クリストフォラス・・・キリスト教の14救難聖人のひとり。しばしば杖を持った大男として記され、幼少のイエスキリストを肩に背負って急な流れの川を渡らせた、と言い伝えられており、今日ではドライバーの守護神としてもその名が崇められている~・・・
ポルシェ正規ディーラーから新車買うと1年間、無料で配布されるというこのデンセツの高級ザッシ。全ポルシェオーナのアコガレと逝ってよいこれは、私のような格安中古車、ただしなんとか「認定保証つき」、という場合にはギリギリ、ディーラに出向いた場合にのみ「分けていただける」ありがたーい、ザッシです。もちろん幾らかなのかは未確認ですが、お金払うと読めますが、なことしてみてもうらやましいだけで、ウズウズするだけ(なさけなや)。
こんかいPC浜田山で頂戴した#352はこれでもかの911特集。ナローに始まって、連綿と続いたRRのレキシを高級なグラフィックで表現した豪華バージョンとなっております。紙質などもビミョーにというか特に高いものを使い分けているのがありありで、コレクターズアイテムとなるのは必至!スキモノはディーラへと急げ、と申し上げておきましょう・・・
こんなとき、ボクスターオーナーは、となりそうなものなのですが、実はボクスターってのはあまりにも楽しすぎて「亜流」とか「セカンドライン」、「エンポリオ・アルマーニ」もしくは「チャップス・バイ・ラルフローレン」さらに「ジー・ユー(爆)」とはなりにくい性格を帯びております。エンジン搭載位置がRRの911よりも格段に優位なミッドシップである、という事実の他に、フロントフェンダーに代表されるように、目に見える範囲に共通パーツがちりばめられているところからくる「わかりやすい」バリュー。さらに、な んといっても同様のミッドシップシャーシを有するケイマンがショートサーキットやニッポンのトーゲで911をあおってしまう(爆)、もしくはラップタイムが速い事象はヨーロッパ階級社会の産物とは思えない。ここは社内でもモンダイとなっている由ですが、むべなるかな。ディチューンで抑えられているとはいえ、ケイマンやボクスターで一発旋回してみれば、そのあたりは体感できてしまうので、このボクスターと911の間に存在する高額なハードルはなかなか高いというものです。
事実、ポロからゴルフに乗って、ドアを閉めた瞬間に感じるあの落差(完全意味明瞭)にはほぼ100万円、という対価が付されているわけですが、ボクスターと現行997の間にはほぼ500万円の差額が存在している~(シビレる)。説得力に欠ける、というのはこのことを言うのでしょう・・・バリュー=安物とは限らない、あたりにボクスターばか売れ、の要因があるとみました。
911に2回乗ると、1回は欲求不満に陥る(セールスのKさん=997カレラオーナでもある談)場合が多いのに対して、ボクスターは2回とも「必ず楽しい(きつぱり)」となるわけで、比較すること自体が無意味なのでしょう。ようはクラスが違う、さらに、いまどきの911のパフォーマンスとなったときにはすでにこのニッポンの道路環境には??というところまできている。まあね、このあたりは買えない者のひがみ、ということでよろしいでしょうがね~(きつぱり)。
ううむ、それにしても最新型991の造形はたまりませんね。イタリヤンはいってるか、という印象のえもいわれぬ「うねり」の他にクーペボディの究極というのでしょうか、アストンマーティンあたりが辿った路線も垣間見えて興味深い。ボディのグラマラスな造形と小さめに切ったウィンドウグラフィックのなせるワザですが、パフォーマンス方面の進化がここまでくると、どうにも現在の道路環境の遅れっぷりというか「あいかわらず」さが際立って、誠に情けない限り。使えるパフォーマンス、という観点からクルマ選びを行った場合にどうなのか、という結論になってしまいます・・・ボクスター特有の「使えるパフォーマンス」につきましては詳細次号。