さて、長野県中部は桜満開。
ですが、異様な寒気の襲来で、着るものの選択に困る昨今(そんな悩みかよ)。ここへきて、去年あたりからモーレツにアヤシかった、一部客室のエアコンの買い替えを敢行いたしますた。
画像は、17年ものの黄ばんだ「霧ヶ峰(爆)」。冷暖房を兼用しているのはいまやエアコンとしては標準的らしいんですけど、2000年当時は、まだまだこれからな段階ですた。建築屋に、メインの暖房にエアコンを導入すると聞かされてモーレツに反対した記憶があります。
案の定、エアコンと2重サッシのみでは、信州のこの寒さが乗り切れるはずもなく、後から石油ファンヒーター→ガスファンヒーターを導入して、どうにかこうにか寒さをしのげるレベルに持って行きました。
地元の建築屋に依頼したはずなのに、このマヌケさですよ。まったく後の祭りですが、こんな始末では、この建築屋への次のシゴトはないわな、となるのに早く気がついて欲しい昨今。
実際のところ、外気温マイナス5度以下では、この当時の暖房兼用エアコンで、10年以上経過したものに関しては性能低下がいちぢるしく、ガス暖房だけでは寒いと感じたお客様が、エアコンでさらに暖房を入れた場合にもただの「霜取り」にしかならなかったのでわないか、とのご意見を設備屋さんから頂戴致しましたとさ(脱力)。
つまりうちの霧ヶ峰さまもここ5年ほどは冬場にはただの空回りだったはずで、まったく電気代の無駄。湯水のごとく電気代を捨てていたことになります。
で、その設備屋に訊けば、寒冷地仕様エアコン、三菱電機の商品名「ズバ暖」と呼ばれるモデルが、ここへきて主流になっているというでわありませんかっ!
つまり暖房方面の性能を大幅に上げたエアコン。この手は5年ほど前からあるにはあったのですが、じつに一台50万円越えの超高級モデルだったのがここへきて量産効果が出て、定価でその半額。今回見積もりを取ったらさらにその半額でしたので、イッキに導入に踏み切りますた(ファンファーレが鳴る)!
エアコンで暖房方面の性能が充実してきたのは、じつにガスや灯油の価格が不安定なことによるものだそうです。
大量に使う工場などでの需要から、供給によって猫の目のように供給価格が変動してしまう石油やガスに比べると価格が比較的安定している電気が、業務向け方面で脚光を浴びて、空調にも電気を持ってくるのが主流になった流れで、このような寒冷地仕様エアコンの発達を見たのだ、というわけ。
見れば、このモデルにはカメラのように見える、人体の動き(熱感知か)を感知するメカニズムが搭載されていて、省エネ方面や体感を狙い撃ちする方面での性能も期待できるらしい。
別に私が使えるわけでわありませんが、まずはというわけで、一部客室に導入いたしました。お客様、おまちしております〜(爆)。