嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

トクイチオートを考える その15 研ぐクルマ

2006-09-08 19:19:23 | オンロードでの出来事
0508jpg_001北海道からトクイチオートへとクルマを運ばれるプロドライバー様Uさん。僕らトクイチを存じ上げるドライバーには移動距離云々は2の次。ホイールボルト1本緩めるのもトクイチオートで、だなんて至極当たり前のことですが、フツーの方には???でしょうねえ(爆)。そのUさんと話していて、そうだよね~、となったのですが、クルマは包丁と一緒です(乱暴)。使ったら研ぐ!これですが、切れ味鋭い包丁ほど研ぐ頻度は高くしなければなりません。私なんかメインに使っている包丁はそれこそ使うたびに研ぎますね(きつぱり)。
少しでも切れ味が鈍るとキブン悪くて仕方がない、のですぐ研げるように各種砥石は調理台のすぐとなりに常に用意してあるくらいです。
さて、これをクルマに当てはめてみると面白いくらいに当てはまる!まあポロみたいなクルマを切れない包丁だ、といってしまってはオーナーとしてはちょいと違う、となりますが(爆)、すくなくともスルドイとはいえない。切れ味の鋭いクルマ、といえばイメージしやすいクルマは何台もあがることでしょう。ゆるいクルマと鋭いクルマ・・・歴然と存在します。おもに各部分のマージンとでもいったらよいでしょうか、たとえば空冷911やインプレッサなんかはオイル交換ごとに研ぎたくなる部類です。したがって施した整備も比較的体感しやすい。ところがセッティングがベストなだけに機能も最大限に発揮されます。ポテンシャルが100%あるいはそれ以上に発揮された挙句、ヤレもそれ相応。さらにトクイチの整備の恩恵で情報量が多い分オーナーとしてはつらい。
ハイパワーや重量から来るダメージは車の各部分をとことん痛めつけてくれますから、これら鋭いクルマの数年後は、もしもほったらかしだった場合(ディーラ整備です)ヒサンの一言。このダメージを極力抑えるためにトクイチの新車整備が存在するのですが、施したからといってなくなるわけではないです。鋭いクルマ、主に高価格車の現実はこういうことです。切れる包丁のカテゴリーですな(爆)。

TTやポロなんてえのはだいぶゆるい部類(完全意味明瞭)。ほったらかし、つまりは車検ごとの整備でも十分に思えます・・・新車から3年後にはヤレヤレの「買い換え時モード」がしっかり出来上がっていて、営業の方がカタログもってきやすくなっている(完全意味明瞭)。
ディーラ整備、および新車買うとついてくるメンテナンスプログラムなるケアシステムはここが基本です。ヤレさせるのが基本の整備なので信用してまかせていると「鴨」にされます(完全意味明瞭)。まあ3年ごとにクルマ乗り換えちゃうような「真鴨(一部謎)」はこの際論外ですが、少なくとも10年10マソは最低でも乗る、というか味わう方にはトクイチの新車整備は効きます!!「ゆるいクルマ」に施した初期のリ・セッティング、つまり新車整備は「数年後に」ものすごい効果を伴ってクルマにあらわれます。

このあたりを念頭においてクルマ選びをするのも悪くはありません。そりゃ誰だってハイパワー重量級をおもうさま乗り倒して2年9月で売り払う、のも悪くないと思うかもしれませんが、そりゃいわゆる「使い捨て」というやつで、これは「合鴨」に分類されますね(一部意味不明)。

ところでみなさん新車整備を施した瞬間にクルマが別物に生まれ変わる、と思っておられるようですが、とんでもない。
こいつの真価がはっきりと体感できるのは3年目以降です。最初から正常なセッティングを施してクルマが本来の性能を発揮し始めるのが3年後とは遅すぎやしないかい、と思われるでしょうがまあ事実です。ふうん、じゃあ2年半で売っちゃえば関係ないぢゃん、と思われたそこのアナタ、スルドイ(爆)!!次のオーナー様のためにせっせと新車整備しましょう(爆死)。

画像は新車整備後のR32・・・たぶん世界一の個体でしょうなあ・・・(一部意味明瞭)