嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-8 簡単には諦めない

2013-06-30 20:36:50 | 加齢なる遠足(爆)
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ないない、いわれると逆に欲しくなるのは人の常(爆)。ポールスミス自身は、このコラボレーションがうまくいったら、第二弾は、みたいなことを動画で語っておられたのですが、一部には好評でも9ヶ月経って、1ロットの生産分の在庫がまだ極東の島国で現品が陳列されていることを考えますと、それなりだったか、という印象。

あまりの高価格と、ベタにモダンな木型をあえて採用せずに、クラシックに振ったあたりが大ヒットにはならずに、ヲタのアイテムになった理由というものでしょう。それだけに味わい深いわけです。

さて、正規店店頭では買えないことがわかったからには冬にお世話になったエルメス系のバイヤーさんに状況を確認してみます。手数料を含めると折からの円安も効いて、あまり旨味がないのですが今回のこれはリミテッド感満点。
仮に個人輸入などしようものなら、このモデルの場合でも40000円近い関税が送料の他にかかってしまう関係で、あまり現実味を帯びないのです。

というわけで、問い合わせてから2日ほどで、在庫、なぜかあり、との情報がぁ~~!!
ううむ、東京店での「全世界店頭で在庫なし」というのはいったいなんだったんだろう、とまあ考えないではないですが、いわゆるあるところにはある、というやつでしょう。さて、どうする>自分!!


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YouTube: Paul Smith X John Lobb Special Edition Shoes





加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-7 Westbourne Iris Purple

2013-06-30 17:28:26 | 加齢なる遠足(爆)
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いやはや、持参の靴下をはいていざ試着してみたらこれがまたあなた(爆)、非常に良いフィッティングで、7000番や8000番(木型のモデル名です)のようなシャープ+ロングノーズとは対照的な、今となっては古典的といってよいクラシックな雰囲気がある木型#8695にこれらポップな色使いがきて、ポールスミスらしさがうまく表現されている感じ。

どちらかといえば、ぽってりとかわいらしい感じで、フィッティングもその通り。名作木型である、との聞こえも高いモデルなわけですが、こればかりは数年間はいてみないとわからない世界。

フランスやイタリアの靴に比べますとどちらかといえばスマートさには欠ける印象なのが英国靴というものですが、そこへポールスミスのエッセンスがはいって、さらにイギリスらしさが醸せているあたりが、どうやら味わいどころなのでしょう、たぶん(爆)。
これに関しては私の場合、7000のサイズよりも半サイズ上かな、という感じでした。

さて、さすがに正規店価格で買えればそりゃあシヤワセなのですが、ほぼ20万円ですよ(涙)。

んが、相手は1ロットのみの限定生産だし、しかも私の希望はシリーズ中ブルーと並んで、人気ナンバーワンだというアイリスパープルでございます。東京店ではすでにこの色の私のサイズは売り切れ。

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世界中に在庫はない、ときっぱり言われてしまったわけですからして、これからロンドンに飛んでも(誰が行くんだい?)入手の見込みゼロ。

うう、遅きに失したか、と、以下次号。







加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻 John Lobb for Paul Smith

2013-06-30 17:14:00 | 加齢なる遠足(爆)
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さて、イキオイ余って(爆)上京してしまったこの私、足下を見ればこのザマでございますよ(爆)。

ううむ、ステテコにしかみえないパンツをはいた店員がウロウロしているユナイテッドアローズあたりに出向くのでしたらばこの程度で全くオッケイ、となるところですが、天下のジョンロブのそれも旗艦店へと出向く、というのになんとまあ素足にエスパドリーユときた。ああ、もったいねえ~(涙)。
温泉に行ってきた帰りなんですよ、と言い訳してみるか(爆)。

地下のPに入れて、歩き始めてからああっ、トランクにたしかハラコのcar shoeがぁ~、あったはず。と気がついたところで後の祭り(まあ確信犯ですな)。

うう~、物足りないが、こちとらグランドツーリングの途中なわけで、しゃーない(爆)。せめて靴下持参で、赴くといたしましょう。
さよう、今回の目的は試着なのです。

Paul Smith for John Lobb は去年の9月のリリース。一度みたら忘れられない配色が特徴で、さらに細部を観察してみますとステッチも同色だったり、ハイライトがあたるとムラが浮きあがる、有名なミュージアムカーフ使いだったり、とマニアをうならせる仕組み満載。

モデル名Westborneでは、外装色に合わせたシューツリーも標準装備なのに加えて、靴紐も同系色ときていて、まったくシャレが効いている。さっすがポールスミスさまのプロダクツですよ。

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いやあ、やはり実物はいいなあ、と感動していたのですが、正規店お値段、すなわち定価もまた感動ものだ(爆)!
きいて驚け、の194200円とキタ!!

