパーになってもらって10分で「チン」と鳴らしてもらおうかな。

授業を終えてから、昼食。昨夜の残りの豆ごはん、ガンモドキ、鶏肉とアスパラと玉ねぎの炒めもの。

今日はもう1つライブの授業がある。その前に1時間ほど昼寝。

4時半から演習「現代人と社交」。先週に比べると今日はディスカッションが不活発だった。ディスカッションの口火を切る役目の学生たちが先週はあらかじめ決まっていたが、今日は後半からフリーディスカッションになって、ディスカッションが散発的になってしまった。たぶん私の頭の回転がいまひとつだったからというのもあるだろう。

演習を6時に終えて、ベランダで風に吹かれる。

昨日からオムニバス授業「現代人間論系総合講座2」の私の担当のオンデマンド授業が公開された。レビューシートがぼちぼち提出されているので目を通す。

夕食は肉野菜炒め(ジンギスカン)、サラダ、味噌汁、ごはん。

今日は早く寝ようと思いつつ、あれこれの用件で、深夜になる。

2時、就寝。


6月15日(月) 晴れ

2020-06-16 20:11:48 | Weblog

9時、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今週のエールは本筋とは別の小話をいくつか放送するらし。今日と明日は音の父があの世から一泊二日で戻ってくるという話。

なんでそんなことができたのかというと、あの世での宝くじにで一等にあたったからだそうだ。

ジャンボ宝くじ言えば、買ったまま確認するのを忘れていた。

当選番号(6月12日発表)と照合してみる。下一桁「8」(300円)が一枚。これは「バラ」のセットで買っても、下一桁は「0」から「9」まで一枚ずつセットされているので、必ず一枚はあたる仕組みになっている。

惜しかったのは下3桁「641」(1万円)。「041」はあったのだが、届かなかった。妥当な結果であろう。

2時頃、昼食を食べに出る。

3ヵ月ぶりに下丸子の「喜楽亭」に顔を出す。私の顔を見て、ご主人も「おっ」という顔をされた。ずっと時間短縮(午後8時まで)で営業を続けていたそうである。

いつものチキンカツ定食を注文(ご飯は軽め)。なじみの店のなじみの味である。

「喜楽亭」を出て、蒲田に戻り、そのまま大森へ。

「sanno2198」へ顔を出す。

大森駅からお店にいつものように「これから伺います」を電話をしたとき、「いま電話に出ることができません」の応答だったので、もしかしていま手が離せない(混んでいる)のかなと思ったら、案の定、4人掛けのカウンター席は満席だった。入口の右横の穴倉のような小部屋に入る。鞄から授業の準備の資料を取り出して目を通す。これはこれで落ち着く場所である。途中でカウンターの席に空きができたが、今日はここで過ごそう。

カスタードケーキと珈琲(コスタリカ)。

「sanno2198」を出て、ジャーマン通りをさらに先に進む。

3ヵ月ぶりの古本屋「あんず文庫」に顔を出す。店主さんが私の顔を見て、「おっ」という表情になる。お店を閉められている時期もあったが、現在は週3日(月・火・金)営業である(通販は続けておられる)。

新刊本を1冊、古本を1冊購入。

 『ブッシュ孝子全詩集 暗やみの中で一人枕をぬらす夜は』(新泉社、2020)

 佐藤和夫『仕事のくだらなさとの戦い』(大月書店、2005)

帰宅して、3階のベランダから眺める夕暮れの空。

夕食は鮎の塩焼き、舞茸と油揚げの煮物、サラダ、豆ごはん、玉子と茗荷の味噌汁。

やはりこの時期に食べたい。蓼酢をかけて。

「日常生活の社会学」の第6回の放送原稿(パート2)と講義資料を仕上げて、深夜、収録する。

3時、就寝。