画像は2010年の年末のセールで入手したLL Bean謹製の、ハンティングブーツ。8穴のブーツ仕立てに、ゴアテックスのライナーを持つシリーズ中の最強バージョンです。
本国サイトでは内張りのないベーシックなモデルが99ドルで売られているのに対して、同モデルでもこのゴアテックスパージョンは168ドルもしているぜ(2013年AW調べ)。
2010年当時の、超円高時代にはそれこそ美味しい買い物、というものでしたから、いっちょフンパツしたキヲクがございます。
で、件のゴアテックスライナーはたしかに素晴らしい!普通のライナー無しのブーツやガムシューとよぶスリッポンタイプですと、使用1時間程度で靴下びっちょり、となるところが、こいつは何時間はいてもムレない。
この違いは大きいぞ、というわけでひたすら愛用しておったのですが、それがたたり(爆)、たったの2年の使用で、画像のようにヒールがすっからかんになってしまいますた。それもこのタイプですからして、冬場のほんの数ヶ月限定使用で、ですよ。
連続使用、ということでもなく、適度に他の靴とローテーションを組んでいたつもりだったのですが、意外にはやくおなくなりになっております。ソールも全体に減りが禿げしく、要交換。アスファルト路面と屋内での使用で100%だったのが効いたか?とハンセーなどするのは敗戦国の性(爆)。どうやらこのあたりにビーンの商魂が宿っているらしいぜ(爆)。
ご存知の通り、一連のこのシリーズのソール交換は不可!ヒールと甲が一体成形で出来上がっている関係で、甲の部分丸ごと総取っ替え、しかもなぜか本国でないと対応できない(しない)、ときている。
ううむ、おそらく、メーン州の工場の維持のためにわざわざこのような面倒なシステムを変えずにいるのでしょうが、ブランドの価値の維持、という点ではベンキョーになるところながら、いちユーザーとしては、一見長く使える(一生ものにも見える)プロダクツに見えるだけに惜しい。
じっくり行くひとは、きっと本国へと送り返してまた数年履くか、という使い方になるのでしょうが、この価格帯で、しかもソール交換に要する費用が1万円+送料という現実を考えますと、買い替えが順当な判断。
本国ではおそらく送料無料で、ソール交換にもあたりまえに対応できるのでしょうから、やはりこのあたりはまだまだ「舶来品(完全死語)」のあつかいなのか。
まあね、泥濘地での歩行が中心の履物ですから、というのをアスファルトで履き倒したこちらにも責任はあるが、イギリス製のジョドファーブーツの10分の一程度の寿命に思えるこれは考えもの。寿命が2年でやってくるブーツだなんて笑止千万だ!
といいいつつ、あの暖かさは捨てがたいのよね~(爆)。
CO2排出削減が常識以前となった昨今、そろそろ材質の見直しが必要な時期なのではないでしょうか?