温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

杖立温泉 元湯・流泉湯・ポンポコ温泉・足湯など

2013年07月14日 | 熊本県
3回連続で杖立温泉の共同浴場を取り上げてまいりましたが、この他にも当地にはいくつかの共同浴場が存在しているのは皆様ご承知の通りです。そこで今回は拙ブログで未掲載の施設を一気に紹介していきます。といっても、今回取り上げる施設では、いずれにおいても入浴することができなかった(あるいは利用しなかった)ため、内容としてはかなり薄っぺらいものとなっております。どうかご了承の程を。


●元湯
 
「薬師湯」前の路地を川へ向かって下って「もみじ橋」を通りすぎ、「露天元湯」と書かれた小さな道標に導かれながら裏路地の階段を下ると「もみじ橋」下の川岸へと出ます。


 
この川岸に面している露天風呂が共同浴場のひとつである「元湯」露天風呂。屋根に覆われているものの川から思いっきり丸見え。しかもお風呂はひとつしか無いので混浴です。大分県天ヶ瀬温泉の各共同浴場を彷彿とさせる佇まいですね。


 
配管から吐出されるお湯は一旦石の鉢に落とされ、それから湯船へと注がれます。お風呂の奥の方には「元湯」と彫られた小さな碑が据え付けられていました。


 
いざ入ろうとすると篦棒に熱くて、爪先すらお湯に入れられません。温度計を突っ込んでみたら55.2℃でした。これじゃ入浴は無理ですね。でもこの程度なら加水すれば大丈夫だろうと考え、周囲を見回して加水できるような水栓やホースを探したのですが、それらしきものは見当たらなかったため、残念ながら今回は入浴を断念しました。元湯は温度が安定していないようですね。


●流泉湯

つづいて「流泉湯」へとやってまいりました。杖立温泉の共同浴場の中では最も目立つ位置に建っているのですが、灯台下暗しというべきか、意外と存在に気づかずに目の前を素通りしてしまうかもしれません。紅色の屋根が探す際のヒント。



杖立滞在中には何度か訪れてみたのですが、その都度入口の戸は施錠されており、利用することができませんでした。とはいえ、こちらの浴場では外来者の入浴を頑なに拒否しているわけではなく、鍵が開いていれば利用することはできるのですが、たまたま今回はそのチャンスに恵まれなかっただけの話です。


●ポンポコ温泉
 
これまで紹介してきた共同浴場の他、当地には「ポンポコ温泉」という謎の施設もあります。杖立川の左岸の道から「御前湯」へ向かう路地に入ってゆくと、その途中に位置しており、路地の入口などには「ポンポコ温泉」の存在を知らせる看板が掲示されています。その看板には「誰でも入れます」と記されているのですが・・・


 
実際に現地へ赴いてみたものの、湯屋に設けられいる2つの扉は、昼・夕方・夜・朝、どの時間帯に訪れても施錠されたままで、「誰でも入」れない状態でした。後日ネット上でこの施設について調べたところ、ここを訪れた方のほとんどが私と同じく施錠に阻まれて利用できず仕舞いであったことが判明。一体この温泉はどんなところなのか。どのような方法ならば利用できるのか。謎が深まるばかりです。


●蒸し釜
 
地熱資源の豊富な杖立には随所に温泉熱を活用した「蒸し釜」が設けられていました。この画像は川原にある公共駐車場の隅っこに設けられているものです。地獄蒸しビギナーな観光客にもわかりやすいように、食材別の蒸し時間が案内されています。この釜は誰でも無料で利用することができますが、旅館の敷地内(駐車場など)にあるものは宿泊客以外利用不可だったりしますので注意を要します。