ぐひい、大変なものに目をつけちゃったわい、と思わずヒキそうになったのですが、せっかくはるばる湯田中からきたことですし(ばか)、店員さんを捕まえて商談してみます。

きけばこのシリーズは限定も限定、1ロットのみ、ただしそれなりの数を一気に、の生産枠で作られており、買えるのは店頭在庫のみである由。

ううむ、てっきり定番化したもので、いつでも買える、と勝手に決めつけておりましたが、状況は全く違うみたい。

「いつかは」とのんびり考えていたのですが、どうやらそんなことを言っている暇はないらしいです。試みに世界中の在庫を私のサイズと色で調べていただいたのですが、「一足も残っていない」由。

うわーん!以下次号






加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-5 元気になりすぎて東京方面へと向かってしまふ(ばか)

2013-06-30 10:07:58 | 加齢なる遠足(爆)
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ぎゃはは~!よろづやの名温泉につかっているうちにあれやこれやと考えまして、早起きして起動すれば(爆)、時間ができることにハタと気がつき(遅いんだよ)、湯田中から長野道を爆走して思わず上京してしまいますた(キチ○イ)。

トクイチオート謹製の燃料添加剤がとにかくものすごく、いかにもきれいに燃えているな、というエンジン音に聞き惚れながら流しておりましたら、湯田中からほんの3時間程度で都心へとたどり着いてしまいますた(爆)。
ううむ、これぞまさに真正グランドツーリング(そうか)。シートが段違いにすばらしいヨーロッパのクルマでないとできないことだと思われます。

参りますたのは画像のエリア(爆)。そうです、通いなれた(?)丸の内エリアでございます。画像左側が新装なった東京駅正面でございますね。
じつはオークション関連で若干の利益が出てしまった関係で(狂喜)、そいつを使って、ちょいと狙っていたラインがあるのです。
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ドカーン!!さよう、JOHN LOBB for Paul Smithでございます。

このニュースのリリースは去年の9月。聞いたときには、ふうんそういうこともあるか、程度だったのですが、時間とともにジワジワ効いてきて、気がつけばいつか買ったる、ということになっておりますた(ばかですねえ)。

ご存知、ポールスミスはいまやサーの称号をいただく孤高のイギリスを代表するデザイナー。キホン、ブリティッシュトラディションのエッセンスを押さえておいて、そこへポップなスタイルであったり色使いであったり、独自のスタイルを盛り込んで、イギリスらしい廃れにくい世界観でもって展開中。
僕も学生時代から100万円くらいは使って(鴨ともいう)お世話になっている古典ブランドですが、そのポールスミスがなんとジョンロブに依頼して靴のリリース、と!

こんかいのこのラインにはルームシューズやスウェード使いのビミョーなモデルなんかもあるのですが、やはりジョンロブらしいのはオックスフォード(内羽根の紐靴)。
最新型からみるとスマートさでは比べ物にならないほど無骨にみえる古典的な木型=8695に乗せた革の色がタマランチ会長!グリーン、ブルー、パープル、グレーとキタ!!

以下次号




加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-4 馬曲温泉

2013-06-30 09:44:27 | 加齢なる遠足(爆)
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ふと温泉で知り合った方にきいたことがあるのを思い出したので、馬曲温泉(まぐせおんせん)というのに寄ってみますた。地図でみると湯田中からはほぼIC一区間分、という感じ。
お宿の方にきいてみますと、たまたま先週いってきた、というでわありませんか(爆)。若い女性のスタッフだったのですが、その探究心やよし、と(爆)。きけば40分ほどで到達するとのこと。眺めがとにかくよろしい、というわけで期待していってみますた。

平日の昼間ですからして、ほぼ貸し切りで愉しむことができました!ランチ付きのバリュープランがあって、非常なお買い得(爆)。500円の入浴料にランチ(山菜うどんまたはそばのチョイス)がついて800円のバリュープラン。さらにカツカレーまたは天丼(!)のチョイスが可能となるスーパーバリュープランが1100円でございました。
食堂のメニューで見ると天丼は850円で提供されていましたからまさにスーパーバリュー(爆)。
ちなみに私は疲れ気味だったので(爆)、800円のプランですた(涙)。でも山頂からの眺めを愉しみながらすする山菜うどんは最高ですた!

こちらもやはり単純泉で、よろづやのスタッフが眺望を褒めていたわりにはただのスキー場のある山しかみえず、この程度でそんなに騒ぐかい?というくらいなものでございますた(爆)。

さらに以下次号。








加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-3 桃山風呂

2013-06-30 09:16:43 | 加齢なる遠足(爆)
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どうです!これがよろづや自慢の桃山風呂。伽藍建築、というらしいですが、私にとってはもろにお寺の建築様式。巨大な浴槽にフル木造の伽藍は圧倒的な迫力を持っておりますし、浸かれば満足度高し、でございます。画像ではわかりにくいですが、直径もろに15m以上はある楕円形の浴槽には熱めの源泉がドバドバ注がれております。

