画像はナツカシーホンダ・「バラード(爆)」・CR-X・・・当時のホンダは楽曲のタイプ名またわ演奏者の構成の呼び名をモデル名に冠しておりますた(懐)。コンチェルト、なんつうのもありましたし(とほひめ)、クインテット、からとった、クイントなどという珍車もあったようなキヲクもございますねえ。
さて、そのCR-Xを髣髴とさせるコーダトロンカのスタイリングを中心にリバイバルさせた「ハイブリッド・スポーツ」という新カテゴリーにいち早くご参入のCR-Zに 北海道からいらしたU教授と一緒に試乗してまいりますた。U教授はご存知、車両分析マイスターの国家資格を取得なさっておられる(なものあったっけ)、カイロプラクターです(爆)。もとテストドライバーとしても名高い(一部謎)。
スタイリング方面では初代TTになじんでいる私といたしましてははなはだ平凡でシゲキの薄い、うすらでかいCR-Xの再来、というのが第一印象ですが、ディテイルを観察してみますとことごとく破綻しているラインの集合体で、非常にみにくいです(爆)。ま、そもそもCR-Xだって当時のシビックから派生した異形なデザインでしたから、このあたりがキャラクターともいうべきなのでしょう。が、インテリヤはしっかり作りこんであるし、テールを垂直に切り落とすコーダトロンカを最大限に活用したラゲッジスペースも秀逸。メーターパネルには未来志向満載!!レンズを多用したメーターパネルはゲーセンを髣髴とさせるクラクラ感(爆)に富んでおりますが、エコ方面の表示がこれまたうるさく主張しており、ハイブリッドなのを忘れるなよ、とのメッセージが伝わって参ります(爆)。部分的な日本語表記もまさに萎える要因。シートポジションが衝撃的なほどのフロアーの浅さから来る独特なもので、ポルシェ924あたりを思い出させてくださるのですが、とにかく脚を前に投げ出すスタイルでひたすら懐かしい。私はすぐに慣れますたが、U教授はご不満だったご様子。80年代風スポーティなのか。
と、ここまでですでに嫌気がさしてくるわけですが、どっこい動かしてみますとこれがナカナカ・・・落ち着いたリアの動きとここちよいステアリングに対してのレスポンスがスポーティだ!発進から効いてくる2・5リットル超級のモーターアシストトルクは気持ちヨイ。パドルシフトでもあやつれるCVTもよく調教されているし、アイドリングストップからの復帰のマナーも洗練されている。ううむ、これならば、となりそうですが(爆)、降りてみてあまりのカッコ悪さに萎える。フロントオーバーハングにマスを持たせたどうにもだっさ~いデザインは「ミニバン工房」の名に恥じないか(爆)。CR-Xが当時アイルトンセナ+アランプロストで勝ちまくりだったF1エンジンのカムカバーデザインそのまんまのZCエンジンをのせてF1イメージを直に引きずっていたのと対照的です。たったの(爆)195-55とわ思えない乗り心地の悪さは工場出荷そのものでピョコタンはねまくりますが、こいつを某所で育ててどうの、というのは考えにくい(爆)。ただし、トヨタ系ハイブリッドとは決定的に違うエンジン主体のオペレーションはモーターアシストを都合よく忘れさせてくれるぞ!まさに嵩上げ(爆)。
セイシュンをもう一度、のオトーサンにどうぞ、といいたいところながら、どう考えてもオトナのクーペでわないですね・・・かといって、初任給でローン組んでまでして買うクルマか、といえばそれもいまの新卒には振り向きもされない実用レベル・・・もはや時代に合わんでしょう>スポーティ・クーペ。とはいえ、このCR-Zは「補助金と減税もっ(C:コドモテンチョー)」がないとクルマなんて売れやしない現在、それら一連の要件を満たした上でスポーツテイストまで醸す、というまことに難易度の高いハードルを越えてきた素晴らしい存在だ、ともいえるでしょう。偏差値たかし!いわゆる今風な「おとしどころ」ってやつ?まことによくできました、のメイドインヂャパンクーペ!お値段もお手頃か、といいたいところながら、いまどきふたりしか乗れない「つかえね~」クルマなんぞに250万円超も使う新卒なんてレア種・・・のカテゴリーと思われます。ちなみにmixi方面でHNにCR-Zを冠しておられるみなさま、いちど乗った上で、考え直してみなさい、というのをオススメしておきませう(爆)、ギャハハ~!!