 
観光用のみならず、こうした地元民専用の蒸し場もあるんですね。地元の生活にとっては温泉が不可欠であることを教えてくれる風景です。


●足湯
 
温泉街の公共駐車場に隣接した公園には、大きくて立派な足湯施設「御湯の駅」があり、誰でも無料で利用することができるんですね。



自分の健康を祈願して「湯かけ童子」にたっぷりお湯をかけます。



多種多様な足湯が用意されており、槽の形状の違いもさることながら、単に足をお湯に浸すのみならず、足裏のツボを刺激することができる歩行湯まで設けられていました。こうした施設は温泉資源が豊富だからこそできるのでしょうね。




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杖立温泉 さくら湯

2013年07月13日 | 熊本県
 
杖立温泉の共同浴場には前々回取り上げた「御前湯」や前回の「薬師湯」のように、外来者に対して比較的オープンなお風呂もあれば、原則的に地元住民専用の浴場もあり、後者に属する浴場は鍵が掛かっている場合が多いため、その全てを制覇(訪問利用)するのは名うての温泉ファンにとっても至難の業であります。しかしながら、ひょんなことから幸運にもその地元住民専用に属する「さくら湯」に入浴する機会を得ましたので、今回レポートさせていただきます。場所はあまりにもわかりやすい、車で訪れる外来者が最も立ち寄りやすいところでして、ある意味で目立つ場所に位置してるのですが、あまりに渋い建物であるために、多くの方はそこが共同浴場であるとは気づかないかもしれません。



でも湯屋の前には杖立名物の「蒸し釜」やお湯汲み場もあるので、探す際にはこれが目印になるかもしれませんね。


 
建物の左右に扉があるのですが、男女の区分が表示されていないため、私のような初見の者にとってはどちらに入って良いかわかりません。尤も利用者は限られているのでわざわざ区別を表示する必要性がないわけですが、実際には「さくら湯」の扁額がかかっている方(向かって右側)は女湯で、その反対側の扁額が無い方(向かって左側)が男湯でした。


 
入口内側のすぐ左手に金属製の料金箱が取り付けられているので、こちらに100円を納めます。荷物や衣類を入れる籠は壁に掛かっています。とてもこぢんまりした造りでして、当然のことながら脱衣エリアと入浴エリアが一体化している伝統的な共同浴場スタイルです。なお脱衣エリアには棚などは無いため、荷物(籠)はベンチの上に置くことになります。


 
2人サイズの浴槽がひとつがあるばかりの、化粧っ気が全く無いスッピンのお風呂。床も浴槽もコンクリ造で、床には滑り止めと装飾性を兼ねて小石が埋め込まれていますが、浴槽はコンクリ打ちっぱなしです。夜になれば男女両浴室の間に設置された電球ひとつがボンヤリと湯船を照らすのでしょう。山側は崖の擁壁をそのまま壁にしているような感じですね。


 

湯船にお湯を張るための水栓は常時「閉」にしておき、利用時のみ利用者が各自でバルブを開いてお湯を出します。源泉温度がほぼ熱湯に近い激アツであるため、バルブを開けっ放しにすることができないんですね。実際にバルブを開けてみますと、手拭いが巻かれた湯口からは92.5℃という熱湯状態の源泉が吐き出されました。このお湯に触ったら火傷を負うこと必至ですので要注意。
お湯は無色透明ながらごく僅かに白く霞掛かっているようにも見え、杖立名物の蒸し釜から香るような弱い刺激のある硫黄臭がほんのりと漂い、口にすると甘い硫黄味が感じられました。源泉投入量の違いによるものか、あるいは浴槽の小ささゆえか、匂いも味も「御前湯」や「薬師湯」よりもはっきりしており、食塩泉らしい弱ツルスベ浴感もしっかりと肌に伝わってきました。


温泉分析表掲示なし(ナトリウム-塩化物温泉)

場所の特定は控えさせていただきます。

利用可能時間不明(普段は施錠されています)
100円
備品類なし

私の好み:★★★
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杖立温泉 薬師湯

2013年07月12日 | 熊本県
 
杖立温泉の(杖立川)下流側に架かる「もみじ橋」という人道橋には屋根が掛けられており、その屋根には絵馬がたくさん提げられています。絵馬の形には魚やハートなどいろんなタイプがあり、健康や恋愛・学業など当地を訪れた観光客のいろんな願いがしたためられていました。



