ボクスターのキャラクターはフレンドリー、の一言。はじめて乗っても、びっくりするくらいです。おもにRRエンジンを半世紀にわたって巧妙にしつけてきたポルシェならでわのノウハウからくるものでしょうが、70~80年代に云われたミッドシップの固定観念からは別次元のはるかに進化した洗練されたシャーシのポテンシャルがウリ!
乗り心地もよければ、挙動もマイルド。加えてミッドシップ特有の素速い回頭性能がいとも簡単に引き出せる。ワインディングなどできつめのコーナーにアクセルオンで突入して御覧なさい・・・もうね、自分はいつからこんなに運転が上手くなったのか、と容易に勘違いして、シビレますから(死語か)。
RRの911につきものだった、とっつきにくさや空冷時代に特につきまとった神経質な一面がまったくといってよいほどない。加えてデフォルトでついてきちゃうこのロードスターボディに、練りに練ってネガをとこっとんつぶしてある機能的な幌。さらにポルシェのアイデンティティといってよ い、911マスク(フェンダーは997と共用ですからね)とモノブロックキ ャリパー装備の穴あきディスクブレーキ・・・大ヒットとなった理由が容易に理解できる要素満載で、新車でさえバーゲンの上に、ここへきて次世代のPDK=DSGが搭載された進化版モデルがリリースされたおかげで、熟成いちぢるしい987ボクスターが格安で店頭に並んでいる~!
というわけで、964カブリオレからこの道に入った私に、この987ボクスターが響かないわけがない、ってなもんです(爆)。
入手に至った経緯は「加齢なるボクスター」でシツコクお伝えしておりますが、そこへトクイチオートのノウハウでリファインメントを施したのが私のクルマです。どこがどう違うんだい、はやくしろや、とお考えのそこの貴方・・・以下痔号(爆)。
画像はいわずと知れた鉄輪界隈の「ぢごく」のライトアップ(シュミ悪いですね~)に照らされる987ボクスター。まあ、そのボディの美しいこと(ばか)!