こちらにはさらに巨大な庭園露天風呂、というのが併設されていて、さらに印象的。池の鯉になった気分でじんわり暖かい温泉につかっていられる、というのはまさに極楽。
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こちらへはすでにもう5回ほど出向いているのですが、なんというか毎回、迫力のようなものを感じます。長野県の温泉は源泉の温度が足りずに加熱しているのが多いのですが、ここは火山帯由来の本物。やはりそこにパワーを感じる、ということでしょう。

湯田中の源泉は97度越え、という高温泉が街中のそこかしこからドバドバ沸き出しているのですが、ほぼ単純泉で、温度以外にはこれといって特徴のないものです。
で、その熱さをさらにキヲクにとどめておこう、というわけで、宿が管理しているというジモ泉(地元民向け温泉)「大湯」にも出向いてみますた。

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宿からはほんの1分で到達する距離なのですが、この湯田中、渋エリアには納税をしている地元民には(爆)、木製の鍵が配られているようで、そいつを使ってドアのロックを解除すると無料で入浴できる仕組み。温泉街を歩いていますとそこかしこにこのジモ泉があってたまげるのですが、まったくうらやましい限り。10mに一軒はあるのではないでしょうか?

当然ですが、湧いているのはお宿と同じ単純泉。激アツのほうはゆうに46度を超えるのではないか、というレベルで足をつけるのもはばかられる温度ですが、隣の比較的低温の方で(それでも42度程度だったか)ならしておいてから突入すれば、なんとか入れるレベル。高温が特徴の温泉、てのも非常に贅沢だなあ、と(しみじみ)

以下次号。








加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-2 湯田中温泉よろづや

2013-06-30 08:54:36 | 加齢なる遠足(爆)
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画像は元祖よろづやのロビー。アネックスからはお向かいとなる建物ですが、スタッフの密度が数倍となる他は別段空気感まで違うわけではなく、これだったら一泊の料金でアネックスに2泊した方が、と考えるのは私だけでしょうか?

高級宿泊棟の松籟荘の方へもこっそりいってみましたが、「古い」の一言(爆)。登録有形文化財指定だ、というのですが、表現を変えますと、気密の悪い木造建築である、ということ(それだけぢゃないだろう)。季節の良い今頃限定の建物とみました。冬場など暖房効率なんて無いに等しいわけですからして、経営方面への圧迫はそりゃあ凄まじいことでしょう、たぶん(他人事もうどご容赦)。

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これがアネックスからみた松籟荘。なんか巨大なお寺みたいですが、僕の滞在中は、真っ暗なまま推移しておりました。つまり稼働ゼロ。宿泊料金も2万円台半ばより、とくるのですが、その中身は、とくれば2食とも部屋だしとなる他に、布団の上げ下げ、つまりは仲居さんの頻繁な客室への出入り、以外には別段ない、とくれば、説得力に欠ける、というものです。
いまの40、50代のライフスタイルですとアネックス方式が一番しっくりくるのではないか、というのが勝手な想像。案の定、アネックスの稼働率はかなりなものだったです。

以下次号





加齢なる遠足 長野県北部グランドツーリングの巻-1

2013-06-30 08:38:18 | 加齢なる遠足(爆)
Dsc08099私の場合、クルマを使ったグランドツーリングときた場合には、まあ温泉がらみ(爆)。

いやね、先日来の屋外作業のツケがまわって、身体がきつくなってしまったので、ここらでいっちょ骨休めというわけですよ。なにせ、植木屋さんのフォローなんて3人がかりが普通なところをひとりでやっつけちゃった、というんですからまあ無理はない(ということにして)。年には勝てねえ、というわけですね(爆)。

長野県北部といっても、私の居住地からはクルマでほんの1時間。浅間白根火山帯由来の温泉ですからして、ルートはいくつもあるのですが、季節の良いいまは草津辺りから回り込むのも楽しければ、千曲川の左岸をたどって、すでにホームコースと化した(爆)ワインディングをドライブするのもまた楽しい。

が、どう遠回りをしてみても2時間以上はかからずに今日のお宿、湯田中温泉よろづやアネックスに到着してしまいます(爆)。

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このアネックスというのがミソで、実は泊食分離型の最新型。建物はド古いけどね(爆)。ビジネスホテル並みの料金でもって1泊素泊まり、1泊朝食付き、もちろん通常の2食付きも要望すればオッケイなのですが、布団の上げ下げや、客室へのご案内などをはぶいてコストを下げるんだけど、入れるお風呂はお向かいの元祖よろづやや高級宿泊棟=松籟荘と変わらない、という非常にリーズナブルなお宿なのです。じっさいはお向かいにあった廃業予定の旅館を買いたたいて泊食分離ビジネスをはじめた、というところでしょう。それでもアプローチやロビーなどは豪華そのもので、気分は温泉旅館そのものっす。

画像はアネックスですが、本館とは道路の地下に通路が掘られており、行き来ができる仕組み。こっそり高級宿泊棟へと忍び込んでネット三昧をしたり、館内見学などをするのもまた楽しからずや。以下次号。