杖立温泉の裏路地である「背戸屋」には随所にこのような水場が設けられており、情緒溢れる風景に潤いを添えていました。



「もみじ橋」から日田街道へ向かって裏路地の階段を上がってゆくと、路傍に双体道祖神と竹灯りを発見。思わずカメラを構えたくなっちゃいます。



道祖神の隣に建つ「東林琉璃堂」(薬師堂)は空海を祀ったお堂なんだそうです。かつてこの地を訪れた弘法大師(空海)は、自分が持っていた竹の杖を温泉に立ててみたところ、節々から枝や葉が生えてきたため、杖立という地名が生まれたという伝説も残っているんだそうです。弘法大師が温泉の縁起にかかわってくる温泉地はこの杖立のみならず日本各地にたくさん見られますね。



東林琉璃堂が2階だとすれば、同じ建物の1階にある、唐破風と扁額がよく目立っている共同浴場が今回取り上げる「薬師湯」です。


 
入口の戸を開けると玄関ホール的な薄暗い空間となっており、室内にはムンムンとした熱が妙な感じで籠っていたのですが、ちょうど戸を開けた目の前には分湯枡と思しきコンクリ枡が据え付けられており、ここから発せられる熱が暑さの原因なんだろうと思われます。



腰掛けの上にはなぜかたくさんのクレンザーが。


 
さて男湯の浴室へ入室です。とても古くて渋い佇まいの木造建物ですが、そんな古色蒼然とした雰囲気を払拭するためか、壁面には明るい水色のペンキがベッタリと塗られていました。共同浴場界の大屋政子と呼びたくなるような、建物の歴史と釣り合っていないキッチュな明るさの塗装を見た時には漠然としたモヤモヤ感が自分の中で湧き上がってきたのですが、脱衣して掛け湯をしているうちに、いつの間にかこの不自然な明るい色彩に違和感をおぼえなくなっていることに気づき、視覚効果としてリラックスをもたらす青によって、実は不自然ではなくて奇妙な調和を生み出していたのではないかと、今さらながらに実感させられました。
壁には「温泉六戒」と題された入浴に関する6つの注意が、イラスト付きで貼りだされています。


 
浴室と脱衣室が一体化している伝統的な共同浴場スタイルを踏襲している室内。料金箱は浴室内にありますので、入室後に代金を納めることになります。すのこ敷きの脱衣スペースはかなり狭く2人同時に着替えようとするとちょっと窮屈かも。脱衣棚も一つ一つが小さく16マスしかありません。限られた人向きの浴場であることが、その造りからよくわかります。


 
入口すぐ横に桶専用の棚が用意されているのが「薬師湯」の特徴のひとつ。桶を使ったらちゃんとここへ戻しましょう。


 
浴槽は3人サイズで、縁には石材が用いられており、槽内はタイル貼り。温泉成分の付着によって浴槽全体(特に縁の石材)は白っぽくなっていました。湯口からは触れないほど熱いお湯が注がれており、源泉だけでは熱すぎるために湯口の上から水道の水も同時に投入されています。お湯は無色透明でほぼ無臭、薄い塩味を帯びています。前回の「御前湯」では投入量を絞りすぎていたために残念な湯加減となっていましたが、こちらは加水のおかげもあってしっかりとした量の源泉が投入されており、湯船は古い共同浴場らしいちょっと熱めの湯加減がキープされており、浴槽縁からもお湯がふんだんにオーバーフローしていました。
渋い共同浴場が好きな御仁にはたまらない佇まいの共同浴場ですね。


