嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

秋深し Barbour x TOKITO Driving Jacket  のディテール研究をおこなっておく

2014-10-20 19:02:11 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

みなさま、お待たせいたしました(全然待ってないから)! 個人的に話題のBarbour x TOKITO Driving Jacket 。ひと月ほど前に仕立て屋さんに依頼して、紛失していたチンフラップ(顎の部分に当てる保温目的の布切れ)をレザーで製作する、という計画だったのですが、自分でこさえた型紙に納得がゆかなかったので、ここへきて引き取ってきてしまいました(爆)。

ウェブ上に転がっている、画像などを散々眺めてみたのですが、必ずしも必要なパーツとは思えなくなってきてしまい、1シーズンこのまま着てみてから改めて手をつけることにいたしました。そうと決まったら、もうタイヘン(ばか)。次の瞬間には仕立て屋に電話して、作業の進捗を伺いますと、幸いまだ手をつけていない由。

全くのんびりしたものですが、こんかいはラッキー。さっそく中止をお願いして、引き取ってまいりました。

というわけで、手元に戻ってきたジャケットをいよいよ着倒しております。

このジャケットは、先日イギリスから買った、007バージョンのスポーツジャケットとの共通点が非常に多く、直接の祖先であるのが伺えます。当然ですが、こちらの方が荒削りな感じですが、実際に着てみますとそれぞれにものすごく濃いテイストがあって素晴らしい。

一番の共通点は、凝りまくりのフードをジッパーで取り外すと、アンコンストラクティッドのジャケットとして、オサレ~に着こなせる点でしょう。

一見そうは見えないのに、いざそうやって着ると、思い切りカッコよいあたりが只者ではないです。

たまたま雨に濡らした後の撮影ですが、撥水性能もこの通り、きっちり残しており、程度の良さを物語っております。ジッパーがラペルに沿って表に出るのがこのジャケットの特徴で、ジャケットとしてきた場合にはかなりハデ、というかアクセントとして面白い効果です。スポーツジャケットではこのジッパーは省略されてしまっているので、一番大きな違いはここです。

非常にモダンなナローラペルに黒に近いブラウンのコーデュロイが貼ってあって、独特のテイスト。

ウエストにドローコード装備で、思い切り締め上げて着ることができるので、シャープな感じが出しやすいあたりもスポーツジャケットに対するアドバンテージというものです。

極端にマチを大きくとって、さらに封筒のように折りたたんだところへフラップをかぶせるという、容量が思い切り増やされている独特の防水ポケットにも強烈なデザイン性が盛り込まれていて、キャラクターに効いています。チェストポケットも同仕様で印象的でございます。雨で濡れているのが効いているでしょう(爆)。

さらにリアには、サイドベントをおもわせる、X TOKITO Beacon Heritage名物のポケット装備。TOKITOさんは、ここへサンドウィッチでも入れて、散歩でもしたら楽しいと思うよ、と言ってコメントしておられましたが、絶妙!

このシリーズのアイコンといってよいでしょう。ウエストのドローコードはこのように、オイルドクロスではステッチとなって目立ち、シェイプを主張するのに役立っています。

というわけで、ディテール観察はここまで。

着心地は当然タイトですが、厚目の表皮に、キルティング装備の裏地も効いて、5度近辺でも快適。コーデュロイを丁寧に張り巡らせたフードを動員すると、じつは信州の真冬でも対応可能かと思いました。って、真冬に着るとバリバリに固まって、それはそれで、となるのでしょうか。

 

ほとんど着られていないかのような風合いですが、見た目は画像のようにカナーリワイルド(爆)。え?なに上野駅のホームレス?うう~、テイスト似てるかも(自虐ネタご容赦)?


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2 コメント

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ワイルドですね~ (koshinya)
2014-10-21 07:23:45
こちらの方が、007のテイストにあっているかもしれませんね。荒削りなテイストが素敵です。最近はやりのラギッドって、やつですね~。
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Unknown (oldpine)
2014-10-21 08:33:31
まさにワイルド、というか一歩間違えるとホームレステイストっす(爆)。カシミヤの上品なニットを合わせて、踏みとどまっておく、という感じかな?
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