たしか2005年の冬に買った、このcontax i4rなのですが、現役を退いて久しいです。フラッシュが装備されているパーツが起動スイッチを兼ねており、起動のたびに引っ張りだしては微妙なクリックを感じつつ、止めて、電源オン。レンズがモーターで出現するまでに要するのが3秒。
とまあ、いざ「シャッターチャーンス!」となった瞬間にこの手順をいちいち踏むのがまことにかったるく感じるようになり、アルミの板をワンアクションで押し下げるだけで撮影準備オッケイとなるsonyのcyber shot TX1に乗り換えるのに時間はかかりませんですた。使ったのは正味2年ほどだったでしょうか(とほひめ)。
このi4rは、なんといってもデザインが売り!香水のアトマイザーを模した、といわれる通り、仕上げが非常に美しいのと、アルミダイキャストにスライドスピン加工と呼ばれる独特の仕上げを施したボディは適度な重量感があって、所有欲を満足させてくれるものですた。
レンズもcarl zeissの単焦点ですし、撮った画像もそれなりに(爆)。
電池の保ちがイマイチで、すぐに要充電となってしまうあたりが気にかかって、頻繁に電源のオンオフを行うようになるのですが、それがアダとなって、例のレンズを含むメカニズムが傷みやすい。凝り過ぎなんですね。
私の場合はいちどこれが固まり、カメラ屋さんを経由して、京セラの修理部門に送って修理をしていただいたキヲクがございます。レンズを含むシャッター周りのパーツのアッセンブル交換でしたが、パーツ代はともかく、技術料が非常に高価ですた。
お部屋の整理をしなくちゃ、ということになり、押し入れの奥に眠っていたこのi4r。久々に引っ張りだして、充電し、さて使うか?と考えたのですが、まあまず使わない。やはりネックになるのは例の起動メカでして、壊れたらどうしよう、という危惧がつきまといます。そう簡単には壊れやしないんでしょうがねえ、ただなんとなく。
こうなりますとやはりヤフオクでしょう(きつぱり)。さいわい付属品一式に元箱まで、すべてが揃っている。
というわけで、なんということでしょう(ビフォーアフターのアフターのほうのBGMここから)、デザイン性の高さからくるのでしょうか、かなりなプレミヤムがついて、異様な高値で落札されてしまいますた~(狂喜)。
いや~やはり大切に使っておくといいことあるわ(爆)!
i4rさん、ありがとう!次のオーナーさんにも可愛がってもらってね、と。