温泉分析表掲示なし

熊本県阿蘇郡小国町下城
杖立温泉観光協会HP

7:00~20:00
200円
備品類なし

私の好み:★★★
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杖立温泉 御前湯

2013年07月11日 | 熊本県

今日から数回連続で熊本県杖立温泉を取り上げてまいります。杖立川の谷間に20近い旅館が建ち並ぶ当地は、川沿いの開けた温泉地らしい景観も良いのですが…



山と川に挟まれた狭隘な土地で、旅館や民家などが犇めき合いながら甍を競っており、その建物の間をすり抜けるように伸びている裏路地がとっても魅力的です。杖立では裏路地のことを「背戸屋」と呼んでいるんだそうでして、昭和の情景がプリザーブドされたレトロな風情の「背戸屋」は、どこを切り取っても非常にフォトジェニックです。


 
階段を上がっていると、頭上から「ミャー」と鳴き声が聞こえてきたので、その方向を見上げてみますと民家の小窓からニャンコがこちらをじっと見つめていました。



階段を上り詰めたところに鎮座しているのは薬師堂。


 
薬師様の手水の傍にもニャンコが逍遥していました。猫が似合う街並みです。


 
そのお薬師様の近くに建てられている共同浴場「御前湯」に入ってみることにしました。杖立温泉には数軒の共同浴場があるものの、全てが外来者に対してオープンな訳ではなく、一部施設は常時施錠されているため外来者にとっては利用するハードルが高かったりするのですが、この「御前湯」は観光客に対して開かれている共同浴場であり、路地の随所にも位置を指し示す看板が掲示されているほどです(他の共同浴場には案内がないため探すのに苦労します)。


 
杖立温泉の共同浴場は全て無人ですので、自分で料金箱に所定の金額を投入してから浴室へと入ります。外観からしてこぢんまりとした湯屋であることに想像は難くないのですが、入口の引き戸を開けるとすぐ目の前に脱衣室の棚が迫っており、しかもその棚も4つしか無く、想像以上のコンパクトさに驚いてしまいました。脱衣室内はすのこ敷きで、床以外の室内全面にニス塗りの木材が用いられています。下足場すら確保できない狭さゆえ、靴は玄関の外の邪魔にならないところへ並べておきました。


 
浴室は上部が木材むき出しで、下部がピンク色のタイル貼り、天井の湯気抜きは採光のためガラス窓になっていました。男湯の場合、室内右側にスパウトのみの混合栓が2基並んでいるのですが、訪問時はお湯のコックを開けてもお湯は出ず、冷たい水しか吐出されませんでした。


 
タイル貼りの湯船は2人サイズで、縁に用いられている石材には温泉成分が付着したためか白く染まっていました。奥より突き出た配管から激熱のお湯がチョロチョロと落とされています。源泉温度があまりに熱すぎるため投入量を絞って温度調整しているのでしょうけど、この時は絞りすぎのために却って湯船がぬるく、かといって湯口の配管にコックのようなものが見当たらないため自分で投入量を増やすこともできず、仕方なくぬるいお湯に我慢して入りました。
お湯は無色透明でトロミがあり、タマゴっぽい硫黄の味と匂いが少々、そしてごく薄い塩味が感じられます。湯船の中ではツルスベ浴感の中に引っかかりも少々拮抗していましたが、全般的にはツルスベの方が優っていました。



湯船にはこのように黒く硫化した水栓もあるのですが、両方共コックを捻ってもうんともすんとも言わず…。お湯の投入量の調整は地元の方が行うのでしょうから、ご近所の方にその点について伺えば良かったのかもしれませんが、生来の恥ずかしがり屋さんである私は一言も言い出すことができず、ぬるいお湯に浸かり続けたのでありました。


温泉分析表掲示なし

熊本県阿蘇郡小国町下城
杖立温泉温泉観光協会HP

8:00~21:00
200円
備品類なし

私の好み:★★
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寺尾野温泉共同浴場 薬師湯(2013年5月再訪)

