画像は、ボクスター近影。つい先日、トクイチオートでの車検を終えて、手元に戻ってまいりますた。走行距離、50000km。
タイアがそろそろか、と思いきや、先日岐阜への豪雨の中で400kmほど走らせた結果、十分に生きていることが判明w。
走行が2万いくかどうかなので、タイヤのヤマ自体は残っていて勘違いしそうになるのですが、距離走らなくても、5年も経つとゴムが逝っている場合が多いので、要注意です。そのあたりは、低温や雨の中を走るとよくわかります。
ここがまず走らなくてもダメになる、その1。
次はブッシュ。スタビライザーの付け根にかまされたゴムブッシュの硬化が進んで、機能が少しづつ落ちているとのこと。まあ、トーゼンか。
ただし、これマイスターがアウトバーンでしごきまくった結果なので、かなり高レベルなお話だと思われますw。
さらにエンジン回りのシールからのオイル滲みが看取されたとのこと。これは処置を施したので改善される見込み、とのこと。
お分かりでしょうか、すべてゴム関連のおはなしです。それも走らせずに置いておいた結果、こうなったのだというでわありませんか!
なるほど理解はできるのですが、クルマの維持というのはなかなかにマメさが必要な模様でございます。
ちなみに今回のハイライトは2000rpmまでのアクセルに対するツキのスゴさ。もちろん、驚くようなトルク感というのではなくリニアにもっていく感じのものですが、コレ効きます。
ボクスターを走らせるのは、極力画像のような天気が良くて低温、まばらな交通量、適度なワインディングなどなどの諸条件がそろうシーンを徹底的に選んでおります。距離が伸びないわけだわ(爆)。これわつまりエンジン回転が2000rpmを下回らない範囲。
とはいえ、ニッポンのこの路上ではそうも逝っていられやせんw。
ロードスターと呼ぶには、若干重めの車重に低速トルクそこそこ、回転上げると4000あたりから豹変するタイプのエンジンを積んで、全域で抜かりないポルシェらしいバランスを誇ります。
商品名TIPTRONICと呼ばれる、ZF謹製の5速トルコンATはDレンジで普通の踏み方だと2速発進をすることから、機敏な印象に欠けるために不人気である由ですが、私の個体はここがキモ。
2000までのボトムエンドと呼ばれるアイドリングからのトルクに助けられてリニアリティたっぷり。印象としてはキレイにころがるクルマに仕上げていただきました。
現実の路上ではこの2000までのあいだにさまざまなことが起きるのが常(でしょ?)。加速、減速、急ブレーキに急加速、ここをいかにこなすかでクルマの価値が決まる、と逝っても過言ではございません。
そのあたりがこれまで以上にミゴトにしつけられている。こうなるとほとんどお宝。
このTIPTRONICとのおつきあいも気がつけばはや10年。最初はアイドリングトルクが今ほど太くなかったのと、本当の使い方がわかっていなかったせいで、どうコロがしたものかずいぶんと悩んだものですが、距離と時間の問題でした。
Dレンジのまま、2つのペダルのふみ加減一つで、思い通りの変速を行う。このワザを習得してからは俄然やる気が出てしまい、ブレーキパッドにヒビを入れたりしたのもよいオモヒデといふものでしょう(爆)。
これまでは上記のようにシーン限定で乗ってまいりましたけれど、今後はせいぜい頻繁に乗り出してやることにいたしましょうw。
あっ、でも最近、ドイツやフランスへの緊急出張も多いからなあ〜(爆)。
あれが効いているのですね。信号GPでも実感しました。