黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

一路。

2018-12-19 21:14:48 | Weblog

初冬の読書で「浅田次郎読み尽くしプロジェクト」。現状は2勝1敗です。
まず『壬生義士伝』で鮮やかに1勝。面白かった。悲しい話がベースだが、その上に人間模様の花また花。一種のハッピー・エンドでした。
次、1敗。同じく浅田次郎『終わらざる夏』。これは千島列島の北端にある占守島で、第二次世界大戦が終わったのに攻撃してきたソ連軍(ロシア軍)を果敢に迎撃して、見事に撃破した帝国陸軍の話。史実に沿っています。
しかし、小説は後半になるとゴタゴタ、メロメロに。作者は根気が無くなったのか。ラストは意味不明になっちゃいました。惜しいことです。
2勝目は浅田次郎『一路』。江戸末期の参勤交代を指揮する若侍の話です。テレビドラマになっていたような気がするが、見てないです。
一部を引用。
肴が来た。何であろうかと膳を覗くと、たちまち顔をそむけるほどの異臭が鼻をついた。「腐れ臭いではないか。何じゃ、これは」…
「あら、鮒鮨を知らんかえ」…
一路はおそるおそる、薄く削がれた腐れ魚を口に入れた。…
摩訶不思議なことに、えもいわれぬ極楽の香気が口いっぱいに拡がった。
ということで、鮒寿司が登場します。「極楽の香気」というのは、はたしてそうなのか。前川先生や野田先生は鮒寿司の権威だから、どこがそんなに美味しいのか聞いてみます。
さて曇天で時々小雨も。
12月の最終の週に入っています。間もなく冬期講習会が開幕。
「#記述式」を合言葉に、しっかりと読んで、与えられた資料をよく見て、自分の考えをまとめる。それを文章で伝える。そういうクラシックながら最新スタイルの学習に取り組んできました。もちろん冬期講習会も記述式の道を突き進みます。
おうみ進学プラザは「#記述式」一路。
『一路』の参勤交代の旅は中山道(中仙道とも書く)。そうなると、中山道に沿った教室は特に頑張らねば。守山教室、野洲教室、八幡桜宮教室など。
いや、当然に東海道に沿った教室も、湖西の道に沿った教室も頑張るのです。
いざいざ、皆のもの、冬期講習会の出立でござる。
写真は冬期講習会を前にキリキリ舞いの膳所事務センター。
おうみ進学プラザの教室には、クリスマスの飾りや、クリスマスのネクタイが登場しています。
ラストは、「ええか。クリスマスで浮かれてばかりではダメだぞ」とパワフルに押していく栗東教室・真壁先生。雪だるまが小さく見えます。

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