2013年07月10日 | 熊本県
初夏の某日に熊本県・小国エリアの温泉を巡っているとき、どうしても1軒の共同浴場を再訪したくなり、予定を急遽変更してその場所へとレンタカーを走らせたのでした。その場所とは…



ここがその共同浴場の入口に当たるところです。ちなみに前回訪問した時のレポートは4年前に拙ブログにアップしております(その時の記事はこちらです)。地理的感覚には自信のある私は今回地図やナビなどを使わず、迷うこと無く一発で辿りつけました(ただ自慢したいだけ)。当時と全く変わらない景色にまずはホッと一安心。まさかこの先に温泉があるなんて、普通の方なら知る由もありませんね。


 
谷あいの傾斜地に拓かれた棚田では田植えの真っ最中。機械が入れないためか、ご夫婦が手で直接植えていました。麗しい農村の風景であります。


 
田んぼを抜けて歩道を歩き、山林の中にひっそりと佇む浴場に到着。
このロケーション、たまりません。胸がキュンキュンします。


 
浴室も以前と全く変わらない佇まいでホッと安心。しかも無人施設とは思えないほど綺麗に維持されており、地元の方のご尽力には頭が下がるばかりです。室内に漂う淡いタマゴの香りにうっとりしながら、料金箱に100円を納め、浴室最奥でお風呂を見守る薬師像に合掌してから、いざ入浴。


 
タイル貼りの湯船は二分割されています。手前側(脱衣棚側)は女湯と一体化しており、奥側(湯口側)は男女がそれぞれセパレートされています。手前・奥ともに2人サイズでほぼ同じ大きさです。


 
サンゴのような半透明の石のような析出がこびりついている湯口からは、40.3℃というややぬるめのお湯が滔々と落とされています。



湯口のお湯が初めに注がれる奥側(湯口側)浴槽の温度を測ってみたところ、38.9℃でした。昔ながらの共同浴場ゆえに加温加水循環消毒など一切無縁の完全掛け流し。湯口でやっと40℃を超える程度の温度ですから湯船ではそれ以下に冷めてしまい、冬ではちょっとぬるすぎるかもしれませんが、夏に入ると最高の爽快感が得られるので、暑い時期の入浴がおすすめ。なお浴槽底の隅には灰色を帯びた粉状の湯の花が沈殿し、湯中でも少々浮遊していました。



奥側浴槽のお湯を受ける手前側浴槽では更に下がって37.6℃でした。でもこの不感温度帯のお湯って、入りしなこそぬるいものの、体には負担が少ないため、いつまでもじっくり長湯できちゃうんですよね。しかも入浴して副交感神経が働くのは唯一この温度帯だけです(不感温度以外は熱くても冷たくても交感神経が働きます)。つまりリラックスするにはこの温度帯が最適なんですね。

お湯は無色澄明でほんのりと芳しいタマゴ香を放ち、口にするとタマゴ味や石膏甘味が感じられ、お湯に体を沈めると心地良いツルスベ浴感とともにトロミもあり、とても優しい感覚に包まれます。不感温度とその浴感の相乗効果によって、ついつい眠くなってしまうこと必至。まさにまどろみの湯です。さらには湯上りも爽快。ぬる湯好きな方でしたら訪問必須の素敵なお湯です。風情といいお湯といい、私個人としては全国でも屈指の極上共同浴場ではないかと思っております。
そういえば、ここから川を下ったところには大量のぬる湯が浴室で洪水状態になっている名湯「奴留湯温泉」がありますが、この温泉や奴留湯は似通ったお湯ですから、もしかしたら両地点には共通する湯脈があるのかもしれませんね(あくまで素人の勘繰りにすぎません)。


硫化水素泉
34.4L/min(この他のデータ掲示なし)

熊本県阿蘇郡の某所(場所の特定は控えさせていただきます)

入浴可能時間不明
100円
備品類なし

私の好み:★★★
コメント (4)
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