今日は、突然時間ができてしまったので、しかたがないから(うそうそ)、B子さんに乗って、いつもの新潟県内にある温泉に出向いてまいりますた。連休明けの週末、というわけで、道路は比較的まばらだろう、との希望的観測によるものです。
行きは、下道のワインディングを200kmものあいだに5つほど組み込んでおいて、戻りには高速道路でさらにスス払いをおこなう、というのが密かな作戦でございます。
画像は、関係者のみにわかるポイント(汗)。じつは今を去ること13年前、この場所でゴルフに乗って、大事故を起こしてしまい、相手の方は入院3ヶ月。
9:1で相手方の過失、ということにはなったのですが、自分のクルマで相手にケガをさせてしまったというショックは大きく、その後3ヶ月ほどはおち込んでおりました。
この時に乗っていたのは87年式のゴルフ2。Aさんから譲り受けた、トクイチオート仕立てのバリバリの個体、それも走行17万kmの個体をあえなく廃車にしてしまったショックもそれはそれは大きく、さらに落ち込む毎日なのでした。
と、その場所に、今日はB子さんと一緒にお参りをしてまいりますた。
山を登ったところにある、日帰り温泉を目指してドライブをしていたトヨタターセルが、登り坂で後ろから来たクルマにアオられて、うざかったので無理をして、進行方向右側にあるこの駐車場に無理していったん避難。メーワクな後続車をやり過ごした上で、この駐車場を(車線をまたいで)右折して、ふたたび山を登るか、といって発進したその瞬間に、山を降りてきた私がターセルの側面に激突ののち大破。というわけです。
ターセルはまたミョーなのが登ってこないかどうか、そればかりを気にして、つまり左サイドばかりを気にするあまり、右方向への注意を怠ったのではないか、というのが私の推測ですが、なんともいえません。山を下っている私も、現場付近は高速カーブの連続。速度が知らず知らずのうちに上がってしまい、マージンを取れていなかったのももちろん原因のひとつです。いまにして思えば、タイアのコンディションも良いとはいえなかった。
画像右のガードレールの切れ目から右折して山登りをしようとしたのが相手方。画像右の道路を下ってきたのが私、というわけで、私はターセルを避けようとして間に合わず、衝突ののち路側帯に突っ込んで停止したのでした。こちらは幸いケガなし。助手席の友人がかけていた眼鏡が飛んで壊れた、というから衝撃はさぞかし凄まじかったのでしょう。頚椎捻挫程度でふたりとも収まったのが不幸中の幸いですた。
当時のゴルフ2にはABSやAIR BAG などという近代装備はいっさい搭載されておらず、この事故の反省から、当時の現行車では安全装備最強といわれたVW Poloを買ったのが、つい昨日のことのようでございます(とほひめ)。たしかサイドエアバッグに、レーザー溶接ボディがウリで、このクラスとしては、例外的に安全面にお金を使ったモデルだったのが購入のきめて。
すでに後の祭りもよいところ、ではありましたが、ABSやESPなどのデバイスが搭載されていれば、もしかしてあの事故は避けられたのではないか、とのハンセーからのチョイス。
まあね、ナニゴトにも前向きに対処するのが私の信条ですからして、この事故の経験は忘れることなく、今後も安全運転をつづけて参るといたしましょう(どの口がいってんだい)。
それにしても、この場所に、13年前とほぼ同じ日程で(爆)、VW Beetle、それもトクイチオートのフルチューンで通りがかるなんて、感慨深いです。
今にして思えば、運転フィールはほぼ一緒(事実です)!「あの」ライドが終始提供されるわけですから、そりゃあペースも上がりますって(汗)。
思えば、ゴルフ2からは、別物のようだが、たしかに同系列のまま進化したゴルフ6が中にはいっているビートルでこの場所にいる、ってのもなーんかフシギな感覚っす!ここ数年で開発されて定着したエアソリューションの効果は凄まじく、13年前のゴルフ2で旋回したのと同じコーナーをほぼ2割増しで回ってしまうのが、時代の流れというものでしょうか?
このbeetleは、いたるところにオリジナルのType 1のディテールとオマージュが落とし込まれていて、満足度が非常に高い。ダシルヴァさんの手腕はほんとうに只者ではありません。
ビートル終了後、あきらめてゴルフに乗っていた私にとって、あったらいいな、の代表格に現実に今のれている、ってのはある意味奇跡ですぜ!
もどりの高速で、最新型のミニとバトルになったのですが、まあね~トクイチオートの最新型燃料改質剤をぶち込んである当方といたしましては、こういう瞬間のために新車時から大枚叩いているわけでしてねえ~。
前半の、事故の反省は何処へやらというわけで、まことにお恥ずかしい限りですが、このあたりは排気量やパワーだけでは語れないゾーンといえるでしょう。パワーが同等か下でも、実際の路上で、床まで踏んづけてどうの、というシーンでは、やはりトクイチの整備は光ります。
ミニはおそらく1.6のNAの個体だったと思いますが、前車に阻まれてからのフラットアウトの加速は同等かむしろ上。けれどもそのあとのひと伸びがない。わるいけど、デンキと燃焼、あとトータルバランスの勝負!
こんかい遊んでいただいたのは、急な登りと超高速コーナーの連続に、いくつもの橋がある区間。ということは超高速での段差のいなしも含まれます。最高速度で、このいなしをこなせるかどうか、とそういう課題です。走っていれば、そこらぢゅうにごくフツーに出てくる道ですけれど、速度域が上がるとそれはそれはオソロシー道に化けるんです。
直線区間ではべったりとはりつかれてしまうのですが、旋回部分や、旋回+段差が重なってくると、いつのまにか見えなくなっちゃう(爆)。
B子さんはコーナーの前半からアクセルオンと同時にキョーレツに立ち上がるピックアップで、いちいち燃え切ってる、という印象。つるしのミニには申し訳なかったんですけど、相手がわるい。テイラーメイドとデパートの8階紳士服売り場(完全意味不明)。世の中そういうものです(きつぱり)
おそるべしトクイチオート!目指せ、世界一コンディションっ、と(ハナイキ荒く次号へ)。