さて、単身、大分に出向き、店頭でわざわざ確認したこの個体・・・程度はどうだったのか?
ベテランのみなさまには先刻ご承知でしょうが、程度は所謂ABクラス。左様、「使用感の見られる中古」です(爆)。つまりは普通に使われていた個体。稀に展示品などではS、などという新品ではない「未使用品」などというのもあるのですが、これの場合には値段相応というべきでしょう。ただし、モノグラム部分の塩ビ(爆)は新品に近いし、旅行に持って出たのはおそらく多くて3回程度でしょう。ヌメ革の経年劣化を差し引くと新品に準ずる程度です。付属品も揃っているし、刻印も94年製造の本物(爆)。
というわけで、店頭で仔細に観察しているとおもむろにシャチョーさんがおみえなりました・・・いろいろと世間話をするなか、九州の温泉にハマって別府、阿蘇に通い上げるうち、旅のスタイルが変わってきたので、このスティーマーを使ってみようかと考えている、とお話しましたら、「アナタこれ使うんですか?」と(爆)!スキモノがディスプレイ用に買うのでわ、と考えて仕入れたのだが、まさか使う人が現れるとわ、と驚いておられますた(爆)。
んま、たしかに。画像ではわかりにくいですが、これ巨大ですし(45×52×20・・・おおまかに逝って6畳用ファンヒーターが丸々入るサイズっす)、使い勝手は見るからに悪い・・・が、クラシック!クルマでの移動にはもってこい。TTのトランクないしは後席からこれが出てきたらまあカッコよすぎて腰抜かす、ってなもんです(超ミーハーご容赦)。
さらに、
ガーン!!メンズEX 2005-6の誌面ですが、あのゴヤールもこのスティーマーバッグを復刻させているでわありませんか・・・同じモノグラムでもこちらはまた違うテイストですが、この比較も興味深いです。
みたところかなりモダナイズされて小型化しておりますが、見まごうことのないスティーマーの造形は受け継がれている・・・中華、この片手持ちのランドリーバッグの造形はここ100年ですでに定番化しているのでしょう。
質屋のシャチョーにここまでお伝えしましたらばさすがに驚いておられましたが、さらに九州の温泉につかりたくて毎月(ウソですが)長野から通いあげているのだ、とお伝えしましたら非常に喜んでくださり、盛り上がりまくった挙句、最終的に信じ難い値引き額が提示されたのは言うまでもございません(それが狙いかい)。ここだけのお話、最初にクレジットカード払いで商談を進めておき、煮詰まってきたところで、ぢゃあキャッシュで、と突然決済方法を変更してさらに5~10%引きの最終金額を引き出す、というのはよく効きます(爆)。ちなみに羽田空港に降り立った時点での私の所持金は小学生並みでしたがなにか(本物のばかやろうです)。
というわけでエンエン続いてまいりました「泉地巡礼のたび」はこれにておしまい。ご愛読、誠にありがとうございました~。さあて、このsac steam を携えて出かける先は・・・(完全意味明瞭)・・・。