いやはや、つい先日ラルフローレンの「殿堂」に出向いた折にポロコートの「正価」をみてしまい、そのあまりの高額におののいてしまった私ですが(爆)、あらためて観察してみますと30マソでも格安なのでわないか、と思わせてくれる仕上がりなのにたまげます。じつは手に入れてからはまあ、いかついコートやなあ、くらいには思っていたのですが、各部分にこれでもかと施されたステッチ(縁取りというべきか)と馬鹿でかい襟。足首から計って20cmくらいまである着丈、クラシックなバックベルトに切れ込みが深すぎのセンターベントなどの「こてこて」感からくるやりすぎな感じがこのコートの持ち味でしょう。
調べてみますと、ポロという競技はもーろ貴族のスポーツ。セットごとに馬を乗り換えるのはあたりまえ、ということは複数のお馬さんを試合のたびごとに用意する必要があるわけで、これだけでもものすごい費用と労力でしょう。ちなみにポロの試合のワンセットをチャッカー、と呼ぶのだそうで、有名なチャッカーブーツはまさにポロ由来。そのほかにいわずと知れたポロシャツもそうですし、そのポロシャツの襟が風にはためくのを見てボタンダウンを考案したのがブルックスだ、というわけで服飾のレキシにはものすごい影響力を持っていたのがポロだったようです・・・ううむ、勉強になるぞ(爆)。
画像は私のポロコートの一番のディテール。なんと胸ポケットはこのようにフラップ付きで、さらにそのフラップにはわざとらしいステッチがはいっているのです(驚愕)。ううむ、しつこい~(爆死)